※彼らが『創価学会』と名乗っているので
『創価学会』と書かざるを得ない状況です。
詳しくは下記のリンク先をご覧ください。
〔『創価学会』の皆様へ① 〕
〔『創価学会』の皆様へ② 〕
※全てのエピソードは時系列順に記しています。
各タイトルの〈〉内にある数字が時系列順です。
番号順にお読み下さい。
【】内には発生した日時も記してあります。
2021年4月12日
この日の仕事中、社長や社員の人たちが、とんでもない事を話していました。
むろん、わざと私に聞こえるようにです。
「あいつのマンションに『創価学会』の人が大勢集まって、とんでもない事になってるんだって」
「なんか、すげぇこと仕掛けてるらしいぞ」
「マジで。これで『創価学会の敵』もおしまいだな」
なんとも不吉な会話です……。
夕刻、就業時間を過ぎると、彼らは
「あいつ、早く帰れよ」
「『創価学会』の人がお前のマンションで待ち構えてるんだから、待たせるなよ」
「てか、俺たち、あいつよりも早く帰らないと」
「うわっ、俺、間に合わねぇよ」
なにやら、皆、テンションが高めです。
この日はその言葉通り、就業時間を過ぎると皆、帰宅していきました。
帰れば何かあると分かっていても、自分の家ですから帰らない訳にはいきません。
私もすぐに帰宅しました。
鍵を開け、マンションの部屋に入ると隣室や上の部屋から声が聞こえてきました。
「不審者が帰ってきたぞ」
「『創価学会の敵』が来た」
それはこれまで聞いたことのない声でした。
直接聞こえてくるような声ではなくて、遠くから響いてくるような、脳内に響いてくるような不気味な声。
変声器かなにかで話しているような声でした。
指向性のスピーカーか、もしくは何らかの振動で伝わってくるような声にも感じられました。
気味が悪かったですが、私はあえて聞こえないふりをして、シャワーを浴びに浴室へ。
ですが、そこでも声が聞こえてきます。
無視して服を脱ごうとすると、
「この部屋にはカメラが仕掛けられていて、全てネットで生配信されているぞ。もちろん風呂もトイレもな。日本中の『創価学会員』が見てるぞ」
と言うのです。
そして、この生配信を見ているという、複数の男女の声が聞こえてきました。
どうやら、その人たちの声もこちらに聞こえるようです。
その中には、私の会社の人たちも含まれているのが分かってきました。
彼らはこの生配信を見るために足早に帰宅したのでしょう。
私はシャワーを浴びるのを止めようとしました。
多くの人に見られている状況で、服を脱ぐわけにはいきません。
ですが、それこそが彼らの目的だと気がつきました。
おそらく、これで気味が悪くなって、気がおかしくなって、マンションを飛び出していく……。
そういう結末を期待しているのでしょう。
だとしたら。
私はあえて見られていることに気が付かない振りをして、服を脱ぎ始めました。
「ねぇ、こいつ脱ぎだしたよ」
「マジかよ、こいつ聞こえてないんじゃねぇの?」
「そうだよ、聞こえてたら脱ぐわけないよな」
私は聞こえないふりを続け、真っ裸になりました。
カメラの向こうは大パニックです。
それすら無視して、シャワーを浴び始めます。
「ふざけんな。こんなヤツの裸なんか見たくねぇ」
「これじゃあ、どっちが嫌がらせしてるか分からないよ」
「私、もう見るの止める」
勝手に覗きながら、よくもそのようなことが言えたものです。
この時点で、何人かが見るのを止めたようでした。
しかし、まだ多くの声が聞こえてきます。
私はいつも通りにシャワーを浴び終えました。
そして、服を着ると彼らにむかって、
「どっちが不審者だ」
と言い捨ててやりました。
私のこの声は彼らに聞こえたようで、多少はひるんだように思えたのですが……。
【私の体験談⑧ ~盗撮ネット生配信②~ 】に続きます。
※これは実際に私の身に起きた出来事です。
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