伝統的七夕・七夕は旧暦で祝いましょう~
「伝統的七夕」という言葉をご存じでしょうか。
伝統的というからには、今の七夕が「伝統から離れている」ものだと、
何となく推測できるかと思います・・
実は七夕は、ただ単に星の位置だけではなく、
その当日に出る月の形が極めて重要だそうです。
七夕の月は「上弦の月」、つまり半月でないといけないのです。
それをふまえて、国立天文台は2001年から伝統的七夕の日を決めることにしたのです。
国の機関とはいえ、実に素晴らしいはからいですね
七夕は必ず「上弦の月」
現在、日本の暦は国立天文台が定めています。
ただし、太陰太陽暦の計算は行わずに「伝統的七夕」という言い方で、
旧暦とは別の方法で七夕の日を求めているそうです。
日付はけっこう幅があり、今年(2020年)の場合は8月25日です。
この日の東京の晴天率は46.7%で、
伝統的ではない七夕(7月)は30%ですから、格段に晴れやすいって~♡
伝統的七夕は毎年、日付が変わるのでややこしいのですが・・
月が「上弦の月」という点は揺るぎません。
伝統的七夕を求める方法では、二十四節気の「処暑(8月23日頃)」以前で、
最も近い「新月」の日が7月1日となります。
新月から数えて7日目が伝統的七夕、7月7日に当たるので、
月の形は必ず上弦近く、つまり半月になるのです。
この半月というのが最も重要です!
なぜなら、織姫星(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)は、
天の川銀河によってへだてられていますが、一年に一度だけ、
この半月(上弦の月)の舟に乗って天の川を越えることが出来るからです。
太陽暦の7月7日は月の形に統一性がありませんから、
年によっては満月だったり新月だったりします。
そうすると、天の川を越えるための月の舟が無いわけで、伝説の由来が成立しません。
織姫と彦星は出会えるか?

台風8号の影響は限定的で、明日(25日)の夜は、
東北南部から九州北部の平野部ではだいたい晴れる見込み。
関東で織姫、彦星が見える確率は90%くらいと予想しています。
頭の真上に夏の大三角形を探すと・・
織姫星(ベガ)、彦星(アルタイル)は最も明るい星なので、
比較的はっきり見えるそうです٩(๑> ₃ <)۶♥
天の川は無理でも・・上弦の月(半月)が舟だと想像をすると、
少しは幸せな気分になれますよ♡
明日の夜は忘れないでね♡
またね☆彡
