家庭で作る麦茶 煮出すだけではNG?最も菌が繁殖しにくい方法
✾3パターンの作り方で検証
一般的に家庭で麦茶を作る場合は、
・煮出してから水などに入れて急冷する方法(A)
・煮出してから常温で冷ます方法(B)、
・麦茶パックを入れて水出しで作る方法(C)
があります。
この3つの方法で作った麦茶がそれぞれどれぐらい保存できるのか?
(エフコープ生活協同組合商品検査センターが細菌量の変化を検証)
【検証結果は、、、】
2日目までは3つとも細菌の検出はほとんどなかった。
4日目になると煮出して常温で冷ます(B)の細菌が、、
5日目には水出し(C)の細菌が急増
それぞれ6日目と9日目に安全に飲める基準値を超えました。
これに対し、煮出してから急冷する(A)は9日経過してもほとんど細菌は検出されませんでした。
急激に冷ます(A)に細菌が増殖しにくかったのは、煮出したことで細菌のほとんどが死滅し、その後急冷して冷蔵庫に入れたので、細菌が増殖する時間がなかったためと思われます。
これに対し常温で冷ます(B)は、常温で長時間放置する間に、細菌が増殖しやすい温度(30~40℃)に下がるタイミングがあったからと推測されます。
✾麦茶は作ってから2~3日で飲み切る
煮出してから急冷する方法で作る麦茶がもっとも長く保存できることが分かりましたが、この検証結果はあくまでも目安だといいます![]()
「検証結果から、どの方法で作っても5日目までは基準値を超えるほど細菌は増殖せず、また味もさほど変わりませんでした![]()
しかし、各家庭で保存容器や冷蔵庫の使い方などの状況も異なるので、この結果はあくまでも目安です。
POINT!!
・麦茶を作ったら熱湯消毒した容器に入れて冷蔵庫で保存すること
・一度にあまりたくさんの量を作らずに、2~3日で飲み切れるだけ作ること
十分な水分の摂取が熱中症対策として効果的です![]()
麦茶は身体を冷やし、ほてりを取る効果があるとされる大麦から作られています♪
また、お茶やコーヒーに含まれるカフェインは利尿作用がありますが、麦茶には含まれていないので脱水にもなりにくい。
麦茶で十分に水分補給をして、続く暑さでバテないように気を付けようね![]()
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あっ!
もう一つ大事な事!!
麦茶ポットにつく白い斑点はなに?
ぬるぬるは?
緑茶は茶葉から作られていて、カテキンが豊富に含まれ、高い抗菌作用があります。
でも麦茶は茶とありますが原料は大麦であり、大麦は炭水化物であるため雑菌が繁殖しやすいのです。![]()
ですので、容器にぬめりがついたり、カビがついたりしてしまうの・・
・洗っているときにぬめりを感じる
・白い斑点が気になる
・底にたまった汚れが気になる
これらが毎回気になる事じゃないかなぁ?
特に白い斑点はスポンジで洗っても中々落ちないのです![]()
この正体が何か調べてみたら、、
・カルキ汚れ
・カビ
のどちらかの可能性があります。
【カルキ汚れによるもの】
カルキとは水道水に入っている塩素のことです。
この結晶がこびりつくと白い斑点に見えるのです。
カルキ自体は人体に害はありません。
しかし、カルキ汚れは放っておくとどんどん取れにくくなりますし、衛生面で気になりますので早めに落とすのがいいでしょう。
【カビによるもの】
何日も麦茶を入れっぱなしにしたり、洗わずにつぎ足しばかりしているとカビの原因になります。
冷蔵庫に入れているからと安心してはいけません。
麦茶に含まれているでんぷん質やたんぱく質は雑菌を繁殖しやすく、麦茶も傷みやすいのです。![]()
台所用洗剤で洗ってもぬめりが残っているようなときは、定期的にキッチンハイターや酢・クエン酸を使ってお手入れするといいですよ。
・キッチンハイター


