野獣のようなショーン・コネリーが見所。妙に女性の露出が多いエロティックなSF。
もうこのような映画を公開することはできないのではないかと思う。少なくとも大衆向け、ファミリー向けではない。
というのも、ショーン・コネリーが無気力の女のおっぱいを揉みしだいたり、勃起テスト(?)のために、ローションまみれのおっぱい映像を見せられたりと、色々とフリーダムな映画だからだ。
しかし、真面目な側面もある。管理社会、永遠の生命、合議制など、人間と社会との関わり合いについてなどの問題提起もみられる。
全体を通して、人間にとって真の楽園とは何かという問いかけにもなっている。
野蛮で醜い部分や、エロティックな部分というのは、どんなに排除しても、排除しきれない人間の本質的なものなのだろう。
現代ではインターネットの発展に伴い、小さな子供でもそういった排除してきた部分を容易に閲覧できるようになった。
これは映画の警鐘とは真逆の発展であるが、丁度良いバランスというのは時代の価値観によっても変わるものだし、線引きは難しい。
劇中にでてくる、指輪型の通信装置は、使用する者が質問すればその答えを回答してくれるという優れものであるが、これはスマートフォンの音声認識の予知とも考えることができる。
ディストピア映画として、間違いなく名作(迷作)に入るであろう作品。
《関連作品》
リベリオン(2002年)
イーオン・フラックス(2005年)