ご機嫌よう
どうぞよしなに
逍遥です
逍遥的♪2021洋楽ベスト⑩
⑩位↓ Get Sun / Hiatus Kaiyote feat. Arthur Verocai
※2011年にオーストラリアのメルボルンで結成。
メンバーは
Naomi Saalfield (ナオミ・ザールフェルト)ことNai Palm (ネイ・パーム)…ボーカル、ギター
Paul Bender (ポール・ベンダー)…ベース
Simon Mavin (サイモン・マーヴィン)…キーボード
Perrin Moss (ペリン・モス)…ドラム
の4人組。
6月25日に6年振りのアルバム「Mood Valiant」をBrainfeederからリリース。
この曲はそのアルバムに収録されています。
YouTubeにMVも存在しますがOfficial Audio版のほうが音が良いのでこちらを。
⑨位↓ Jean-Marie / Pomplamoose
※Scary Pockets、Scary GoldingsのJack Conte (ジャック・コンテ)とNataly Dawn (ナタリー・ドーン)による夫婦ユニット。
2008年に結成。結婚したのが2016年なので夫婦歴よりPomplamoose歴のほうが長い。
Jack Conteは1984年7月12日生まれでカリフォルニア出身。
Nataly Dawnは1986年10月29日生まれでカリフォルニア出身でありヨーロッパで幼年期を過ごしている。
グループ名はグレープフルーツを意味するフランス語Pamplamousseのスペルミスが由来。
⑧位↓ Parabens / Tom Misch feat. Marcos Valle
※1995年6月25日生まれでロンドンを拠点に活動。
ギターがメインのマルチプレイヤーでプロデューサー。
イギリスがロックダウン中の昨年3月にQuarantine Sessions (隔離セッション)というプロジェクトをスタート。
今年9月3日にそれらをまとめたアルバム「Quarantine Sessions」を突如リリース。
そこに収録されているこの曲のオリジナルはブラジルのMarcos Valle (マルコス・ヴァーリ)であり、ご本人とのセッションになっておりTom Mischはギターとループマシーンで参加。
Tom Mischの魅力は音の余韻。
⑦位↓ Babayaga / Philip Lassiter feat. Mariah Meshae , David Paich
※テキサス出身でロサンゼルスを拠点に活動するトランペット奏者。
Prince and the New Power Generationでのホーン部隊NPG Hornzの元リーダーとしても活躍。
6月4日にリリースされたアルバム「Live In Love」にこの曲は収録されています。
⑥位↓ Say Something / Emma-Jean Thackray
1989年イギリスのヨークシャー生まれでロンドンを拠点に活動。
トランペットがメインのマルチプレイヤーでありボーカル、DJ、プロデューサーでもあります。
7月2日にリリースされたデビューアルバム「Yellow」に収録されているこの曲のMVは1976年に公開された映画Logan's Run (2300年未来への旅)のオマージュとなっており、Emma-Jean Thackray (エマ=ジーン・サックレイ)はNirvana (ニルヴァーナ)のKurt Cobain (カート・コバーン)を模して出演しています。
曲自体もスタート地点と全然違う着地点で終わる感じで不思議。
⑤位↓ Hits! / Henry Solomon & Logan Kane feat. Louis Cole & Dennis Hamm
※Henry Solomon (ヘンリー・ソロモン)は1998年生まれでロサンゼルス在住のサックス奏者。
Logan Kane (ローガン・ケイン)はロサンゼルスのベーシストで作曲家。
Dennis Hamm (デニース・ハム)はロサンゼルスのジャズピアニスト。
Louis Cole (ルイス・コール)はドラムがメインのマルチプレイヤーでsswでプロデユーサー。
1月26日にリリースされたアルバム「Outside World 2」にこの曲は収録されています。
④位↓ Buddy / T.Nava feat. Rae Khalil , Free Nationals , Black Nile & Chris Dave And The Drumhedz
※Silk SonicのAnderson. PaakがロサンゼルスのアンダーグラウンドシーンでBreezy Lovejoyという名前で活動している頃にRon Avant (T.nava)と出合い意気投合し一緒に活動し始める。
Breezy LovejoyからAnderson. Paakに改名するときにライブバックバンドにFree Nationalsという名前がつく。
そのFree NationalsのキーボードがT.Navaです。
その後Free Nationalsは2019年にいちバンドとしてデビュー。
おそらくRon AvantのAvantの部分を逆から読んでT.Navaとしたと思われる。
③位↓ Altitude / Nate Smith + Kinfolk feat. Michael Mayo + Joel Ross
※1974年12月14日生まれ、バージニア州出身のドラマーで作曲家。
VulfpeckのサイドプロジェクトThe Fearless Flyersのメンバーでもあり、ジャズ、ファンク、ロック、ヒップホップなどジャンルを横断するドラマーです。
10月8日にリリースされたアルバム「Kinfolk2 See The Birds」に収録されているこの曲は声に意味を持たせず楽器とイコールな関係にしたことにより声という楽器の素晴らしさを再発見できます。
やっぱり打ち込みより楽器のほうが断然好き。
②位↓ Jump / DOMi & JD Beck
※DOMiことDomitill DegalleとJD Beckによる2人組ユニット。
DOMiはフランスのナンシー出身で2000年3月3日生まれ(21歳)のキーボーディストで作曲家でプロデューサー。
JD Beckはテキサスのダラス出身で2003年5月3日生まれ(18歳)のドラマーで作曲家でプロデューサー。
Silk Sonicの曲SkateにはBruno MarsとAnderson. Paakを含め6人のソングライターがいますが、
DOMiとJD Beckもその6人のソングライターの中の2人だったりします。
①位↓ John L / black midi
※2017年ロンドンで結成。
メンバー全員20代前半の若手バンド。
前作Schlagenheimの制作では長時間のインプロヴィゼーション(即興演奏)で最高の音楽ができるとしていましたが、
5月28日にリリースされたセカンドアルバム「Cavalcade」ではより劇的で爆発力のある作品の為にメンバーそれぞれが自宅で作曲したものをセッションしてレコーディングするスタイルに変更。
そのアルバムに収録されているこの曲は恐ろしい緩急、緊張と緩和というより緊張と狂気が絶え間なく押し寄せてきます。
若くして破壊と再構築ができる…現状維持ではなく道なき道を進むアーティスト。
リミッターの外れたスタジオライブ版のJohn HellというのもYouTubeにありますので是非。
現場からは以上です