これまでずっと

地元を離れて仕事してきて



母の日や父の日には


自分では絶対に買わない

高価なモノを選んでプレゼントしてきた


  


それが


親に対する

私が出来る最高の贈り物




そう思ってた 




そして



県外でバリバリ仕事している姿を見せることが

親孝行なのだと




そう思ってた





けれど




地元に戻り

両親の近くで生活を始めたら

 


今まで見えなかった

親の悩みを知った



子供には迷惑をかけたくない



自分たちでどうにかしようと

何とかしようと




いろいろ考えていたことを知った





『親よりも先に、死んじゃダメ』





以前からよく耳にしていたけれど



今日


親より先には死ねない

そう初めて思った






私は


この人たちのために

出来ることがある





去年


私は死にかけたのだけど…



もう少し処置が遅かったら


この世から

消えていたかもしれなかった



もしそうなっていたのなら


親が泣いている姿を

違う世界から何できず

ただ、見つめていたのだろうか…


 






私はこの世に生きている


動ける身体がある


仕事だって出来てる


車の運転も出来る


買い物だって行ける


住む家も食べ物もある


かわいい猫たちもいる





『みんなと幸せに暮らしたい』




私には

それができる

   



だって



私という

『命』


ここに頂いているのだから





みんなのために

私は生きたい


 


もっともっと

みんなと幸せになりたい

 





私のこの命が尽きるまで



みんなに『ありがとう』



伝えていきたい


 




私という『命』


を授けてくれて


本当にありがとう



富士山