くるりのハイウエイの歌い出しを超える曲なんてこの世にないと思ってました。
「おへその国からこんにちは」という、唯一無二の一曲を聴くまでは。
旅に出ました。
理由はだいたい四個ぐらいで、一つ目はハロコンです。
なんて希薄な人間なんでしょうか。
目的地は大阪です。
と、いうわけで誰も求めていない「僕と大阪」について語らせて頂きます。
生まれも育ちも大阪南河内。
ダルビッシュの家が近所にあります。
面識はもちろんありません。
とっておきの真莉愛さまへの握手ネタとして暖めてますが、握手する機会が全くありません。
そんな南河内。
ダルビッシュの言動からもお判りになるとは思いますが、とてもお上品で高貴な地域です。
藤井寺球場(チャリで15分ほど)に響き渡る紳士淑女の温かい声援が今も忘れられません。
まあ、余所者はやいやい言いよりますけど、ゆうたら単なるイナカですわ。
ちょっと言葉遣いが荒いだけですわ。
泉州モンみたいに、ちょっと発展してる癖にヤンチャばっかりしよる根っからのアカン地帯とはちゃいます。
一緒にせんといて欲しいですな!
と、河内と泉州(岸和田とか和泉とか)には微妙な壁があります。
青森県における南部と津軽、長野県における松本と長野…程ではありませんが。
ちなみに、どちらも北摂(高槻とか吹田とか)は相手にしません。
負けるから。
閑話休題。
大阪は、商業で成した街であって「民」が作り上げたと言われとります。
大阪の中心部を縦横無尽に流れていた大小の河川に架かっていた橋の中にも「民」が架けた橋があったりしたそうです。
そして、ターミナル駅を中心とする賑わいの創出も、阪急の小林一三が切り開いた梅田(特に茶屋町一帯)に代表されるように、私鉄主導で行われていきました。
自分の住んでいた近鉄南大阪線沿線にとってのターミナル駅、大阪阿部野橋駅の周辺もその一つです。
最近ではキューズモールに始まり、and、ハルカス等々、トレンドに乗っかった施設が数多く建てられています。
が、ほんの10年前までは、胡散臭い街並みの広がる、ある種の人にとってはとても魅力的なエリアでした。
現在、キューズモールの北端となっている一角、かつて「あべの銀座」と呼ばれた商店街がありました。
その商店街に入って少し、左に曲がるとグリルマルヨシという洋食店がありました。
現在も場所を変えて営業していますが。
正直ちょっと入りにくい雰囲気でしたが、トビラを開けるとおっちゃん、おばちゃんがワイワイと楽しそうに食事をしているような、とても良い空間でした。
そして名物のロールキャベツはとても濃厚で上品な味でした。
更に年末やった事もあってなのか、会計の際に卓上カレンダーまでくれました。
はじめて行ったのに。
で、この話を思い出してるうちに「やっぱり大阪好きやなあ」と思うた訳です。
気軽に行ける、別に肩がこるような雰囲気ではなく、でも提供されるコンテンツは物凄いこだわりがあって。
それやのに、そんな物凄いこだわりを感じさせないフランクさ。
そういう「場」ってとても素敵やなと思う訳です。
で、自分がアイドルに求めてるのって、そういうのかな?と思ったんですが。
れなこヲタになるきっかけって、ただ単なる「かわいい…」だけで深いことなーんにも考えてなかったなと。
いま思ってみれば、ハロプロ研修生って現場はどストライクやったんちゃうかなと思うんですけども。
引き寄せられたのは偶然なのか必然なのか。
長々と書いた挙句、研修生オチ!
悪文極まりなし…笑