【湿邪】について学びましょう!
みなさんこんにちは!
和魂漢才鍼灸の濱田です。
夏至が過ぎたというのに、ジメジメとしたお天気が続きますね…
ジメジメした気候が続くと。体調が悪い患者さんが増えてきます。
今日は、ジメジメした気候で体調が悪くなる「湿邪」について書いていきます。
【湿】
(岡本一抱氏の醫方大成論和語鈔より抜粋)
濕の気爲ること天地の間に流溢し四時の内に流注す。
體虚の人、或は風雨の爲に襲う所、或は旱湿の地に臥し、遠行に水を渉り、或は山澤の蒸気に感じ、或は汗て衣の裏冷える時は則ち、脾腎を侵漬し、皆能く中傷る所有り。
要約すると、
湿は春夏秋冬の四季のそれぞれ間の季節に応じ流れ溢れます。
人の體(からだ)が弱っている、
あるいは雨風の影響、
或は湿気が高い床などに臥している、
あるいは長旅にでて河水などに何度も入る(現在では考えられませんが、長時間プールでウォーキングすることが当てはまります)、
あるいは山や沢の湿気にあたる、
あるいは汗をかき服が冷えてしまうと、脾と腎が侵されて、中て傷つけられる。
からだが【湿】に侵される流れが書かれていますね。
まずは、第一前提として、からだが虚していることが挙げられます。
湿気が高い日に、体調が悪くなる人と元気な人がいるのは、その人のからだの【虚】次第ですね!
そして、雨風の影響、湿気が高いところで寝ている、長時間、もしくは週に何回もプールのウォーキングをする、山や沢で長時間いて疲れる、汗をかいたまま放っておいて冷える。
などが原因で、特に脾・腎がやられてしまう!
このように古典を読むことによって、患者さんへの生活指導が行えるようになります。
【温故知新】
昔の人の知恵をしっかり学び、それを現代の治療に活かすこと!!
しっかり学びを深めていきたいですね(^^;