茶道全集   特注書籍 12巻セット               


念願通り茶道の古典書として

有名な「茶道全集」という

書籍を扱うことになった。


部厚い本である。

それも旧かな使いで読みにくい

初めて扱うのにいきなり

このような難しい本では

面食らった。

ところがお会いする人みなが

専門的な内容を分かりやすく

教えてくれるのである

購入してくれる人がわざわざ

丁寧に解説してくれる

この世界の人たちは

親切というか、茶道の心とも

いうべき一期一会の

精神を教えてくれた。


毎日茶道関係者に

接している内に、

実は茶道は茶の道と

いわれる通り

単純で容易ではなく、

いろいろな要素が

入り混じった総合芸術で

あることが分かって来た。


曰く、

お菓子も季節を

表わすものを選び

花入れや季節の花となれば

華道ともなる、

掛け軸となれば書道になる、

茶室は建築となり、

あらゆる茶器の種類は産地に

よっていろいろあり

壮大な中国の名品まで

沢山ある、

全ては当然美術品となる。


たとえば茶杓の竹細工など、

美術関係のもろもろを

頭に入れておかなければ

ならない、


春夏秋冬、季節ごとにも

組み合せをする、

とても奥の深い世界である

それを一杯の抹茶に

託すのだから、

いただく方も

それなりに準備をして

おかないと失礼にあたる。

知れば知るほどその一時

の大切さが、

しみじみと感じられる


本当に楽しくも、いと難しい

一期一会の世界である。


総じてみると、その後

その全ての書籍を扱う

ことになるきっかけでも

あった









































茶道のすべてが詳細に載っている本である。

単行本ではなく大全集であり、15巻もある