【背候診応用編】和魂漢才鍼灸ビギナーコースセミナーレポート | 《和魂漢才鍼灸》

【背候診応用編】和魂漢才鍼灸ビギナーコースセミナーレポート

みなさん、こんにちは!

和魂漢才鍼灸の濱田です。

今月9月18日に和魂漢才鍼灸ビギナーコースを開催しました。

今月のテーマは『背候診の応用編』

まずはウォーミングアップとして、椎骨を正確に数えるテストをおこないました。


ひとり持ち時間5分間で、

ヤコビー線を取って、腰陽関穴から上に上がっていき、大椎穴まで!

重要な督脈上の経穴を取穴して、ペンでチェックしていきます。


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臨床の現場では、この基礎の作業がどれだけ正確にかつ素早くできるかが、良い経穴を取る上で、とても重要になりますね。


みなさん、概ね合格でした!!^^


次に、

背部の経穴の『縦の広がり』と『横の広がり』を学びために、素問の刺熱論篇の条文をご紹介しました。

背中の天地、陰陽の分け方、熱の治療方法を学びました。


続いて、
代田文誌先生著の澤田流聞書『鍼灸眞髄』の【背部の三行】をご紹介しました。

背部の三行を知ることで、太陽膀胱経の運用方法がとても広がりますね!

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そのあと、最後に澤田流の背部の一行線、二行線、三行線の経穴をじっくりと、触診して、取穴して、実際の刺鍼練習を行いました。


今回は、参加者のかたの中に、実際に【腰が痛い】というかたもいて、澤田流の背部の一行線、二行線、三行線を意識して使い分けることで、治療効果が変わる!ということを実際に感じていただいたことが、とても印象的でしたね(^^)


僕自身、和魂漢才鍼灸セミナーで東洋医学を学ぶ以前は、背面部分を治療する際、患者さんが痛いと訴える部分とその周囲の圧痛点だけを刺鍼していました。

しかし、
素問の刺熱論篇、水熱穴論篇などの古典文献、澤田流の背部の一行線、二行線、三行線を学び、意識して触診して、取穴していくことで治療効果が高まることをとても体感しています

今回のセミナーで、参加者の方からも実感できた!という声をいただけて嬉しかったですね。

次回は、10月16日(日)になります。


テーマは

【腹診と背候診】

です。


お腹と背中の関連性をしっかりと学んでいきましょう(^^)/

濱田貴之でした。