違います! ユリ・ゲラーではありません!(あ、指で曲げているとこは...)
先生が現役時代に行った演武「十円曲げ」に使われたものなのです。本物かな?と思い、十円硬貨をマジマジと見ると、なんと「昭和四十六年」としっかりと刻まれていました。49年前のもので、総師範は30代の中盤あたりで一番血気盛んな頃ではないですか!
その時のエピソードも語って頂きました。黒崎先生と二人で行い「賭け」をしたそうです。で、総師範は見事に曲がったのですが、黒崎先生は曲がらなかったので、「お前、インチキしただろう。もう一回やって見せろ」と、難癖をつけられたそうです。そして先生は3回「十円玉曲げ」を行い、3回とも成功しました。流石に黒崎先生も認めざるを得ないので、「先輩、3回成功したから、銀座のお店に3回ですよ!」と黒崎先生に言うと「1回で勘弁してくれ!」と返されたそうです。