2022年なのに古いOS(WindowsXP以前)が必要になりました。

そこで今回は家に眠っていたWindows2000をVMware Workstationにインストールしたいと思います。

 

 

 

 

  なぜ今さら古いOSが必要になったのか

古いソフトを動作させる必要があったためです。

結構そういう人って多いんじゃないですかね?

 

あるソフトをWindows10で動作させようとしたら

上の画像はイメージです。

 

上の画像のような警告が出てきてしまい、Windows10では動作出来ない事が判明。

まあそういうソフトは今まででも結構あったのですが、今回は家族がどうしてもこのソフトじゃないといけないっていうので仕方なく環境を構築する感じですね...

 

 

 

 

  Windows2000のインストール

Windows2000のインストールは適当に終わらせます。

 

今回、仮想PCのスペックは

  • CPU 2コア
  • メモリ4GB 
  • HDD 10GB
という構成です。Windows2000からしたらハイスペックですね。
 
 
適当にインストールを終わらせます。
 

懐かしい画面ですね。

 

 

ここでWindows2000のインストールは完了しました。が、ここからが大変でした。

 

まずVMware Toolsをインストール使用したら...

 

何度やってもこのエラーで止まります。

ググってみたらなんと Windows 2000 SP4を適用しないとインストール出来ないとの事。

 

じゃあWindows2000 SP4を適用しますか。

 

 

 

  Windows 2000 SP4を適用する

ここからが非常に大変でした。

まずVMware Toolsをインストールするには

  • Windows 2000 SP4
  • Windows 2000 SP4向け 更新プログラム ロールアップ1
の二つのソフトが必要になります。
 
まずはこれらのプログラムをダウンロードします。
 
ここで重要な事があります。
実はMicrosoftからのWindows 2000 SP4の配布が終了しています。
というかそもそもリンクがありません。
ただ、なぜか Windows 2000 SP4向け 更新プログラム ロールアップ1は配布しています。なのでMicrosoft Update カタログではロールアップ1だけダウンロードします。
 
とりあえず更新プログラムを配布している Microsoft Update カタログを参照します。

 

 

Microsoft Update カタログにて "Windows 2000 Service Pack 4"と検索します。

上の画像にあるように"Windows 2000 Service Pack 4 用の更新プログラム ロールアップ 1 (KB891861)"をダウンロードします。横側にあるダウンロードをクリックします。

 

 

上の画像のように express-jpnと書いていない方をダウンロードします。

 

間違ってexpress-jpnをダウンロードすると...

上のようなエラーで詰みます。

上のエラーはネットワークに接続していないため、表示されていますがネットワークに接続しても、アップデートプログラムはダウンロードされないようです。

(恐らくMicrosoft が HTTPS(TLS)にしたためかと思われます)

 

次にSP4をインストールします。

SP4は残念ながらMicrosoftでは配信していません。

(まあ怪しいサイトでは配信していましたが)

そこでWayback Machineを使用し、過去のページからダウンロードします。

 

上のリンクから直接ダウンロード出来ます。(2014年くらいのページみたいです)

 

まあ怪しいサイトからダウンロードするよりはマシでしょ。

 

 

これで必要な更新プログラムはそろいました。

次はどうやってゲストOSに更新プログラムを送るかです。

いつもであればインターネット経由で送信すれば良いのですが、今回なぜかうまくいきませんでした。

"通信プロトコルがくぁwせdrftgyふじこlp" みたいなエラーが出て共有フォルダにすらアクセス出来なかったので、今回はUSBメモリを用いて転送しました。

Windows2000は標準でUSB 1.1に対応しています。

そのためVMwareの仮想マシン設定を変更し USB1.1にします。

 

このようにすることで必要なデータの移行に成功しました。

 

 

ここからは早速インストールです。

まずはWindows 2000 SP4をインストールします。

もちろん成功しました。

Service Pack 4が適用されています。

 

ここでVMware Toolsを入れようとしたら

いや、ロールアップ入れないと弾かれるのね。

 

 

次にロールアップを適用します。

 

 

適用した後に VMware Toolsを入れると...

 

 

無事インストール完了!

 

これで大画面になり、ドラッグアンドドロップでデータの移行が出来るようになりました。

 

 

 

 

 

  Windows2000で遊ぶ

久しぶりのOSなので遊ぼうと思います。

 

いつからか消えたピンボール 3Dです。

これって結構楽しいんですよね。

 

スコアは1,118,500 高いのか低いのか良く分かりませんが...

 

 

次に音楽を聴いてみました。

そういえばこの時のWMPはなんにも再生できませんでしたね。

こちらで確認した所、WMVのみ再生できました。 (m4aとmp3は再生不可)

 

レコチョクでダウンロードするとm4a形式としてダウンロードされるため、仕方ない。

VLC player をインストールしましょう。

Windows2000に正式対応していたVLC media player 1.1.11です。

 

今一番新しいバージョンが3.0.16らしいのでどれだけ古いかが分かるかと思います。

 

試しに音楽を流してみました。

普通に再生できました。

ただ、やはりたまに途切れるかな?位ですね。

 

動画も再生できますね。

というかVLCがすごいのかこれ。

 

 

 

  ベンチマーク

最後にベンチマークです。

 

ベンチマークソフトはCrystalMark 2004R7を使用しました。

 

結果は

まあまあ普通ですね。HDDのスコア高杉じゃない?って感じはしますが

 

 

ホストOSでもやってみました。ホストOSの方が勝っているのは当たり前だとは思いますが、なぜかHDDだけ負けた?

なぜ仮想化した方が早いんですかね?

 

 

まあそこそこ動作したので、これでOKかな?と思います。