テレビを見て少しかしこくなる方法
SMAP解散騒動が持ち上がって少したちました。ジャニーズ事務所からの独立を考えていSMAP。メンバーが1月18日のSMAP×SMAPに緊急生出演して謝罪したのは記憶に新しいですよね。今後もグループとして活動していくことになりましたが、韓国でも報道されるほど本当に大きな話題になりました。さて、今回の話題をどのように感じましたか??「解散しないんだ、よかったー」そう思われた人は多いでしょう。でも、それだけだとあんまりよくないです。どんな情報もそうですが、ニュースやメディアで流される情報は基本的に一方通行です。その一方通行の情報に対して、どういう受け取り方をするか、それが大切になります。同じニュースを見たときに、そのニュースをそのまま人に伝えていても何も意味がありません。一人として同じ人がいないように、ニュースや情報の受け取り方、解釈も人それぞれですし、その受け取り方と解釈の違いが一人一人の見方の違い。その差がいわゆる価値の違い、言い換えるとオリジナルさ、ユニークさなんです。じゃあどうやってそのオリジナルな解釈をするのか??ポイントは視点を変えてみる、ということ。そして視点を変える方法として、ニュースや情報に対して「なぜ?」「もしも?」「ほんとに?」とつけてみることです。たとえば、「毎年出ている紅白どうなるんだろう?視聴率にも影響が出るんじゃないか??」「謝罪会見していたけれど、5人はどこか暗い顔をしていた。ファンを不安にさせて申し訳ないという気持ちがあるかもだけど、他にも言えない確執があるのかな?」「CMやテレビ出演が多いのに独立したら問題になることくらいわかっていたはず。それなのになんで独立しようとしたんだろ?」「そもそも事務所にいるのと独立するのとで、どんな違いがあるんだろう?」…こんな感じで、一つの情報に対して「なぜ?」「もしも?」「ほんとに?」などと疑問符をつけてみることで、頭が回転し始めるのです。少しアカデミックな話になるのですが、科学的な思考は「仮説」から始まります。仮説というと「こうなんじゃないかな?」という「疑問」から始まっていくのです。頭を使うというと、どこか難しいことのように思ってしまいがちですが、目の前のことに対して素朴な疑問を持ってみることから始まるものです。目の前のことに対して疑問を持ち、自分で調べて自分の頭で考えてみる。正解なんてないんです。あるのは自分なりの考え、意見。それだけです。同じものをいろんな方向から切り取ってみる。それがオリジナルな視点となって、あなたという人間をオリジナルなものにしてくれますし、子供を育てるときもそういう意識で接することで、単に答えを与えるだけの大人から、自分で考える力を身につけさせてあげる大人になれるのだと思います。