瀬戸内寂聴さんの『青空説法』から引用しました。
お釈迦さまは「この世は四苦八苦の世の中だ」
だと、、、。
その苦しみと孤独は表裏一体
日常的な生活の中で、強弱さまざまな孤独と出合います。
どんな時に自分が不幸だと感じるかなぁ?
考えてみて?!
・いくら愛しているよなんて言っても、すぐに冷められたら、、。
・自分の子供をどんなにかわいがっても、育ったとたんに親より恋人がいい。
親より嫁さんのほうがいい、自分の子供のほうがいいとなるよね。
・健康な子供をたくさん産んで、スクスク育っていく過程では幸せと思っているでしょう?
けれどもそれでも人間は孤独なんだと

数えあげたらきりないわね

お友達がいくら派手にしていたって
いつも美味しい物を食べていたって
この人も孤独なのだなというふうに思ってあげて下さい。
子供がいても独り
恋人がいても亭主(奥さん)がいても
人間は独り。
みんな孤独だから人に優しく出来ます。
孤独だから人間は仲良くなれるのです♡
人という字だって、1と1が支え合っているよね?
人と人が支え合わなければ両方とも立っていけない。
1人では生きられない。
これが人です。
人間という字は「人」の「間」と書きます。
大勢の人の間にあなたがいるから人間です。
1人でいて、私は1人で生きられるなんて思っているのは、悟りの境地に入ったお坊さんとか偉い哲学者くらいでしょう

私たち普通の人は、みんな弱い。
ですから、お互いが助け合って、それで世の中がなりたっているのです。
『孤独』を共有していることで、お互いを慈しむ気持ちになれたのではないでしょうか?
最後に
座右の銘に一遍上人の法語があるそうです。
生ぜしもひとりなり
死するもひとりなり
されば人と共に住すれども
ひとりなり
添いはつべき人なきゆえなり
人間とは生まれるときも独りなら、
死ぬときも独り。
また、家族や好きな人と一緒に
暮らしていてもやはりひとり。
なぜなら死ぬときまで一緒の人はいないから、、。
一遍上人は、「人間は本質的に孤独な存在だ」ということを説いています。