建設業経理士の試験がつい最近9月11日に行われました。


自分が取得したのは2010年の3月の試験の時ですから、もう一年半が経ちます。


試験そのものの難易度よりも3科目連続で受けたので、最後の方は頭がぼんやりしていたのを覚えています。

1科目につき1冊の参考書を持って行くとして計3冊。電卓の予備も不安だから持って行き、途中に食べるパンとか飲み物とか、前日には想像以上にカバンがパンパンになってましたが、最終的に参考書はプリント程度にまとめ軽量化しました。

受験地(福岡)の大学も自宅から遠く、校門前で「今日一日で絶対終わらせる!」と奮起しました。


日商簿記1級からすれば、確かに建設業経理士1級の3科目はそう難しくはありませんでしたが、対策で手を抜くと簡単に落ちてしまうだろうなという不安はありました。とくに財務諸表は建設業の観点で若干出題傾向が特殊だった気がします。(勉強量トータルの比率は諸表:原計:分析=4:4:2ぐらい)


以下は自分なりに考えた1級財務諸表の攻略法です。財務諸表は勉強しにくいと思っている人が多いと思うので、半年後に備えて参考にしていただけると幸いです。



もし自分が建設業経理士2級からあがってきた受験生だとするなら、まず試験4ヶ月前にはネットスクールの出版している過去問を買い、第2問~4問までを反復して頭の中に大まかな枠をつくった後、超頻出定義(費用収益対応の原則や実現主義)を100個ほど、単語カードに短文でまとめて覚えます。第2問を固めて第3問、第3問を固めて第4問という順番でやってください。


直前1ヶ月には第5問の練習。問題文と精算表の数値を見て仕訳を全部切るとこまでまず練習し、直前2週間で仕訳を精算表に載せていく練習を行います。とりあえず第2問~第5問の過去問5年分は、よほど変な問題以外全て解けるよう反復します。


第1問の練習はやらないまま試験を迎えますが、そんな細かいことはどうでもいいんですよ。第2~5問の練習がちゃんとできていない人ほど第1問を不安に思いがちです。過去7年くらいに第2問や第3問で扱われたネタが第1問で問われている気がします。第2問や第3問の解答解説を読み込んでチェックしておけば何か書けるはず。


自分は解答用紙の最終行までビッシリ書きましたが、答案回収時に周りを見ると、白紙もしくは1行2行しか書けない人がほとんどでした。それ以前に途中退室の人も多かったですが。ハッタリをかませるだけの準備をしましょう。