前回欲しい機能やそれに必要な部品を書いておきましたが、今回は実際に制作してみようと思います。
前回の記事は下に貼っておきます。
・回路図
早速回路図はKiCadで書いていきます。
・必要な物
- 1kオーム抵抗 (LEDの電流制限用)
- LED(今回は緑色を使用しました)
- ポリスイッチ(今回は400mA?を使用)
- 電解コンデンサ (400uF以上推奨 耐圧16V以上推奨)
- セラミックコンデンサ (0.1uF)
- ピンソケット (今回は1x4 を二つ使いました)
- ユニバーサル基板(適度な大きさ)
- 気合いと努力(笑)
上の画像のように用意しました。
・早速作っていく
ここからは画像メインです。補足を下側に書いていきます。;
今回用意したUSBケーブルを切ります。
被覆を剥きます。 中に入っていたシールド?は取り除きます。
半田でコーティングします。こうすることで後で半田付けが楽になります。
後は組み立てて完成させるだけです。
最後にグルーガンなどで線の部分をコーティングしてください。
そうしないと軽い力で簡単に切れます。
裏面です。 このように配線してあります。(汚くてすみません)
・使い方
まず使い方です。
上に赤と青のピンソケットがありますが、ここには5Vが流れています。
これを使うことで、簡単に5Vがとれるというわけです。
上の画像は実際にそのピンから電源を撮っている画像です。
また画像には撮っていませんが、今回は5V電源を取りながらArduinoMegaへの書き込みも出来るようになっています。が注意が必要です。 それは信頼性がないと言うことです。
本来USBではこのような使い方は想定されていません。
そのため送受信したデータが化けるかもしれませんので、大切なデータなどのやりとりには使用しないことをお勧めします。
・ショートチェック
出来れば考えたくないのですが、私はどうしてもショートさせそうです。
そこであえてショートさせてみました。
真ん中の基板は前に作った簡易電流計です。
簡易電流計の記事を下に貼っておきます。
今回は電圧計の代わりとして中華オシロスコープを使用しています。
これがそのときの波形です。 電圧:電流 = 1:1になっていますのでそのまま単位を変換してください。
ショート直後で最大1.76A流れているようです。
これはコンデンサも関係しているかもしれませんが、ちょっと流れすぎです。
また4秒ほどしないと400mAになっていないため、これもよろしくありません。
やはり部品ボックスに転がっていた適当なやつを使用してはいけなかったという事ですね。
まあ電子工作で400mA流すと言うことはおそらく無いと思うので、もう少しポリスイッチの電流値を下げても良いかもしれません。
・改善点
作った張本人が改善点を出すのもどうなのかなと思いますが、簡単やっていきたいと思います。
まず非常に使いにくいです。
取り回し出来ない関係でとっても使いにくいです。
次に5Vを取り出すためにわざわざオス-オスケーブルを2本使うのが馬鹿馬鹿しいです。
ブレッドボードに直差し出来たら便利かもしれません。
またわざわざUSB電源から5Vを取るのではなく、適当な9V電源などから5Vを取り出せたら便利かもしれません。そもそも5V欲しいなと思ってもUSBポートがそこまでありませんでした。
これらを次の改善点として改良していければ良いと思います。(いつやるかは不明です)