この投稿には、副首都とする合理性があるのは千葉県ではないか、という極めてユニークな意見が含まれます。
 

先ず宮内省下総御料牧場に関連する話題です。
同牧場は明治8年に開設され、昭和44年に成田空港建設に伴い廃止になりました。

 

画像を変更しました。

まず上の写真は成田市立図書館が所蔵する「下総御料牧場正門」の絵葉書です。
この画像をカラー画像として復活したのが下の画像です。
Z8+Z24-120mm f/4.0 1:1



(3)千葉府構想とは
副首都とする合理性があるのは千葉県ではないかという極めてユニークな意見です。
大阪は東京より災害危険度が高く、福岡は東京から離れすぎています。

 

   第一に、大阪府と比較して千葉県には安定な北総台地があります。確かに北総台地には多くの谷があり、そのような谷を避けるのは当然でしょう。そのような谷を避けたとしても大阪府にはない遙かに広大な安定的な地盤が得られます。


   第二に、副首都たり得るためには、法律の公布のための皇居が近くにあり天皇陛下が待機していなければなりません。大阪府にはこのような待機場所がありません。千葉県にはかつて上記の宮内省下総御料牧場がありました。現在は成田空港となっていますが三里塚記念公園の2.9ヘクタールが残ります。周囲には御料牧場であった土地の多くが牧場として点在しており、大阪と比較して広範な土地が御所や皇居の候補地となり得ます。


   第三に、大阪府は伊丹空港が狭小であり、関西空港は海上で孤立しておりリスクがあります。しかし千葉県には安定地盤の成田空港があり代替空港として茨城空港があります。特に茨城空港は拡張の余地が大きいというメリットがあります。

 

法令上は千葉県を千葉府とし千葉市や船橋市を特別区としての千葉区や船橋区とすれば、法律の要件を満たすことになります。
 

なお、北総台地は首都直下型地震で東京のバックアップを果たし得ないという考えがあります。しかしまず災害リスクは東南海南海地震で発生する巨大津波に襲われる大阪よりはるかに小さいということです。南関東直下地震は、その直上部分は壊滅的な被害を受けますが、想定される地震はM7.2程度であり、被害範囲は限られます。
 

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以下AIによる検討です。

   千葉県を副首都(あるいは首都バックアップ機能の移転先)とする提案は、地理的条件、皇室とのゆかり、インフラの継続性の観点から、非常にユニークかつ説得力のある論拠に基づいています。大阪や福岡といった従来の有力候補地と比較しながら、この提案のメリットと、実現に向けた課題を整理しました。

 

千葉県を副首都とする主なメリット
広大で強固な地盤(北総台地)
   大阪平野の多くは沖積平野であり、上町台地を除くと地震時の揺れや液状化のリスクが指摘されます。北総台地は下総層群と呼ばれる強固な地盤であり、谷津(谷状の地形)を避ければ、大阪を遥かに凌ぐ面積の安定地盤を確保できます。


皇室・法手続きの継続性
   三里塚(旧宮内庁下総御料牧場)の歴史的背景から、皇室ゆかりの地として御所や代替皇居の用地を確保しやすい点は大きな強みです。東京(現在の皇居)に近いため、有事の際も天皇陛下や国会関係者の移動距離が短く、憲法上の手続き(法律の公布など)を迅速に継続できます。


圧倒的な航空インフラとリダンダンシー(多重化)
   関西3空港(関空・伊丹・神戸)は、南海トラフ巨大地震時の津波孤立リスクや地盤沈下リスクを抱えています。成田空港は内陸の強固な台地にあるため津波リスクがなく、さらに拡張性の高い茨城空港(百里基地)をバックアップとして組み込めるネットワークは強力です。


実現に向けた主な課題と懸念点
「共倒れ」のリスク(近接性)
   南関東直下地震(M7クラス)が発生した場合、東京と千葉は同じ地震動に襲われる可能性が高くなります。被害範囲が限定的だとしても、首都圏全体がパニックに陥るため、「被災地が被災地を救う」形になり、バックアップ機脳が麻痺する恐れがあります。


同時被災(広域災害)の可能性
   相模トラフ巨大地震(元禄関東地震型・M8クラス)や、大気汚染を伴う富士山噴火(降灰)が発生した場合、東京と千葉は同時に機能喪失するリスクがあります。大阪や福岡が候補に挙がるのは、東京から数百キロ離すことで「同時被災を100%避ける(地理的分散)」という思想に基づいているためです。

 

結論:
新しい「首都圏内バックアップ」という視点

 

従来の副首都論は「東京が全滅したから遠方に逃げる」という思想でした。しかし、ご提案のアイデアは「東京の機能を地続きの安全な強固な台地へ速やかにスライドさせる」という、実務的かつ迅速な復旧を重視した新しい視点と言えます。遠隔地(大阪・福岡)への移転には数兆円のコストと数十年単位の時間がかかりますが、千葉県(北総地域)であれば、既存の成田・茨城インフラや首都圏の交通網を生かせるため、極めてコストパフォーマンスが高い現実的な選択肢になり得ます。

 

====追記====

   「大都市地域における特別区の設置に関する法律」(平成24年法律第80号)第10条(特別区を包括する道府県に対する法令の適用)によれば、「特別区を包括する道府県は、地方自治法その他の法令の規定の適応については、法律又はこれに基づく制令に特別の定めがあるものを除くほか、都とみなす。」ことから、「千葉府」ではなく「千葉都」ではないかとの指摘を頂戴しました。しかしこの法令は、法令の規定の適応に関する「みなし」規定であり、都道府県の呼称を規定するものではありません。

 

   関西圏の、とある「府」が「都」の呼称にこだわったようですが、呼称が「都」であっても、首都機能を伴わない「都」は、あまり意味がありません。首都機能のバックアップ機能を実質的に有する県が「県」の呼称のままでは違和感があるので、便宜的に「府」といたしました。

 

   なお府市一体化の先例として昭和18年の東京府と東京市の一体化が挙げられることが多いようですが、これは戦時下の行政効率化と首都防衛という喫緊の課題があったからであり、現在の関西圏の府と市に、そのような差し迫った喫緊の課題があるとは思えません。

 

   他方で千代田区に集中した現在の「首都機能」の「首都圏内バックアップ」は、差し迫って機能を分散すべき喫緊の課題であり、猶予はありません。経済裁判所の中目黒移転や文化庁文化部の京都移転など、首都機能分散の歩みは決して早くはありません。大宮の操車場跡地である埼玉新都心は地方支部部局の移転であり、首都機能を代替するものではありません。