「土星食」12月8日夕方♪
南東日本で見られる天文ショー
観測場所と時間をチェックしてね♪

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12月8日(日)の夕方、南東日本の広い地域で土星が月に隠れる「土星食」という珍しい天文現象が見られるみたいです
日の入り後、暗くなる空に浮かぶ土星と月が織りなす神秘的な瞬間を、肉眼や双眼鏡で楽しむ絶好のチャンスです

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■土星食とは?
土星食は、土星・月・地球が一直線上に並び、地球から見て土星が月に隠される現象です。
■どこで見える?
今回の土星食は、12月8日(日)午後6時~7時の間に、南の空の高いところにある月が、土星を隠します。
暗くなっていく空で起こるため、明るい惑星が月に隠される様子を日本の広い範囲で見ることができます。
■土星食の見える地域
12月8日の土星食が見られるのは、日本列島の南東側の地域です♪
見られる地域と見られない地域の境界線「北限界線」が日本列島を縦断する形で通っており、限界線上より南の広い範囲で土星食が見られます。
【潜入】
仙台18時27分
東京 18時19分
京都 18時21分
那覇 17時54分
【出現】
仙台 19時00分
東京 19時02分
京都 18時47分
那覇 18時29分
■土星食の見え方
国立天文台によると、今回土星食を起こす頃の月は「ほぼ半月」の状態です
土星は月の明暗境界線からわずかに暗い側に入った縁(暗縁)で月に隠されます(潜入)。
肉眼では、徐々に暗くなって、最後に見えなくなるそうです

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土星が月の背後から再び現れる(出現)のは、月の輝いている縁(明縁)からになります。
土星は1.0等級の明るさがありますが、月の輝きに負けて肉眼では見づらいかもしれません
出現の様子は、双眼鏡や望遠鏡を使うと観察しやすくなるよー
土星食が見られる地域と見られない地域の境界線上では、土星が月縁に接するようにかすめる「接食」となります。
月縁にはクレーターによる凹凸があるため、土星が見えたり隠れたり、瞬くように見られるかもしれません。
✥長崎県天文協会によりますと、限界線より北では上限前の月の北部をかすめるように土星が通過していく様子が見られるということです。
●12月9日:海王星が月に接近;海王星食
食の開始時刻:15:54日本時間
食の終了時刻:19:21日本時間
接近時刻:17:45日本時間
接近距離:0°44'
12月9日、光度62.7%の月と海王星(等級7.9)がうお座で接近します。
海王星は日中に昇り、日没までに高く上がります。
また、この日は東ロシア、西アラスカ、日本、北東中国で海王星食が見られます。
●12月13日:天王星が月に接近
接近時刻:16:49日本時間
接近距離:4°10'
12月13日、光度97.1%の月と天王星(等級5.6)がおうし座で接近します。
近くには明るいプレアデス星団も見られます
天王星は夕方に空に現れますが、光度が低いため、双眼鏡の使用をお勧めします。
●12月15日:木星が月に接近
月に接近接近時刻:03:43日本時間
接近距離:5°26
12月15日、光度99.6%の月と木星(等級-2.8)がおうし座で接近します。
木星は夕方に昇り、肉眼で観察できます。
●12月18日:火星が月に接近;火星食
食の開始時刻:16:47日本時間
食の終了時刻:19:48日本時間
合時刻:17:46日本時間
合距離:1°00'
接近時刻:18:13日本時間
接近距離:0°52'
12月18日、光度90.9%の月と火星(等級-0.9)がかに座で接近します。
近くにはプレセペ星団も見られます。
火星は夕方に昇り、肉眼で観察できます。
また、この日はカナダ、グリーンランド、東ロシア、アラスカで火星食が見られます
●12月29日:水星が月に接近
接近時刻:12:01日本時間
接近距離:6°21'
12月29日、光度2.6%の月と水星(等級-0.4)が蛇遣い座で接近します。
水星は日の出前に肉眼で観察できます。
このイベントは新月の1日前に起こるため、月の光はほとんど見えません。
今月は「惑星食」があったり
月と惑星が並ぶ姿が夜空で見られます。
今年最後に夜空を見上げ
一年を振り返ってみては如何ですか?
ではまたね