


ガンガゼは全体的に黒・紫色をしたウニの仲間になります。
胴体の大きさは直径5~9cmほどですが、何より特徴的なのは30cm近くある長い棘があることです!
また、殻の上にある開口部はまるで”目”のような黄色いものが目立ちます
「ガンガゼに刺された時の正しい対処法」
ガンガゼは伊豆の海ではとってもメジャーなウニで、棘の長さが大きいもので20cmにもなります。
ウェットスーツやドライスーツも平気で貫通してきます!
しかも棘は折れやすく先には返しが付いていて、刺さると抜けにくくなっています。
しかも自然に抜けることは無いそうです
刺されると患部は熱を持ちながら痛み、腫れてきます。
強い痛みは数時間で和らぎますが、弱い痛みと腫れは数日間続くこともあり、大量に刺さると吐き気や筋肉の麻痺、呼吸困難に陥る事もあります。

応急処置としては出来るだけ棘を除去し、海水で患部を洗い流します。
どうしても抜けないものは医療機関に行って除去してもらいましょう。
痛みが激しい場合は温かいタオル等を患部に当てると和らぎます。
可能であれば患部をオキシドールで消毒し、抗ヒスタミンやステロイド外用薬を塗布するのが良いでしょう。
✤ウェットスーツやドライスーツに残った棘を取り除くのも忘れないようにしましょう。
●違うウニはどうしたら良いのでしょうか?
例えばイイジマフクロウニ、良く伊豆で見掛けるそうです。
刺されると患部はズキズキと痛み、赤く腫れあがり、痒みを伴うこともあります。
痛みは時間と共に治まっていきますが、腫れや痒みなどの軽い症状は数日間続くことも。
応急処置としては、棘をピンセットで抜き取り、真水の流水で患部を洗い、オキシドールで消毒します。
こちらも抗ヒスタミンやステロイド外用薬を塗布するのが良いでしょう。
ガンガゼは海水で洗い、イイジマフクロウニは真水の流水で洗います。
覚えておきましょうね


水族館で見かけるアカエイは、水槽の中を飛ぶように泳いでいて、その優雅な姿には見惚れてしまいますよね?
観賞するのも見劣りしませんが、食べても美味しい魚なんです。。
最近はエイ自体、食卓に上がることが少なくなってしまいましたが、アカエイはエイの中でも最も美味しい魚なんですよ
アカエイの尾には、鋭い毒棘が付いており、これに刺されるととても危険なので気を付けなければなりません。
アカエイの体の表面はほとんど滑らかですが、頭から背にまっすぐ縦に走る部分から尾にかけて小さな棘が並んでいます。
そして尾の棘の中には数十センチほどの長い棘が2~3本あり、この長い棘に毒腺があるのです。
毒腺をもつアカエイの棘はたちが悪く、のこぎりの歯のような形をしていて「返し」があります。そのため一度刺さると抜けにくいのです。
誤ってこの棘に刺されると激痛に襲われます。場合によっては数週間も痛みが続くこともあります。
アカエイをはじめ、棘をもった魚の毒というのは、それぞれ種類はありますが、「たんぱく質毒」と言われ、傷の中の細胞を破壊し炎症をおこさせるタイプの毒です。
刺された直後には激痛に襲われ、段々と刺すような痛みに変わっていきます。
そして細胞が壊死し始めてしまいます。
重症になると血圧低下、呼吸障害、下痢、発熱などの症状が出るほか、アレルギー体質の人はアナフィラキシーショックを起こし、最悪の場合は死に至ることもあるそうです。
アカエイの鞭状の尾は形だけではなく、毒棘の付いた尾を実際に鞭のように使い、敵を追い払うためにも使います。
この毒棘は人のズボンや靴下おも貫く強さと鋭さがあると言われます。
また死んでいる個体でも毒棘の毒性はなくならないので、死んでいるものでも毒棘には十分注意して調理しなければなりません。
●アカエイの毒棘に刺されたらどうすればよいか?
誤ってアカエイに刺されてしまった場合は、まず傷口をぎゅっと押さえ、できるだけ毒を絞り出します。
そして傷口を水または湯で洗い流し、できるだけ早く医療機関に受診してください。
タンパク質毒は熱に弱く、熱い湯(60℃以上の高温)で毒の成分が分解されるとも言われています。
医療機関に受診するまでにできることは、毒を絞ったらキズ口の周囲をやけどしない程度の熱湯(45~50℃くらい)の中に浸し、応急処置しておくとそのあとの治療に効果的だと言われます。
【カツオノエボシ】
透き通った水色の、風船やプラスチック片のような物体。
砂浜に落ちていたら「きれい!何だろう?」と触りたくなるが・・
実はこれ、「電気クラゲ」の異名を持つ毒のあるクラゲ「カツオノエボシ」。
6月下旬、神奈川県内の砂浜に大量に漂着しているという。
カツオノエボシは全長10センチ程度。
刺されると電気ショックを受けたような痛みがあり、二度目に刺されるとアナフィラキシーショックを起こして死に至ることもある。
カツオノエボシが死んだ状態であっても、毒が残っていて危険だという。
かながわ海岸美化財団はTwitterで「現在、フィルム状のプラスチック片が波打ち際に漂着しており、カツオノエボシとぱっと見似ているため、間違って触れてしまう可能性が高くなっています」と投稿
場所によっては1メートルおきくらいに漂着しているため、触らないよう連日注意を呼びかけています。
活動期は、4月から11月までで、特にヤマビルの生息や活動に最も適した気象条件(気温、湿度及び降水量)になる6月から9月までは生息密度も高まり、特に雨中及び雨後は活動が活発です。
ヤマビルの活動域の拡大は、人や野生動物が媒介しているとも言われています。
ヤマビルは、動物や人が吐く息に含まれる炭酸ガスや体温などで、その存在を知り移動します。移動速度は1分に1m程度とのこと。
●吸血されないために
忌避剤を足下を中心に靴や衣類に塗る方法があります。市販の虫除けスプレーなどでも短時間(2~3時間)なら効果がありますが、ヤマビル専用の忌避剤(主成分は虫除けと同様ですが、忌避効果の持続性を高めたもの)も市販されています。ヤマビル専用の薬剤は直接皮膚には使えません。所定の使用方法に従って靴などに塗布してください。
あら塩を靴などに塗り込むことでも効果があります。
●ヤマビルが特に多い場所でヒルの数を減らすために
少ない施量で高い効果をあげるためには、駆除する地域で予め人間が歩き回ってヒルをおびき出すなどした後に先に述べた殺ヒル剤などを散布します。

・吸血しているヒルはすぐに除去する。

