歯科医院に行くと…
歯科医院での対応はあなたも経験していると思いますが、だいたいどこに行ってもそう変わりはありません。
違いがわかるとすると、受付が愛想がいいとかカワイイとか??
医院の内装がキレイとか豪華とか??
スタッフが和気あいあい元気で楽しい??
こんな接客業や販売業のノウハウを導入した歯科医院の表面的な接遇に「なんとなくイイ感じ」と医院を決めてしまいがちです。
「してやったり!」患者激減の歯科業界では増患・集患対策のため“接遇セミナー”が頻繁に開催されています。
スタッフを接遇セミナーに派遣して、航空会社の客室業務員(スチュワーデス・キャビンアテンダント)などの接客を学ぶのです。
体裁を繕うことは簡単にできるのです。
医院の内装ももちろん、お金をかけてきれいにすればいいことですから…。
もちろん、他に違いがないのならそこで判断してしまうのはしかたがないのかもしれません。
でも、それではあなたが本当に必要としている歯科医院には到底めぐり会えません。
歯科医院を選ぶ“決め手”はないものでしょうか?
違いがわかる!ホームページ
まず、歯科医院を探すとき、もしホームページを参考にするならホームページに記載されている内容よりもまずはホームページのデザインを見てください。
トップページのデザインはどんな感じでしょうか?
派手な色や動画で目立つホームページ
絵や文字がゴチャゴチャといっぱいに並んで目がチカチカするようなホームページ
リンクやバーナーがたくさん貼られたホームページ
電話番号が大きく目立つ
院長の肩書(学位、認定、所属団体、論文、書籍、取材を受けたマスコミなど)が特別に掲げられている
治療方法がきれいな写真で載っている
○ ○ブランドのインプラントなどブランドを強調している
・ ・・・・・
これらが悪いというのではありません。
このようなホームページはいったい何を意図して作られているのでしょう?
歯科医院のホームページの目的はやはり“増患・集患”なのです。
目立って、電話やアクセスがしやすく、権威がありそう、頼れそう、そしてメニューのような治療方法が提示されていてわかりやすい。
歯科医療を良くご存知ではない患者さんの目線で考えると、こんなホームページが患者さんを増やすのでしょう。
患者さんにホームページや接遇、内装では医院の治療技術はもとより、歯科医院の総合力は到底わからないのです。
でも、こんなホームページに誘われて歯科医院を選んでしまうのです。
私なら、ホームページのこんなところを見ます。
① 文字の大きさは読む人の年齢なども考えて作られているか?
② 色調は落ち着いた色調で上品で見やすいか?
③ 構成は整然として見やすくシンプルか?
④ デザインとして美しく、機能的か?
どうしてこんなところを見るのか?というとホームページを作った(作らせた)院長先生の“センス”がそこに表れるからです。
歯科治療はご存知のように非常に細かい、繊細な、芸術的な作業によって行われます。
ミクロン単位の作業はまさに“アート”なのです。
そんな仕事をする歯科医師は、HPだって拘るのです。
自分のセンスに合わないHPにはしないはず。
もちろん、なかにはたまたまとてもセンスの良いデザイナーにめぐり会い、素晴らしくセンスの良いHPを持っている歯科医院もあります。
残念ながらHPだけでは完全に歯科医師のセンスを見極めることはできないのですが、ある程度の目安にはなると思います。
患者さんを集めるためのHPと院長先生のセンスがわかるHPは違うのです。
院長先生の自己紹介やポリシーなどが書かれていることはもちろん重要なポイントですが、その内容の良しあしは判断が難しいですね。
歯科医院のHPはその“センス”を見ましょう!
あなたの芸術的なセンスも問われる?
きっとあなたはHPで調べて医院に電話することでしょう。
次は電話での応対の違いから見えてくる医院の考えについてお話しましょう。
********************************************************