前回は歯科でいう「ブランドの正体」について迫ってみました。



自分の歯科医院を

理由はよくわからないがとにかく良い歯科医院だと思わせてしまう。

それが歯科のカテゴリーでいう「ブランドの正体」だというお話でしたね。


ブランドの考え方には様々な解釈があります。

牛丼でいう吉野家、時計でいうロレックス、車でいうベンツ

通常考えるブランドとはこういうものです。


そして

「○○先生のインプラント」「○○さんのSRP」

「あの著名な○○先生の使っている材料」などなど・・・

これは今まで正義だと考えられていた歯科でのブランドの概念


しかし

誰もが著名な先生になれるわけではありません。

みんなの技術があがれば更にその上の人間が現れるだけ。

人間に限定したブランドは青天井で終わりなどありません。

もちろんそれを目指したいのであればそれもありでしょう。


でも

ボクの提唱する「デンタルブランディング」では

院長自身ではなく医院そのものに人格を持たせるというのが目的なので

地域ではオンリーワンの存在になることも可能ですし

人間に持たせるブランドには時間的に限界があるのに対し

医院にブランドを持たせることができればそれは永続的なものになります。



ボクらはそういう「ブランディング」を目指していきたいと思います。




さて


「じゃあ実際自分の医院をどうやってブランディングすればいいのか?」

そろそろみなさんもそんなストレスを抱えだしたころかもしれません。

ココまでは結構「フワッ」とした話が続きましたので

「何となく言ってることはわかるけど、じゃあ実際どうすればいいんだ?」的な。




整理したいと思います。

前回ブランドとは「何となく良いもの」という定義付けをしました。

つまりこれは「人の無意識を刺激する」ものだという考え方ができると思います。


さてここで一つ仮説をたてたいと思います。

「無意識を刺激する」ということは・・・

それは「人の五感を刺激する」という考え方と同意義語であると思いませんか?

人の五感をプラス方向へ刺激することで

「理由は分からないけど何となくこの医院は良い病院だ」と思ってもらう。

そしてそう思ってもらうように自分の医院を再構築することを

「デンタルブランディング」だということだと考えてみる。




さぁどうでしょう?

自分の医院をブランディングする準備がだんだん整ってきましたね。

ココからは実際にワークをやってみましょう。

ワーク内容は表題にある「自分の医院を分解してみる」



自分の医院を五感に分けて分解してみたいと思います。

でも突然やれと言われてもよくわからないと思いますのでココで例を一つ

「いわゆる」今までの一般的な患者さんが持っている歯科のイメージを

実際五感に分けて分解してみたいと思います。。。




まず「視覚」

これはどうでしょう?

「四角い外観」「無機質な白い内装」「白衣」「みんな尖ってる削る機械」などなど・・・

あまり良いイメージはないとはいえ最近は多少改善されつつあるこの「視覚」。

なぜ改善されつつあるかというと改善が簡単だからなんですね。特に深い意味はない。

そしてこの「視覚」の改善はデンタルブランディングの本質からいうと

実はあまり大きな割合ではなかったりします。

簡単に改善できるという事も関連していますが、まぁ詳しくは後ほど。




次が「聴覚」

これは歯科にとってかなりネックですね。。。

「タービン」「バキューム」そして「BGM」、「子供の泣き声」なんてのもあるかも?

さぁどうでしょう?あなたの医院では何か工夫が凝らされていますか?




3つ目は「嗅覚」

これもまた歯科の世界では大きな障壁の並ぶゾーンです。

「ホルマリン」「ユージノール」「即重レジン」、その他薬品類

あなたの医院の「匂い」はどんな感じですかねぇ?




さて次は「味覚」

口腔内を中心に治療を行う歯科の世界では味覚はもうどうにもならないか?(笑)

「レジン系」「シンマの液」「アルジネートなど印象材」、その他薬品

避けられない感じもしますが・・・




五感の最後は「触覚」

これはちょっとニュアンスが難しいかもしれません。

例えば「チェアーの冷たい感じ」「器材などの金属が口の中を触った感じ」

「待合室のビニル製のベンチ」や「床のタイルの無機質な感じ」などなど

全体的には「無機質で冷たい」そんな雰囲気がありそうです。




さぁどうでしょう?

とりあえず一般的な歯科の「イメージ」を五感に分けて分解してみました。

まぁしかし驚くほどどれをとっても良い感じのするイメージはありませんが・・・

ぜひ怖がらずにあなたの医院も冷静に正確にそして客観的に分解してみてください。


そしてできれば5感それぞれに対して


□改善するためにすでに行っているもの

□改善しようと思っているが出来ていないもの

□改善ができないと思っているもの

□まったく意識していなかったもの


こんなふうに分けておいていただくことができると

これからのお話をさらに深く理解できるのではないかと思います。









さて次回はこの分析結果を元に

実際に自分の医院をプラスの方向にブランディングしていくための

ヒントなんかをお話していきたいと思います。





さて


前回はブランドに対する誤解についてお話をさせてもらいました。

どうでしたか?


言われてみると当たり前なことばかりで

もしかしたら「何だかな?」と思われてるかもしれません。



ひとつ良い話を。


「澄んだ河ほど浅く見える。本当は深くても。

真実なんてものも本当はとてもシンプルで

そんなに複雑には見えなかったりするけど

実は潜っても潜っても底に着くことがない。


人生も同じ

難しくて複雑なことは一見スゴそうだけどたいして意味なんてなくって

シンプルで透き通ったことほど実は奥が深くて終わりが見えない。


だから生きていくのは面白い

新たな発見なんて案外そんなところから見えてきたりするものだ。」




さて

話を戻しましょう。


ブランドについてですね。




突然ですが

みなさんは好きなものありますか?

なんでもいいんですよ。

好きな物や事、人でもいいし旅行なんてのもいいでしょう。

ちょっと思い浮かべてください・・・






さて


その好きなものの中に「好きな理由がわからない」ってやついませんか?

「よくわからないけど何か好きなんだよな」的な。


どうでしょう?

少なからず一つはあるんじゃないんでしょうか。


とにかくBMWが好きって人がいます。

ラーメンに狂ってる人もいます。

もちろんよく聞く

ヴィトンやブルガリがとにかく好きっ!てのもあるでしょう。
フィリピンパブが大好き!ってのもあるかも(笑)


ちなみにボクは「ハワイ」が好きです。


奥様との結婚式はハワイで挙げました。

それから毎年家族で1回はハワイに行くようにしていますが

「なんでそんなにハワイが好きなの?」とよく聞かれます。


でも答えは

「よくわからない」

なんです。


いろいろ考えたんですよ

「気候がいい」とか

「海がきれい」とか

「風が気持ちいい」とか

「空が蒼い」とか・・・


でもそのどれもが「ピタッ」とはこないんですよね。

「だから好き」っていうのが浮かんでこない。

きっとありとあらゆる要素が相まって好きなんだと思うんです。

だからこれといった理由がでない。っていうかだせない。


つまり

「本当に好きなものって意外に「これ」といった理由を見いだせないことが多い。」

とボクはそのことに気が付いたんです。


そして


これが正体なんじゃないかと思ったんです。

これこそがいわゆる「ブランド」ということなのではないかと。


ブランドには盲目的になってしまう人が多くありませんか?

1度魅かれてしまうと拒むことができすどんどん引き寄せられてしまう。


なんか無条件降伏的な側面があるじゃないですか?


ちなみに

歯科ってある意味すでにブランドがあると思うんです。


「とにかくキライ、理由なし!」


みたいな。。。

ブランドにもいろいろあるとは思いますが

歯科が持っているブランドイメージって

どうしてこんなに強烈なんでしょうかね・・・




さて気を取り直して

ココで1つ定義付けをしたいと思います。


「デンタルブランディング」では

「理由はわからないけど何となく良いと思ってしまうこと」

ということがブランドであるということにしましょう。


他にもいろいろブランドの定義はあると思いますが

ここではこういうことであるということで話を進めていきたいと思います。

これには歯科という分野から言ってもキチンとした理由があります。

なぜなら



「ブランドとは理由はわからないがとにかく引き寄せられてしまうもの」



だとすれば

行く前からすでにイヤだと思われている

この圧倒的に不利な状況において

もしこの「ブランド」を定着させれることができれば

スゴク良いことになりそうな気がするじゃないですか?


なんかワクワクしてきません?

何がいいかよくわからないけど

歯のことで困ったら

とにかくみんなあなたの歯科医院に行ってしまう

そんな夢のようなことをもし起こせるとしたら・・・?




ブランドとは何となく良いと思わせること


そして


ブランディングとはその「何となく良い」を創りだすこと


次回は本題の「ブランディング」について話していきたいと思います。







前回は2回に分けて

ブランディングとマーケティングの違いについてお話をさせていただきました。

違いというか関係性ですね。


ブランディング≠マーケティング


なんだけど二つは切っても切れない関係

お互いがお互いを必要としている男と女のような関係


そして今回は新たに

☆~この二つは「掛け算」で作用する~☆

ということも是非覚えておいてください。


マーケティングだけではダメ

ブランディングだけでもダメ


どちらかがゼロだと結果はゼロだけど

どちらかが「0→1」になるだけで「1→2」になるだけで

結果は倍々ゲームになるんです。

つまり


ブランディング×マーケティング=∞(無限大)


スゴイでしょ?


今までマーケティングを一生懸命やってきたけど

イマイチ結果が出せていないと感じていたあなた。

でも

この方程式を知ってしまえば何をするかはもうおわかりですよね。


今まで培ってきたマーケティング能力も手技はそのまま、

少しの「ブランディング」を自分の医院にプラスすることで

あなたの想像を遥かに超える結果を生むことも

決して不可能ではないんです。







さてそれでは「ブランド」とはいったい何者なのか?

という話をしていきたいと思うのですが

その話をする前に今回はボクらが思いがちな

「ブランドに対する間違ったイメージ」を軽めに払拭していきたいと思います。




①ブランドは高価、敷居が高い


ボクが学生の頃はバブル絶頂期で「ブランド」という言葉が日本を席巻した時代でもありました。

その昔、ブランドとは高価な物の代名詞でしたが、今ではその様相は変わってきています。

ご存じユニクロやダイソーに始まる「デフレ」で生まれたブランドもありますし

もちろんいわゆる「ブランド物」といわれるブルガリやヴィトンなども健在です。


ただ

これだけは言えると思います。


ブランド=高価


なんて時代ではない。それをブランドと呼んでいた時代は

ワンレン・ボディコンの姉ちゃんがお立ち台で扇子振ってた頃のお話。

ブランディングとはけっして「敷居の高い高価なイメージ」を構築するということではない

ということを覚えておいてください。


またリッツカールトンみたいな高級ホテルの接遇をブランド化として

医院全体で目指す傾向があったりしますが、それもどうなんでしょう?

定食屋のおばちゃんのあったかい雰囲気だってスゴク良いし


ちなみに

ボクが一番接遇で勉強になったのは東京・篠崎にある「勝(かつ)」というラーメン屋です。

あそこの兄ちゃんはマジでスゴイです。みんなも一度行ってみてください。

ボクは目指すべき目標はリッツカールトンではなく

間違いなくあのラーメン屋にあると本気で思っています。

っていうか歯科医院がみんなリッツみたいになってしまったら・・・

考えただけでも怖い怖い



②ロゴやマークに始まる「CI(コーポレートアイデンティティー)」の構築が大事


これも昔は流行りましたね。大企業がこぞってロゴを変えた時期がありました。

ロゴを変えたことで企業理念を刷新し消費者にわかりやすいイメージを提供する。

それを「ブランド戦略」と呼んだ時代があったのは確かです。

最近見かける歯科経営コンサルティングツールの中にも

「医院ブランドのためにロゴ・診察券・HP・冊子を統一させましょう」

なんてのがあったりします。


うーん、言ってることは何となくあってそう。

「ではやってみよう!」とコンサルタントのいうことを聞いたりすると

思いっきり特徴のないテンプレートに乗った

「逆差別化」みたいなとんでもないブランドが完成してしまったりします。


ロゴや診察券を変えることは

ブランディングのためには必要なことなのかもしれませんが

その「やり方」には十分気を付けたいものです。




③ブランドを構築するためにはコンサルタントが必要

これが曲者(笑)


十中八九

院長をやられてる歯科医師はほとんどが男性だと思います。

女性がいたとしても院長をやる気概のある方は、きっと頭の構造は


理系


だと思うんですよ。たぶん。

で、頭の構造が理系な人って「フワッ」とした話より

「カチッ」とした話の方が好きじゃないですか(笑)

わかりますかね?こんな感じ


だからコンサルタントが提供する

コンテンツ的な内容ってわかりやすくて

手を出しやすいと思うんですよ。


何を隠そうボクもそのクチで(笑)

手を出した経験がありますので(爆)


まぁこういうことをすることをいわゆるマーケティングっていうんですが

実は短期的には結果が出ちゃう場合が多いんですよねぇ

だから始末に負えない。。。

そしてこんな循環が始まるんです。



すぐに結果が出る

    ↓

でもすぐにまた落ちる

    ↓

また違うメニューを使用

    ↓

結果は出るけどまた戻る・・・




どうでしょう?

あなたも思い当たる節がありませんか?

ボクはあります。痛い目にあいました。

マーケティングという「魔物」はこんな感じで悪循環を繰り返します。

気が付いた時には時すでに遅し・・・なーんてことも



でもあえて言っておきますよ。

コンサルタントやマーケティングは最終的には必要になります。

パートナーまではいかなくても

コンテンツを提供してくれる媒体としてはとても役に立ちますので

コンサルタントは上手く利用しましょう♪

でもあまり盲信しないようにしましょうね。








さぁどうでしょう?多かれ少なかれ

あなたの中の「ブランドに対する誤解」が解消されましたか?

仮に1つも誤解がなかったとしても

誤解がなかったことを確認できたことがとても大事です。



次回はそんなことを踏まえながら

「ブランドとは何者なのか?」というお話をしていきたいと思います。

お楽しみに♪




前回はちょっと横道に反れてしまいました。


でも

スゴク自分の中では想いの強い部分でもあります。

歯科医師は歯科大学を出て何も知らないまま社長(院長)になってしまったりします。

そうすると「裸の王様」「井の中の蛙」的な感じになってしまい

悪い人たちに身ぐるみ剥がされてボロボロにされるケースが最近少なくありません。

ウソではありません。




そして、あなたにはそうなってほしくない。



ボクはその想いだけであなたに「ブランディング」の話をしているといっても

あながちハズレではないんです。


是非とも

「デンタルブランディングっていったい何なのか?」

しっかり理解してもらってこれからの勝負に挑んでほしいと思います。




さて


それでは続きを始めましょう。

前回ブランディングとマーケティングは「男と女」ぐらい違うという話をしました。

もっとわかりやすく言うと「文系と理系」ぐらい違います。


何?余計わかりづらくなった?

それはスミマセン


でももうちょっと付き合ってくださいね。

必ず「なるほど!」と言わせてみますから♪




世間的にはマーケティングというのは「販売の科学」と言われています。

つまり促販のための理論ということになります。

もちろんビジネスの世界でこの理論は軽視できません。

だってビジネスの基本は


「物を売ってお金をもらう」


というものですからね。あたりまえです。

そして最近の歯科コンサルティングでもこの「販売の科学」を

積極的に導入しようという動きが活発です。


もともと医療に「マーケティング」なんてものは存在しなかったので

あたりまえといえばあたりまえですが、それでも最近はウィルスのように

コンサルティング会社からのDMが来まくっています。



歯科で物を売るとは「自費率を上げる」と同意語と考えていいと思います。
つまり「顧客一人頭の単価を上げ、効率のいい収入を目指す。」的な。
歯科医師の中にはこのマーケティングの手法を上手に導入し
目覚ましく利益を上げている医院も実際あります。

「マーケティングが好き」という先生もいるでしょう。

もともと経営者の脳を持っているとても羨ましい人だと言えます。






しかし


ボクらは医療従事者です。

それだけではダメです。


というかあえて言いましょう。
そんなもんはあなたの医院に来ている患者さんが聞いたら明日からもう誰も来ません。
「私たちのミッションは効率のいい収入を得るために
患者一人頭の単価を上げ、物を売るように患者さんの治療をすることです。」
と聞いたら、誰がそんな奴に自分の体を預けますか?
昔あるサイトで患者さんの事を「消費者」と呼んでいたバカ歯科医師がいましたが
今でも歯医者やってるんでしょうか?こういうのがいるからマジで困る。。。



もしかしたら

「患者さんにそんなこと言うわけないじゃないか」

とあなたは反論するかもしれません。



甘い。甘過ぎる。




その思いは患者さんだけでなくスタッフや家族、契約業者まで筒抜けなんですよ。

あなたがどんなに隠したって絶対どこかから漏れてきます。滲み出てきます。

いろんな意味で「思い」というのは相手に伝わってしまうんです。

残念ですがそれもまた「ブランディング」の特徴だったりするんです。



患者さんはどこまでいっても患者さんです。
「心に串が刺さっている者」で患者さんというんです。
ボクらは「医療を奉仕する責任ある者」であって
ただ単に消費者に物を売ってるわけじゃないんですから
少なくともあなたはそこらへんの訳のわからん経営者かぶれの歯医者には
ならないでもらいたいのです。






しかし


たしかにこのマーケティングも使いようによっては凄まじい破壊力があります。
ちょっと経営能力のある歯科医師がこのマーケティングを手にすると本当に怖いです。
周囲2km圏内の歯科医院を焼け野原にすることも・・・


以前比較的年配の先生方が
「最近の若い歯医者(新しい歯科医院)はやり方がえげつない、ゲリラ的だ」
なんて嘆いていましたが、まぁ半分は当たってるのかもしれません。

そしてそういう手法で成功した先生が
コンサルティング会社と手を組んでセミナーを開くわけです。

「短期間でこれだけの患者数と売り上げを伸ばした3つの秘儀とは?」

みたいなよくありがちなエモーショナルな感じで・・・


あぁ

考えただけでも怖い怖い・・・




でも言っときますが


ボクはマーケティングがいらないとは言いません。

マーケティングセミナーで得られるものは少なくないでしょう。

マーケティングの感覚は絶対にこれから必要な能力です。


ただ「心あるもの」が使えばそれはとてもいい結果を生むと思いますが

それを使う者の「心」の在りようでとんでもない結果を生んでしまうこともある

ということを決して忘れずに取り扱ってもらいたいのです。






そして


実はここでいう「心」の部分というのが
ボクが言っている「ブランディング」の正体なんです。



★ブランディングとは「総論」「心」「思想」「母性」「女性的」


★マーケティングとは「各論」「身体」「理論」「父性」「男性的」




他にも比較の方法はたくさんありますが

この二つはそれぞれ単独では機能することはできず

お互いが上手く尊重し合ってバランスよく共存することで

初めて最高のパフォーマンスをすることができる。

是非このことを理解していただければと思います。



きっとこの感覚はボクら医療従事者にしか理解できない感覚です。

そしてあなたが「医療従事者」としての自覚が少しでもあれば

この考えはとてもシンプルでわかりやすいと思いますがどうですか・・・?







ところで


あなたは医療従事者ですか?
それとも経営者ですか?





実は

「ブランディング」という言葉を聞いたことある人は結構いるはず。

でもいざ何か?と聞かれると何だか「ふわっ」としていて説明しづらい。

それに何だか似たような言葉もたくさんある(笑)




そこで今回は

「ブランディング」というものをさらに顕在させるために


これまた最近よく聞く似たような言葉

「マーケティング」と呼ばれているものとの違いについてお話したいと思います。




この二つの言葉

実は似ているようで全然違います。


ブランディング≠マーケティング


まずはそれを知っていただきたい。


男と女


これぐらい違うと思っておいてください。

見た目人間だけど中身全然違う的な・・・





さて

最近よく聞くこの「マーケティング」という言葉

現在の歯科の世界では

○○総研らへんのコンサルタントさんが

「歯科マーケティング」風な名称で一世を風靡しています。

少なからず皆さんも関わったことがあるのではないでしょうか?


しかしこのセミナーに参加すると何が起きるかというと


「キレイなホームページ、SEO対策」

「名刺や診察券、ごろの統一感を」

「これからの時代、コンサルタントを雇わなければ生き抜いていけない」

「まず数字ありき、キャッシュフローの勉強を」

「生き残る道は自費率向上、インプラントしかない!」

「最高級ホテル並みの接遇を、ホスピタリティ溢れる」

「3種の神器が歯科医院を救う」・・・etc


「スタッフ教育がカギ!」なんてのもあったっけ。



確かにこの手の話は不必要ではありません。

マーケティングとはこういうものです。

コンサルタントもいたらいたで良いのかもしれません。



でも



ボクに言わせれば

これだけでは不十分



もっと言うと

ブランディングができていない医院が

マーケティングを導入しても

効果はそんなに出ないし長続きもしない。



それは何故かというと・・・









と、



さてここでちょっと変な話。



コンサルタントがコンサルティングをする理由って何だかわかります?

何のために私たちにいろいろなことを教えてくれるのでしょうか?



「歯科が好きだから・・・」

「クライアントの医院のために・・・」

「歯科医院をもっと輝かせたい・・・」

「スタッフに楽しく仕事してもらいたい・・・」



残念ながら違いますよ。

確かに彼らはあなた方にそう言うでしょう。

あたりまえです。

耳触りが良いですからね。



しかし

彼らの使命は残念ながら


「自分の実績を上げること」


だけです。普通に考えればわかることですよね。

彼らは自分のクライアントの医院が

どれだけ短期間で売り上げや患者数を伸ばすことができるか?

ただそれだけを目標に生きています。

きっと会社の「裏」ミッションはそんな感じなのでは(笑)


そして

その実績を売り文句に

自分の会社の売り上げを伸ばし

クライアントを増やしていく。


彼らの目的はそれしかありません。

もしかしたらそうじゃないのもいるかもしれないけど

たぶん歯科の世界に「旨み」を見出さなくなったら

シラッと他の業種に乗り換える連中ばかりでしょう。


ってかボクらはそれぐらいの感覚で

彼らと接するべきだと思いますし

逆に彼らを「利用」するべきだと思っています。


コンサルタントが

ボクらのことを真剣に考えてくれていたり

ましてや医療のことなんてわかるはずがない。


それが証拠に

もし売り上げが上がらなくても

患者数が増えなくても

スタッフがどんどん辞めてしまって

医院がズタズタにされても


「それはあなたの頑張りが足りないからです」

「それは私の責任ではありません」


でおしまい。


もしかしたら


「スミマセン」


の一言ぐらいはあるかもしれませんが

それ以上のことは決して何もしてくれません。

「引き続きコンサルタント料を払ってくれれば・・・」


と、またお金の話。

そんなコンサルタントをボクは吐いて捨てるほど知っています。


だから

コンサルタントとお付き合いする時は気を付けてくださいね。

「付き合うな」とは言いません。使いようによっては便利なので。

でも依存するのは止めましょう。

高い金払って泣きを見るのはあなたですから。



熱くなってしまいました(笑)

でも結構大事な話です。


「リフレーミング」っていうんですよ

こういう考え方


すべてのモノゴトに対して

リフレーミングするクセをつけると

世の中がちょっと見えてきたりします。

いつかくわしく話すことにしましょう。






ブランディング≠マーケティング


続きは次回♪









ブランディングとマーケティングの誰も知らない本当の関係とは?

そんな話を次回はしていきたいと思います。


お楽しみに♪






ブランディングにはいろいろなカテゴリーがあります。

最近の流行りでいくと本田直之さんが言っている


パーソナルブランディング


でしょうかね?

確かに会社をブランディングするより個人をブランディングしよう!

と言った方が本は売れそうですもんね(笑)なーんて


冗談はさておき、きっと時代がそうしているんでしょう。

昔は企業のブランド戦略だったり物にブランドを持たせたりしていましたが


「会社に頼らない、信じれるのは自分だけ」

そんなちょっと寂しい時代になったのは悲しいかな事実。


でも少なくとも

自分の医院はスタッフにそんな風に思われたくないじゃないですか。

そのためにもデンタルブランディングという考え方は

あなたの医院にとってとっても大切な武器になります。

今の世を生き抜いていく指標になります。


是非とも手に入れてもらいたいと思います。




さて本題

今回のタイトルの○○には何が入ると思います?


。。。。。。。。。さぁ考えて考えて。。。。。。。。。。

















答えはズバリ「人格」


意外でした?それともそんなのあたりまえ?

それはごめんなさい。。。


デンタルブランディングでは

医院そのものに「人格」を持たせることで

医院を自分の手から離れた存在することが可能になり

医院のブランド力が加速していきます。


自分やスタッフが道に迷った時に

「彼」がその道標になってみんなに光を照らしてくれます。


これって実は結構大事なこと

でもその話はまた後ですることにしますね。


実は
先程出てきたパーソナルブランディングの考え方も

この理論を用いると歯科医院にも応用できるということになります。


つまり

物にしろ会社にしろ、そして個人にしろ

この「ブランディング」というものは

この世のすべてに応用することができるということになるんです。


スゴイでしょ?



確かに

ブランディングの考え方はいろいろありますが

ここではこのように定義付けたいと思います。



「デンタルブランディングとは医院に「人格」を持たせるということ」



これを前提にこの先の話は進めていきたいと思いますので

どうぞ宜しくお願いいたします。






ところであなたの医院はどんな性格でしょうか?

「優しい」ですか?それとも「厳しい」または「真面目」なんてのもあるかも。

人当たりは柔らかいですか?それともきつい?



なーんて考えているだけで

自分の医院がちょっと見えてきたりするかも?



よかったらやってみてくださいね

こんにちわ、初めまして

ボクの名前は椎名康雅(しいなやすまさ)

千葉県船橋市で歯科医院を開設しています。

もちろん歯医者です(笑)

歯医者になって10年以上が経ちますが

ずっと思っていたことがあります。

「歯医者ってどうしてこんなに世間的に嫌われてるんだろう?」って。

これってある意味スゴイことじゃないですか?

何もしていないのに既にイメージだけで嫌われてるんですよ(笑)

本当は困ってる人を助けるスゴク良い仕事なのに

実際は治療してあげた患者さんに面と向かって

「できれば来たくないんだけどね」 

って言われてしまったりする。。。

こんな仕事が他にあるでしょうか?



たとえ

治療技術を上げても

接遇を極めても
内装や設備にお金をかけても


所詮は「歯科」


用がなければ行くことはない。

行く必要もないしできれば関わりたくない。

ほとんどの方々がきっとそう思っています。



日本全国の歯医者のみなさん


このとんでもない事実を

どうにかしたいと思いませんか?

この「ありえない」イメージを払拭させたくありませんか?

ボクらって結構良いことしてると思うんですけどね・・・




~デンタルブランディング Dental Branding




この言葉は

そんな想いから生まれました。

言っておきますが

これはそこらへんの訳のわからん

コンサルティング会社が謳っている

インチキテクニックではありません。


何故ってボクはあなたと同じ歯医者だから。


あなたのために力になりたいと思いはしても

あなたを騙す理由はありません。


歯科界に広がりつつある

くだらいない耳触りのいい言葉に

騙されるのはもうやめにしましょう。


実は

ボクも散々嫌な思いをしました(笑)

だから

ボクのような思いをあなたにだけはさせたくありません。




歯科界では何の肩書もないボクですが

歯科に対する想いはどんなに偉い先生にも

負ける気はしません。


あなたもきっとそうでしょう?


ボクたちは

1人でも多くの人に健康になってもらいたくて

歯のことなど気にしないで毎日を過ごしてほしくて

歯科医師になりました。


歯科医療はとても素晴らしい仕事です。

胸を歯って誇れる職業です。


そのために

このデンタルブランディングという考え方は

あなたの力にきっとなると信じています。



デンタルブランディング


これが何かをあなたが知ってしまえば

この厳しい歯科界を生き抜いていくことは

そんなに難しい話ではなくなります。






知りたくありませんか?





まぁどうするかは

あなた次第なんですけどね・・・