こんにちは。Yukiです。
ついに250MHz帯域のオシロスコープを購入しました。
買った理由
前から、Instrustar社のISDS205Aを持っていましたが、サンプリング周波数が48MS/sなため、16MHzくらいの波形を表示するのがギリギリでした。
ChH32V203とかのマイコンだと、MAX144MHzで動作できるため、たまに波形が見れないことがよくありました。
ということで、帯域がソコソコあるオシロスコープを探していました。
何気なく秋月電子のサイトを見ていたら、4CH で 250MHz帯域 オシロスコープが33000円で売っていたので、買ってしまいました。
スペック
簡単にスペック紹介を
オシロスコープ
- 帯域 250MHz
- サンプリング周波数 1GS/s
- 4チャンネル
- 分解能 8bit
- 電圧入力 2mV ~ 10V(x1プローブ)
- 電圧入力 20mV ~ 100V(x10プローブ)
- 電圧入力 200mV ~ 1000V(x100プローブ)
- 帯域幅制限 20MHzに変更可能
- トリガー エッジ/パルス/ビデオ/オルタネイティブ
- DCゲイン精度 ±3%
波形生成機能
- DC~25MHz (設定は75MHzまで可能)
- DAC 2k ~ 200MHz可変
- 周波数分解能 0.10%
- 1Ch OUTPUT
- 分解能 12bit
これだけの機能が入って33000円とかすごいですね。
(RIGOLとかのオシロスコープでも、4chは10万くらいしますよ…)
サンプリング周波数が1GS/sなので、100MHzくらいの波形なら見れると思ったほうが良いですかね。100MHzも見れれば十分です。
ソフトのインストール
詳しくは分かりませんが、Windows11にドライバを適用すると、コア分離を無効にしろとエラーが出てきます。
最新のドライバでも試しましたが、やはり出てくるので、素直にコア分離を無効にしました。
(詳しくは知りませんが、セキュリティが若干弱くなるらしいので注意)
Hantekのダウンロードサイトに行くと、ドライバとソフトウェアを入手できます。
また、秋月電子でも配布していますね。(個人的にはどちらでも良いと思います)
今回は、Hantekさんのページからダウンロードしました。
検索欄に “6000B” と入れて、
- Hantek6000B Driver
- Hantek 6000BD Software
の2つをダウンロード&インストールします。
これでソフトが使えるようになりました。
(コア分離とかは、Windowsの設定から変更できます)
実際に使ってみる
まず撮影会です。
USB Bですね。右側のBNCがDDS出力ですね。
真ん中のUSBXIはよく分かりません。開けてみましたが、中の基板が見えただけでした。おそらく、別モデルのインタフェース用?
PC側に差すUSB-Aです。
黒が通信線で、赤が給電専用です。
(USBは規格上500mAしか流せないからということでしょう。これ意味有るんですかね?)
ちゃんと4CHですね。今後通信関係とかで使いそうですね。
今回は、DDS機能とオシロの入力を直結させてみました。
(箱のそこに、ケーブルが付属していました)
まずDDS(波形生成機能)の設定からです。
DDSと書いてあるタブをクリックして。
ON/OFFで出力します。
下にあるパラメータで色々な設定が出来るみたいです。
試しに10MHzのサイン波を出力してみました。
結構キレイに出力されますね。
簡易的な機能としては十分では無いでしょうか。
次に、波形の情報を表示する方法です。
上のMeasureをクリックし、Edit Optionsをクリックします。
ここで、表示したい情報にチェックを入れれば、OKです。
ちなみに
あんまりこういう事は言ってはいけないかもしれませんが、このソフト。凄く使いにくいです。どうやったら、こんなインターフェイスになるの?という感じ。
(しかも1chごと設定欄を変えなきゃいけないのも面倒です)
ただ、慣れてくれば、ソコソコ使えます。
(昔、オシロスコープを毎日使ってたからですかね?)
似てるし、もしかして、Instrustar社のソフト使えるかな?とか思いましたが、使えませんでした。というか当たり前ですね。(チャンネル数も異なりますし)
Instrustar社のソフトってかなり使いやすかったですね。
これをモデルにして、自作で作ってみるのも有りかもしれません。
(ただ、時間が無いかな??)
余談
提供とかって来る人ってすごいですね。
自分もいつか、提供で計測器とかをもらってみたいです。(多分一生無理)