■撮影日:2018年 1月 2日/その4■

 

 この日は台東旧線に引き続いて台東糖廠(東廠文化創意産業園区)を撮影してきました。それでは当日の収穫を。。。
 
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台東糖廠

 台東糖廠は日本統治時代の1913年に開業した砂糖工場です。

 当初は台東精糖という会社が経営していましたが1943年に明治製糖に吸収合併、1946年には国民政府により台湾糖業公司に移管されました。

 台湾糖業公司移管後も砂糖の生産が続けられてきましたが、1957年にはパイナップルの生産と加工にも参入してきましたが1996年に操業を停止しました。

 2007年からは建物の一部をアトリエやジム、飲食店などに転用して東廠文化創意産業園区として活用されています。

 他には木材加工品や台湾糖業の製品なども販売されています。

 中には木材加工品を販売している店舗もあるようです。
 
工場内のモニュメント

 工場内には廃材を利用したモニュメントが設置されています。

 色々なものが組み合わされています。

 

重機置場

 サトウキビ畑を耕す際に使用していたと思われるブルドーザー
 
工場内に留置されたままの車両群

 工場内には操業時に使用されていたディーゼル機関車や貨車、運搬車などが留め置かれたままになっています。

 

静態保存されているディーゼル機関車(16號機関車)

 構内には貨車の入れ替え作業に使用された狭軌用のディーゼル機関車が静態本されています。

 このディーゼル機関車は1980年に日立製作所が新製した28.5tのディーゼル機関車です。出力は515HP、最高速度は32.9km/hとなっています。

 台東糖廠閉鎖後は花蓮糖廠で使用された後に現在の地に戻ったようです。

 台東糖廠は台東線の改軌工事に合わせて工場内も狭軌化、現在残されている貨車や運搬車などは全て狭軌仕様となっています。
 
台湾糖業の有蓋貨車

 台湾糖業(東)110017号車

 この貨車は台湾糖業の私有貨車です。
 
台湾糖業の有蓋貨車

 台湾糖業(東)110016号車

 積載量表記が消えていますが10t積み程度だと思われます。
 
台湾糖業の有蓋貨車

 台湾糖業(東)110019号車

 

台湾糖業の有蓋貨車

 台湾糖業(東)110015号車

 

台湾糖業の有蓋貨車

 台湾糖業(東)110013号車

 

台湾糖業の有蓋貨車

 台湾糖業(東)110011号車
 
台湾糖業の有蓋貨車

 台湾糖業(東)110018号車
 
台湾糖業の有蓋貨車

 4211-14279号車
 
台湾糖業の運搬車

 4211-14278号車
 
台湾糖業の運搬車

 4213-02634号車
 
台湾糖業の運搬車

 4213-02636号車
 
台湾糖業の運搬車

 4211-14276号車
 
台湾糖業の運搬車

 4211-14282号車
 
台湾糖業の運搬車

 4213-02635号車
 
台湾糖業の運搬車
 4211-14288号車
 
台湾糖業の運搬車

 4211-14285号車
 
台湾糖業の運搬車

 4211-14280号車
 
台湾糖業の運搬車

 4213-02633号車
 
台湾糖業の運搬車

 4211-14286号車
 
台湾糖業の運搬車

 4211-14287号車
 
【おまけ】木に食べられる運搬車

 4211-14277号車

 工場が閉鎖されてから21年、もう動かす事はできないようです。
 
 台東糖廠(東廠文化創意産業園区)での撮影はここまでです。