タクシーの忘れ物防止システムの試験運用 | 入れ歯(義歯)・ブリッジ

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[タクシーの忘れ物防止システムの試験運用]

(FNN‎  2013年10月3日)


2012年の1年間で、タクシー内に忘れ物をしたという問い合わせが、東京
都内だけで5万3,300件にのぼった。

うっかりやってしまう、タクシーでの忘れ物。
ある画期的なシステムで、その心配なくなる可能性がある。
「ついうっかり」、「急いでいたから」という理由でなくならないのが、
忘れ物。
特に忘れ物が多い場所といえば、タクシー。
街の人からは、「タクシーとかですね」、「よくタクシーの中に忘れちゃった
りとか」といった声が聞かれた。


しかし、そんな忘れ物を防止する世界初のシステムが、3日から試験運用
された。
忘れ物防止システムの搭載されたタクシーは、見た目は全く普通のタクシー。
しかし、スマートフォンを置き忘れると、タクシーから警報音が鳴った。

忘れ物を教えてくれる秘密は、車内のカメラにあった。
後部座席周辺を監視しているこのカメラは、忘れ物がない車内の状態を記憶
している。
そして、乗客が忘れ物をして、車から降りると瞬時に映像を解析。
警報音で忘れ物を知らせてくれる。

タクシー大手「kmグループ」の国際自動車が、システム会社と共同開発した
この忘れ物防止システム。
このシステムを開発した、イデアクロスの中嶋公栄社長は「プライバシーに
配慮して、お客様の顔ですとか、お姿がくっきり映るといったものにはなって
いない」と話した。

このシステムは、1台およそ5万円。
それでも導入する背景にあるのは、忘れ物の増加。
都内の忘れ物が集まる警視庁の遺失物センターでは、3カ月分の拾得物が保管
されており、傘だけで7万本以上あるという。

ほかにも、入れ歯や松葉杖なども忘れ物として届けられているという。

東京都内だけで、2008年には、およそ4万8,600件だったタクシーの忘れ物の
照会件数は、2012年、5万3,300件にまで増加している。

イデアクロスの中嶋社長は「タクシーの中に、非常にスマートフォンを
はじめとした忘れ物が多い」と話した。
爆発的に普及したスマートフォン。
しかし、従来の携帯電話に比べて薄くなったうえに、ストラップもつけられ
ない機種が多く、いつの間にやらポケットからするりと落ちていることも。
いまや、タクシーでのスマートフォンの忘れ物は、都内で年間1万件近くに
のぼるという。
特に、タクシーの中では、座席や床が柔らかいため、スマホが床に落ちても、
ほとんど音がせず、夜だと床に落ちれば、ほとんど見えないこともある。

もちろん、今回の忘れ物防止システムは、そんな見えにくい場所でも大丈夫な
ようになっている。
忘れ物をとらえるカメラは、運転手の上だけでなく、運転席と助手席の下にも
配置。
たとえ、暗い床でも忘れ物をばっちり感知する。
また、カメラはトランクの中にも設置されているので、ほとんどの忘れ物を
カバーすることができるという。

この会社では、来春からグループのタクシーおよそ3,200台に搭載予定。
ほかのタクシー会社への販売も検討するという。




http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00255087.html