必携の書について
いろいろな本で勉強した中でも、
「私の茶道入門」という小本は
大層面白く、読んでいる内に
映画の台本の如く
情景が最初から最後まで
頭に浮かぶようになった。
この本のお陰で先生方と
会話をしても、楽しく話せ
親近感を持って熱心に
語り合うことが出来た、
礼を言わなければならない・・・
内容は、主人公が初めて
正午から始まる お茶事
(お茶会ではない)に
招かれたときの一部始終が
載っているから、
まるでドラマの中に居るようで
読んでいてわくわくした。
どうして茶道が好まれるのか・・
何のために抹茶を飲むのか、
和風の代表と言われるのか
茶の湯の醍醐味がここにある。
今でも読むとまるで
茶道への招待そのものである。