4月からのラジオの新番組で、この情報を目にした時に目が点になりました。

 

TBSラジオの人気番組である“たまむすび”の後継番組が決まった内容ですが、気になったのは番組の内容ではなく、

 

 

この番組、長崎(佐賀)のNBCラジオでも同時にネットされることです。

 

民放のAMラジオは、平日の午後のこの時間帯はほぼ、自社製作の生ワイド番組を組んでいますが、ここを他局からの番組購入に切り替えた点は衝撃でした。

 

近年、週末の番組については自社製作から撤退が進み、最近ではRKBラジオさえも土曜の午後はニッポン放送からのネット受けですが、平日午後では恐らく初の事態です。

 

CROSS-FMではミュージックフォレストと言うフィラー番組が幅を利かせていますし、FM熊本も昨秋の改編で明らかにコストカットと言える変更点(DJが二人から一人になる番組が大幅に増えた)があり、今後の人口減少を考えるとラジオ局の経営状況は厳しさを増していることがよく分かります。

 

1980〜90年代に開局したFM局はAM局より歴史が浅いこともあり、JFN発の地方局向けネット番組(昔、LALA-PIXやヒルサイドアベニューはよく聴いていました)を放送している局は多いのですが、今回の場合はあくまでも東京向けの番組をそのままネットした点に、それこそ今の長崎放送の状況が相当苦しいのではと考えてしまいました。

 

今後、このケースが他地区のAMラジオ局にも影響が出そうで不安です。

 

もっとも、NBCラジオは佐賀もエリアですが、この点でも不安が大きくなりました。改めて取り上げることにします。