当たり前ですが、虫歯や削った穴は皮膚のように自然にくっつき、治癒したりはしません。
小さい虫歯は削って白い詰め物(コンポジットレジン)で詰めます。
しかし、この詰め物も固まる際に収縮しますので、顕微鏡で見ると歯と詰め物の境界部には隙間ができます。
数年経つと、その隙間から虫歯になることが多くあります。
すると、数年後もうちょっと大きく削って金属で詰めて(インレー)→数年後さらに大きく削って歯を冠で被せて(クラウン)→神経を抜いて(抜髄)→抜歯→入れ歯など。
という負の連鎖に陥ります。なんせ、歯科治療の80%は以前治療した歯の再治療ですから・・・。
という事で、どうすれば良いかと言うと、削らない事(=予防歯科)です
皆さん、痛みや違和感等の自覚症状が出る前に、歯科医院に定期的に健診に出かけましょう。
今のところ、予防歯科が最善です
以上、「歯は皮膚のように自然には治りまへん」のお話しでした。