歯並びが悪くなる原因はコレだった‼子供から大人まで使える対処法【まとめ】 | dental-techniqueのブログ

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元歯科技工士が自らの経験を踏まえて、歯科関係のお話を綴っています。

今回は、「歯並びが悪くなる原因」についてまとめました。

 

歯並びが悪いと何となくかっこ悪いですよね?

 

どうしても嫌なら矯正をすればいいじゃないかといっても、治療費にかるく100万円くらいはかかるため、経済的なダメージは大きいものです。

 

それなら初めから歯並びが悪くならないように、原因を知って気をつけましょうというのが今回の目的です。

 

私はそんなに歯並びが悪くないから大丈夫だという人も、まだ安心するのは気が早いかもしれません。

 

なぜなら大人になっても歯は動いているからです。

 

そのため、子供と大人では歯並びが悪くなることの原因と対処法が多少異なります。

 

この機会にしっかりと原因と対処法を知って、キレイな歯並びをキープしてくださいね。

 

それではさっそく見ていきましょう‼

 

 

歯並びが悪くなる原因とは?

 

そもそも「歯並びが決まる」のは、いつ頃のことか知っていますか?

 

歯並びは、6歳までに決まるそうです。

 

本来、人間の顎の骨は6歳までに大きく成長し、その成長具合はというと大人になった時の80%にまで至るとのこと。

 

この6歳までにしっかりと顎の骨を成長させないと、歯の生えるスペース不足などによって、歯並びが悪くなってしまうことが分かっています。

 

 

歯並びが悪くなる原因(~子供編~)

 

  1. 顎の発達不足・・・柔らかいものばかりを噛んでいる
  2. 遺伝・・・親が受け口、出っ歯
  3. 虫歯・・・乳歯の虫歯は、永久歯にも影響を与えます
  4. 口腔習癖・・・指しゃぶりや唇を噛む癖、口呼吸
 
【対策】
 
  1. 顎の発達不足・・・噛む回数を増やす、しっかりと噛むこと。(噛む力が骨に加わり顎の骨の成長を促します)
  2. 遺伝・・・骨格や筋肉は遺伝の影響を受けるためにどうしようもありません。(特に受け口は高い遺伝性があるそうです)
  3. 虫歯・・・どうせそのうち生え変わるからとほっておくと、永久歯も虫歯に。痛む所を避けて噛むようになると、顎や筋肉の発達に悪影響が及ぼされます。
  4. 口腔習癖・・・変な癖をやめさせることです。歯に負担をかけることで歯並びが悪くなってしまいます。
 
遺伝的なことは仕方がないとしても、それ以外のところでは大変ではありますが、親として子供の口腔ケアをしっかりとしてあげたいところです。

 

歯並びが悪くなる原因(~大人編~)

 

  1. 虫歯・歯周病・・・特に歯周病は、歯を支えている骨が溶けてしまうために歯が動きやすくなります。

  2. ストレス・・・ストレスによる「噛みしめ」や「食いしばり」により、歯を支えている骨にまで悪影響を及ぼします。

  3. 親知らず・・・親知らずを抜いた後のスペースによって、歯並びが変わってしまいます。

  4. 生活習慣・癖・姿勢・・・柔らかいものばかりを食べたり、頬杖をつく、姿勢が悪いなどのことから、噛み合わせに悪影響を及ぼし、結果として噛み合わせが悪くなる原因となります。

 
【対策】
 
  1. 虫歯・歯周病・・・なかなか自分では落としきれない汚れからも、歯周病になることもあるため、定期健診を受診することをおすすめします。
  2. ストレス・・・ストレスを溜めないこと、といっても難しいですよね・・
  3. 親知らず・・・虫歯や、歯列が悪くなる原因ともなるため、早めに歯科医院に相談をして、対処されることをおすすめします。
  4. 生活習慣・癖・姿勢・・・なるべくしっかりと噛んで食べるようにし、姿勢を正しくすることを心がけてください。頬杖をつくなどの顎に負担をかけるようなことは避けましょう。
 
大人になってからは、新たにストレスが原因で歯並びが悪くなる現象が追加されてきました。
 
あまり過度のストレスを溜めないように、休日などでリフレッシュするようにして、気持ちを切り替えるようにしましょう。
 
 

 

まとめ

 

  • 歯並びは6歳までに決まる
  • 子供の歯並びが悪くなる原因は、顎の発達不足・遺伝・虫歯・口腔習癖
  • 大人の歯並びが悪くなる原因は、虫歯・歯周病・ストレス・親知らず・生活習慣・癖・姿勢
 
子供と大人の歯並びが悪くなる原因の対策として共通していることは、しっかりとよく噛んで食べること。
 
その他には、虫歯を予防することでした。
 
あまり神経質になる必要はないと思いますが、なるべく早いうちから気をつけておけばキレイな歯列を保つことができます。
 
後からどうしても矯正をしなければならないといったことにはならないよう、気をつけたいですね。
 
では、また。