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【和魂漢才鍼灸】中級コース 8月度の学び

こんにちは。

和魂漢才鍼灸の岡井志帆です。

 

 

中級コース 8月は、「背候診」です。

 

昨年の、ビギナーコースで

基礎は学びましたが、

今回はよりレベルアップを目指します。

 

 

背中とお腹を対比させて、

1、兪穴の意味、

2、経絡の流れ、

3、治療法など

考えていきました。

 

 

また、東洋医学の考え方である、

「陰中に陽があり、

 陽中に陰がある」

これを、より意識するのに

いい内容でしたね。

 

 

師匠に教えていただいた、

「背中の膀胱経を使って治療する」

意味もお話しさせていただきました。

 

 

何となく背部兪穴を治療するのではなく、

意味を知った上で治療することで

より効果が出せると思います。

 

 

お腹の治療、

背中の治療ともに、

より深められたのではないでしょうか?

 

 

そして、実技では

一本の鍼を大事に刺鍼することを

意識した練習をしました。

 

 

まずは、治療穴を探すのですが、

みなさん普段の臨床では、

背部兪穴をひとつひとつ診ていき

圧痛を出していくことはしていないようでした。

 

経穴の反応をとるのにも

四苦八苦。

 

 

椎間を数えるのも、

慣れるまでは時間がかかります。

 

 

日々、こつこつと練習を

積み重ねていくことで

出来るようになります。

 

 

次回お会いしたときには、

スムーズに出来るようになっている

姿を見せてくださいね

 

みなさんの成長を楽しみにしています。

 

 

 

和魂漢才鍼灸

岡井志帆

背中の経穴を使って治療するために大切なこと!

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こんにちは!
和魂漢才鍼灸の濱田貴之です。

今回は、僕自身が背中の経穴を使って治療するためにとても大切だと思っていることを書いていきますね。


それは…


椎骨をどれだけ正確に素早く数えられるか?


です!


僕自身は古典鍼灸を勉強する前は、オステオパシーなどの手技療法を勉強していました。


その時に毎日練習していたことが、


①ヤコビー線を触って、第4腰椎第5腰椎棘突起を触診して、ペンでチェックする。

②そのまま、1つずつ椎骨の棘突起を数えあがって、第7頸椎第1胸椎棘突起を触る。

③そして、ズレていないかの確認方法は、受け手の方に首を回旋していただき、動かない方が胸椎、動く方が頸椎

それで、第7頸椎第1胸椎の見分けがつきます。

④そこから、次は頸椎から腰椎の方に下へ下っていって、ペンでチェックしたところとズレていないかを確認する。

※肩甲骨下角は、肩甲骨の角度によって微妙にずれることがあるので、目安にはしません。



この作業を色々なヒトの背中を借りて、毎日徹底しておこなっていました。

数えるスピードが上がってくると、実際の患者さんに治療する前にも、必ず椎骨の棘突起を確認してから治療に入っていました。


そして、
この作業を繰り返し行うことによって、触診力がとても高まり、腰椎〜頚椎まで、そして頚椎〜腰椎まで数えて往復するまで、1分もかからなくなりました!


その結果、

背中の経穴を探す力も高まりました。


もちろん、経穴は生きたものなので、椎骨の棘突起の横に必ずあるとは限らないと思います。

しかし、色々なかたの椎骨を数える練習をすることで、指先の感覚が磨かれて、体表にでる経穴の微細な変化を感じられるようになりました。


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そして、経穴の微細な変化を感じられるようになると、治療効果も高まりました。


また、
椎骨を素早く正確に数えられると、取穴にかかる時間が短縮できるので、かぎられた時間で治療を行う環境のなかで、治療にかけられる時間を確保できるようになりました。

そうすると治療効果も高まりますね。



僕自身が最低限の目標にしていた数える時間は、

第5腰椎〜第7頸椎
折り返して第7頸椎〜第5腰椎まで触って、ズレてないかを確認するまで

2分以内!


最低限、これくらいのスピードで正確に触れないと治療時間が無くなってしまいますからね…(T_T)



この方法は、
整骨院、整体院などの手技療法を行う治療院で勤めながらでも、鍼灸治療の腕を磨くのにとても良い方法だと思います。


目指せ!!2分以内!!


ぜひ、触診感覚を磨いて、もっともっと良いツボが取れるように練習してみてください(^^)/


濱田貴之でした。

8月ビギナーコースセミナーレポート【背候診基礎】

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こんにちは!
和魂漢才鍼灸の濱田です。

8月21日(日)に和魂漢才鍼灸ビギナーコースを開催しました。

今回は、
午前中に実技に特化したセミナーを行い、【腹診の診察方法の復習と腹部の刺鍼練習】を行いました!

腹部の刺鍼で、
「お腹がどのように変化するのか?」
を確認していきました。

自分自身の刺鍼のビフォーアフターを確認することは、普段の臨床では難しい場合もあるので、じっくりと時間をかけて確認しながら練習をしました。


そして、
午後からは「背候診の基礎」を行いました。

まず初めに椎骨をしっかりと数える練習です!


僕自身がセミナー生だった時もそうだったのですが、自分ではしっかりと数えられている!と思っていても意外と…


一椎ずれて触診している


ということはよくあります…(T . T)


まずは、
しっかりと脊椎を数えられる触診力を身に付けないと、良いツボは取れないので、基礎からじっくりと練習しました。

そこから、
背部に刺鍼するときに大切なポイントを学び、しっかりと意識を持って太陽膀胱経の経穴を触診していきました。

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そして、反応があった経穴に刺鍼をおこない、刺鍼後の変化を体感しました。

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様々な治療の現場で鍼灸治療を行う場合、どうしても治療時間の制約がある場合があります。

その制約がある中で、治療の結果を出すためには、背中の経穴を素早く取穴できることは必須になります!

そのため、
しっかりと触診から取穴の基礎から練習して、素早く丁寧に治療ができるようになっていきたいですね^^

次回は9月18日(日)になります。

テーマは【背候診の応用編】です!

基礎をしっかり練習して、実際の治療現場で応用できるように学んでいきましょう(^^)/

濱田貴之でした。