前回のあらすじ






ついに魔王城にたどり着いたでんさま。とらわれのにゃんこたちを開放する事ができるのか!




はたまた魔王に世界の半分をもらって魔王の手先になってにゃーたちと一生幸せに暮らすのか。




それもいい。。(/ω\)






紫色のオーラと共に、表れたのは・・・・




ま、魔女!




ば、ばかなー魔女といえばボスの補佐的存在で、前半は余裕ぶっこいて勇者達を苦しめるが




なんか切羽詰ってきてから、慌てていろんな事をして、最後になんか色々入った自分のつぼに落ちて




溶けて死ぬ役目のはず!




と、物語を繰り広げていると






「はいココ座ってー」






と先程まで、魔王が座っていた魔王椅子に促された。




魔王椅子からは謎のコンセントがでており、接続はされていなかった。






~つかれたので魔王編はここで終了 爆~






「ちょっと。繋がってないじゃない。なにやってん」




『今さっき抜いたから、だいじょうぶやって』






ってーそういうことは小声でやってもらえませんかー!




いったいなんのはなしー!




とおもったら、なんてことはない椅子のヒーターでしたw






「んで、きょうはどうするん?」




といわれ、どの床屋でも言っているように






でん「襟足が気持ち悪いので短めにしてもらって、全体的に短くしてください。あともみあげはそのままで~」




とつたえると、ふんふん頷いて、






「んーうしろは刈り上げると若い子はおっさんになるから、すく感じのがかっこええとおもう。




全体的というとー前髪とか自然な感じ?立てるの?若い子は自然なかんじのがおばちゃんかっこええとおもうわぁ。もみ上げは全部残す?自然な感じに残す?全部残すと横とバランスがへんやから自然のがかっこええと・・(略)」






でん「ええw、えっとじゃあそれでw」




と事前打ち合わせというか、選択肢は出るけどおばちゃんの意見で収まる会話も済み、




チャキチャキ開始。そして私の大好きな観察が始まりましたw






魔王の部屋(もういらん?w)はまさに昭和中期!パネル式の値段表。もちろん鏡越しに見ることなんて意識していないので字もつぶれてさっぱりわかんねwハトがでてこないハト時計wもちろんちゃんと時は刻んでいる。




鏡の横の棚には、整髪料やシャンプーリンスなど見たこともない使いさしがずらり。使われなくなって久しそうなパーマ機?頭にかぶせるでかいヤツなどなど。見所満載w




そして、いつのまにか魔じいちゃんが戻ってきていて、殺人事件のクライマックスを鑑賞していた。




そこへ娘さん(っていっても40代)が私のことは見えないかのように、普通におばあちゃんと世間話開始w




裏の子が挨拶に来たのに、おじいちゃんたら顔を覚えていなくて、話がかみ合わなかったわ!




おじいちゃん先に御飯食べといてー。さっき焚いてた芋とかあるやろー。




おじいちゃん、んーとか、あーとか言いながら素直に小あがりへもどり、チャキチャキ、じょろろろー




と御飯の用意の生活音がw




って!殺人事件の最後の追い込みのシーンですけどいいんですかー!




犯人に何故そんなことしたんだ!という動機の部分ですよ!






すると、きびすを返しこちらへ。






ピキュリリイイン←ニュータイプ覚醒音






はっ!そうか!用意するだけしてから!最後を見届けに!




さすが年の功!!






てれび プチ






なぁー!エコですか!もういいんですかー!御飯のときはテレビを消しなさい!っていう事ですねー!




ていうかあーー!わたしがきになるんですけどおぉ!犯人は何故、たけしさん(仮名)を殺害したのおおー!!






と人知れずがっかりしていたら、結構さくさく断髪の儀を終えていた。




おばあちゃんは40年以上ココに済み、お客さん相手してきたらしい。むかいのたこ焼きやサンは娘さんが経営しており、そこのお客さんが床屋に顔を出して用件を言うときがあるらしい。最初のやり取りはこれだったのね~と納得wそして髭剃り、洗髪整髪など一連のことが済み、お代金支払に。




するとおばあちゃん。今回は二千円でいいよ!と。




通いなれた子達なら、だいたい気持ちが分かってその通りにできるけど




お初の人はそれを理解するのが難しいので、気に入ったらまた来てよ。




という切符のよさから来る発言でした。私は多少遠慮しましたが、




「むかいのたこ焼き買って行きますね!ありがとう!」




と気持ちよく挨拶し、魔王の間を後にしました。






でも・・・正規の金額はいくらだったんだろうか。




大きな謎を残して冒険の幕を下ろした。






Fin