

1.「大晦」
正解は「おおつごもり」です。
1年の最後の日、つまり12月31日を表わす「おお・みそか」と同じです。
言葉の出来方が違う?!
「みそか」は「三十」を「みそ」と読んでいます。
「その月の三十番目の日」の意味です
1年の最後だから「大」がついて「おおみそか」です
それに対して
「つごもり」は「月籠り(つきごもり)=月が満ち欠けによって隠れること」を意味します。
今の暦と違って、旧暦では月末は「月が見えない夜空」となります。
私たちの祖先は、それを「月が隠れた」と考えました。
1年の最後の月の末に「大」が付くのは、「みそか」と同じです。
この言葉に、「暗い・黒い」の意味を持つ漢字「晦」をあてたわけですね。
それが発音変化し、
「つきごもり → つごもり」→おおつごもりとなります。
では・・
月初めの「一日」を今でも「ついたち」と読むは、空に「月が立ち」、それが「つきたち → ついたち」と発音変化したものなんだって
漢字では「朔日(さくじつ)」とも表記されます。
2.「一月元旦」




「こうしゅん」と読んでた人、手を挙げてー?
これ、正しくは「しょうしゅん」と読みます。「頌」の字は、常用漢字の中には入っていませんが、「ほめる・たたえる」の意味を持ちます。
「頌春」ならば、「新年を迎えたことを祝う」の意味になるんだって〜。
この「頌春」以外にも、「賀正」「迎春」「新春」などの漢字二文字の賀詞があります。
手紙マナーなどの指南書で、「二文字の賀詞は本来敬意を省いた言葉なので、上司など目上の人には使わないほうが無難である」とのアドバイスを見かけます。
✣気になる場合は、これらを避け、「新年おめでとうございます」や「謹賀新年(つつしんで新年のお喜びを申し上げます)」を使うようにするとよいでしょう。