幻想科学映画館α SF映画大全 -16ページ目


クリスチャン・ベールのガンアクションが格好良いSFアクション。未来の管理社会下では、書物を読むこと、さらに感情を抱くことさえ禁止されている。人間に怒りや悲しいみがない分、戦争も起きない。配給されている薬によって、感情が抑制されている。楽しさや、喜びと争いは表裏一体なのだというメッセージにも捉えることができる。一方では、小さな政府と大きな政府の問題にも通じるテーマである。

カンフーと銃の撃ち方を融合した「ガンカタ」と呼ばれる型が新しい。とはいえ、ゲームのような弾切れなし、弾無限や無敵状態を実写化するにはどうするか? といった発想から生まれた苦肉の策であるのかもしれない。

感情を出したら逮捕されるという設定はゴダールの『アルファヴィル』、本を読んでいる人間を取り締まるという設定はフランソワ・トリュフォーの『華氏451』から影響を受けているのだろう。