いすみ鉄道のネットショップから購入した令和4年4月4日記念硬券入場券セットAとBが届きましたのでご紹介します。

 

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いすみ鉄道では令和4年4月4日の4並び(しあわせ)を記念して硬券の記念セットを発売しました。

発売額はセットAが900円、セットBが600円になっています。発売期間は大多喜駅窓口発売分が令和4年4月4日9時00分から、ネットショップ発売分は令和4年4月9日9時から共に売切れ次第販売終了となっています。

入場券は当日のみ有効、乗車券と指定席券は使用できない記念硬券扱いとなっているようです。

 

令和4年4月4日記念硬券入場券セットA

No,64

菜の花畑を走る「国鉄気動車」の写真を印刷した絵葉書と大原駅、国吉駅、大多喜駅、上総中野駅の普通入場券と大原から大多喜ゆきの大人用と小児用の片道乗車券、大原から上総中野までの観光急行キハレストラン号座席指定券がセットされています。

ちなみに、菜の花の花言葉は「小さな幸せ」だそうです。

 

大原駅の普通入場券

No,0064

普通入場券は発行当日のみ有効となっているようです。

 

国吉駅の普通入場券

No,0064

先日の硬券収集の際には在庫がなくなり次第販売を終了するかもしれないというお話がありましたが追加されたようで一安心です。

 

大多喜駅の普通入場券

No,0064

 

上総中野駅の普通入場券

No,0064

 

大原から大多喜ゆき片道乗車券(大人小児用)

No,0364

普通乗車券については使用できない無効券扱いになっているようです。

 

大原から大多喜ゆき片道乗車券(小児用)

No,0364

乗車券については下2桁が券番と合わせてあるようです。

 

大原から上総中野までの観光急行キハレストラン号座席指定券

No,0064

ダイヤ改正で使用されなくなったもののようですが券番が若いのが気になります。

 

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令和4年4月4日記念硬券入場券セットB

No,54

菜の花畑を走る「いすみ350形」の写真を印刷した絵葉書と大原駅、大多喜駅の普通入場券と大多喜から大原ゆきの大人用と小児用の片道乗車券、大多喜から大原までの観光急行レストラン号座席指定券がセットされています。

次の5並びにも期待したいところです。

 

大原駅の普通入場券

No,0204

入場券は2駅分のみとなっています。

 

大多喜駅の普通入場券

No,0204

 

大多喜から大原ゆき片道乗車券(大人小児用)

No,1005

こちらも乗車券は無効券扱いとなっています。

 

大多喜から大原ゆき片道乗車券(小児用)

No,0205

 

大多喜から大原までの観光急行レストラン号座席指定券

No,0505

こちらもダイヤ改正で廃札になったものを使っているようです。

レストラン号の指定席券は高額な旅行商品に添付されるものなので廃札だとしても安価で手に入るのは嬉しいところです。

 

次は5並びの令和5年5月5日ですね。

次も期待しております。

 

(おわり)

この日は「いすみ鉄道」を撮ってきました。

それでは当日の収穫を。。。

 

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8時00分、大原駅前の駐車場に到着。

今回もコロナ感染症対策で現地まで車移動となります。

 

朝の大原駅

朝8時00分、定刻通りに到着。売店はまだ開いていません。

記念きっぷの押し印とお弁当を購入してから大多喜駅へ向かいます。

今日も天気がよさそうです。

いすみ線のホームは国鉄木原線転換時に設置されました。

 

売店に設置された指定席券ゴム印押しコーナー

これは2022年1月15日から発売された急行「いよ」・「うわじま」運転記念「乗車券」・「復刻レプリカ版急行券・指定席券」セット発売の付帯イベント「指定席券作成体験」として企画されたもので同記念券セットに添付されている指定席券・急行券に列車名と発着駅名のゴム印を押せるようになっています。

 

急行「いよ」・「うわじま」運転記念「乗車券」・「復刻レプリカ版急行券・指定席券」セット(1枚目)

1枚目は急行むろと号・高松→牟岐で作成しました。

ゴム印押しコーナーは大多喜駅と大原売店に設置されているもので同日から2月28日(後に3月末まで延長)まで復刻レプリカ版急行券・指定席券を作成する事が出来ます。

 

急行「いよ」・「うわじま」運転記念「乗車券」・「復刻レプリカ版急行券・指定席券」セット(1枚目)

2枚目は急行いよ・(讃)高松→松山で作成しました。

大多喜駅には「いよ号」、「うわじま号」、「土佐号」の各列車名と「(讃)高松」「松山」「宇和島」「阿波池田」「高知」の各駅のゴム印、大原売店には「いよ号」「阿波号」「むろと号」の各列車名と「(讃)高松」「松山」「徳島」「牟岐」の各駅のゴム印が設置されています。

 

売店で購入したミニマグネットヘッドマーク

お弁当と「いよ」と「うわじま」の2種を購入、車で大多喜駅へ向かいます。

 

大多喜駅

大多喜駅では出札窓口で発売している硬券入場券全口座と片道乗車券を発券してもらいました。

硬券入場券は在庫がなくなったものから発売を終了するという話がちらっと聞こえてきました。

乗車券は大多喜から国吉で発券して頂きました。

 

大多喜駅構内

ちょぅど観光急行編成の出区点検が行われていました。

 

大多喜駅構内に留置されている"いすみ350形"

いすみ352号車

 

大多喜駅に停車中の上総中野ゆき普通列車

いすみ302号車

 

出区点検が完了した観光急行編成

キハ52形の車体は奇麗ですがキハ28形の車体は錆や塗装の劣化が目立つようになってきました。

 

次の全般検査では駆動系だけでなく車体の修繕も大変そうです。

 

大多喜駅を発車した上総中野ゆき普通列車

いすみ302号車

この列車が発車すると観光急行編成が出てきます。

 

入換作業

いすみ鉄道では殆どの転轍機が手動転轍機又は発条転轍機が使用されているため係員が信号扱い所と連絡を取りながら誘導していきます。

車庫から出てきた観光急行編成は一旦本線へ移動し上り本線へ転線していきます。

四国急行企画として赤ヒゲが追加されました。本日は急行「うわじま」のヘッドマークが装備されています。

大原方からキハ28 2346号車+キハ52 125号車

 

大多喜駅に停車中の大原ゆき急行「うわじま2号」

キハ28 2346号車の車齢は57年になりました。本来なら2012年に廃車解体となる予定だったものをいすみ鉄道が購入して使ってきました。

次の全般検査回帰が迫ってきており今後の扱いが気になるところです。

横サボも「うわじま」が差し込まれています。

千葉県ではコロナウィルス感染症の蔓延防止期間が延長されたことに伴い4月10日までレストラン列車の営業は休止となっています。

 

キハ52の車内

この日のお客さんも少なく発車時刻までゆったりした感じになっています。

 

キハ58の車内

レストランの営業が休止されている間は全車自由席として運転するようです。

指定席の復活も期待しましたがやらないみたいです。

今日はキハ28の方に乗ります。

大原駅で購入した忠勝弁当を頂きながら車窓を楽しみます。

値段に対してボリュームがあるのでお気に入りです。

 

国吉駅に停車中の急行「うわじま」2号

猫ヒゲと四国ヘッドマーク付きの特別仕様になっています。この猫ヒゲは国鉄の四国総局が管内に多く存在する第4種踏切(警報機や遮断機がない踏切及び勝手踏切)での事故対策として採用したもので他の交通からの視認性確保のために猫ヒゲ塗装化と特殊警報装置(ミュージックアラーム)が装備されました。

この形態の車両は主に高松~多度津間の急行「うわじま」号で使用されたようですが、大した効果が出なかったために数年で使用を終了、設備を撤去して猫ヒゲも消されたようです。

 

大原駅に到着した観光急行編成

房総地区で運転されていた海水浴列車では四国から借り入れたキハ58も含まれていたそうです。もしかしたら赤ヒゲも使われていたかもしれないですね。

 

大原駅

蔓延防止期間中という事もありお客さんはまばらです。

折り返し整備が終了したとの事なので車内に入ります。急行1号はキハ28のエンジン直上付近の座席に座ります。

 

国吉駅に停車中の観光急行編成

そういえば前の社長がいすみ鉄道を離れてからキハの輝きがなくなったような気がします。

輝きといっても車体の艶などではなく車両の存在感がなくなったというか

今はただ鞭を打って走らされているだけという感じです。

社長が変わるとここまで輝きがなくなってしまうんですね。

このままだと何かに理由をつけて全般検査前に「国鉄気動車の運転を終了します」とも言いだしそうな雰囲気を感じます。

終盤を感じるような雰囲気に少し寂しい感じになりました。

 

国吉駅構内で余生を送るキハ30形といすみ200形

観光急行用の車両も廃車されるとここに並ぶ事になるのかもしれないですね。

 

上総中野駅に到着した急行「「うわじま」2号

 

上総中野駅に停車中の小湊鉄道キハ200形

小湊鉄道キハ212号車

 

上総中野駅構内

今でも旧形気動車の並びを見ることができますが次のダイヤ改正では見られなくなるようです。

車内整備が終わったようなので車内に入ります。

大多喜ゆきはキハ52に乗車します。

 

大多喜駅に到着した観光急行編成

今回の四国ヘッドマークイベントは3月末まで実施される予定となっています。

 

車庫へ回送される観光急行編成

大多喜駅に到着するとすぐに車庫へ回送されます。

一旦、上総中野方へ移動して車庫へ転線されていきます。

本日も無事に運行が終わりました。

この後は車に乗り換えて成田空港近くの空の湯で夕食と入浴をしてから帰ります。

 

空の湯

空の湯へのアクセス通路が滑走路のような表示になっています。

中で2時間ほどくつろいできます。

 

(おわり)

JR大原駅

当駅は1899年12月13日に外房線の前身である房総鉄道の終端駅として開業したものです。

1913年6月20日には勝浦まで延伸開業、1930年4月1日にはいすみ鉄道いすみ線の前身である国鉄木原線が開業しました。

ホームは単式1面1線と島式1面2線の計2面3線構造になっています。現在の外房線は短編成化が進んでいますが当駅は11両編成に対応したものになっています。

当駅で接続している「いすみ鉄道線」は駅舎の北側に単独駅が設置されています。当駅には1912年12月15日~1927年8月31日までは千葉県営大原大多喜人車軌道(後の夷隅軌道)が接続しており、1923年まで人が客車を押していました。

 

大原駅に到着すると東京ゆき特急わかしお号

幕張車両センター所属のNB01編成+NB16編成です。房総特急の運転本数削減も進められており、最盛期には19編成あったE257系は現在11編成まで減らされました。

 

大原駅のマルス端末入場券

みどりの窓口にはME4形マルス端末が設置されています。入場券は窓口のみで発売しているようです。

 

大原駅の自動券売機乗車券

自動券売機はEVとEMが各1台設置されています。自動券売機には入場券の口座が設定されていません。

 

それでは、いすみ鉄道の撮影に戻ります。

今日は美乃浜学園駅開業記念切符セットを購入しながら開業初日の美乃浜学園駅を撮影してきました。

それでは当日の収穫を。。。

 

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美乃浜学園駅

2021年3月13日に開業した美乃浜学園駅です。

同駅は2021年4月に開校する中小一貫校「ひたちなか市立美乃浜学園」の最寄り駅として開設されたものです。

総事業費は5,426万円で幹線鉄道等活性化事業費補助(形成計画事業)を活用して国と茨城県、ひたちなか市が1/3ずつを負担しています。

当初の計画では仮称「学校駅」となっていましたが、2020年5月25日に「美乃浜学園駅」に決まりました。

無人駅で単式ホーム1面1線になっています。ホームの有効長は約3両分で安全対策として列車接近案内装置や列車非常停止装置、ホーム上の固定式転落防止柵設置されています。

 

美乃浜学園駅開業記念切符セット(表面)

No,0002

この記念きっぷは「美乃浜学園駅」の開設を記念して2021年3月13日から発売されたものです。発売額は1部1,380円、発売限定数は500部、発売期間は2021年3月13日から売り切れ次第終了(乗車券の有効期間は2021年9月30日まで)、発売個所は那珂湊駅(同日8時30分から発売開始)と同社のオンライン通販(同日0時00分から発売開始)となっています。

 

美乃浜学園駅開業記念切符セット(中面)

台紙はA4サイズ(たて220mm×よこ333mm)の二つ折りになっています。表面は美乃浜学園駅の写真と美乃浜学園の完成予想図を印刷、中面は駅の概要と路線図をデザインして美乃浜学園駅のD型普通入場券(駅名標デザイン)と中根駅までの小児用B型片道乗車券1枚、阿字ヶ浦までの大人用B型片道乗車券1枚、中根までの大人用A型往復乗車券1枚、高田の鉄橋までの補片タイプ大人用片道乗車券1枚が差し込まれています。

 

那珂湊駅で発売されている美乃浜学園駅の普通入場券

No,0002

この普通入場券も同日の8時30分から発売を開始しました。翌日以降も発売するかどうかは不明です。

 

那珂湊駅で発売されている美乃浜学園駅までの片道乗車券

No,0002

今回の新駅開業に合わせて美乃浜学園ゆきの片道乗車券が設備されました。小児用の片道乗車券および往復乗車券の設備については不明です。

 

那珂湊駅で発売されている特別補充券

冊No,0001-02

今回の開業にあわせて新券が用意されました。明日以降も海浜鉄道線内のみで発行して頂けるかどうかは不明です。

 

勝田駅で発売されている美乃浜学園駅までの片道乗車券(硬券)

No,0004

勝田駅では軟券と硬券の双方を発売しています。

 

勝田駅で発売されている美乃浜学園駅までの片道乗車券(軟券)

No,000007

勝田駅では日付を改札スタンパーで押印しています。

 

本日の収集と撮影はここまで

【撮影日:2020年 3月21日/その3】

 

 この記事では丸森~槻木駅間の撮影を進めてまいります。

 

丸森駅

 丸森駅は1968年4月1日に日本国有鉄道が丸森線の終点駅として開設されたものです。開設当初から駅員が配置されています。

【国鉄丸森線について】

 国鉄丸森線は当時単線で急こう配区間が多い東北本線の輸送力増強を狙って1953年に福島~槻木駅間を結ぶ鉄道として計画されたものです。1962年に着工し、1968年4月1日に槻木~丸森駅間で先行開業しました。残りの区間についても鉄建公団により建設が進められてきましたが、盲腸線故に営業区間の乗客数が伸びずに赤字額が拡大した事から1980年に制定された日本国有鉄道経営再建促進特別措置法により第1次特定地方交通線に指定、先行開業区間の廃止推奨と建設中の新線区間の工事凍結が決まりました。

 その後、福島県と宮城県、沿線自治体、沿線に路線バス網を持つ福島交通が協議して第三セクター会社を設立、1986年4月1日に先行開業区間と未成線区間を継承して1988年4月1日に日本で最初の交流電化による第三セクター鉄道として全線開通しました。

 

丸森駅の普通乗車券(POS端末発行券)

丸森駅発行No,05-7784

丸森→北丸森

 訪駅時は運休の時間帯ですが駅員さんがいらっしゃいましたので、お願いしたら発券して頂けました。

 

丸森駅の改札口

 丸森駅には自動券売機も設置されていますが、訪駅時は発売中止中でしたので購入はしませんでした。

 

丸森駅の構内

 ホームは島式1面2線構造になっています。

 当駅から福島方面は2019年10月12日の令和元年東日本台風(台風19号)では強風と豪雨により線路設備が被災した影響で富野駅までの間で終日運転を見合わせています。また、この影響により運転を再開した槻木~丸森駅間では梁川駅の車庫へ出入りができなくなってしまった事から日中の運転中止して朝と夕方~夜間のみの暫定ダイヤで運行しています。

 

 次は車で北丸森駅へ

 

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北丸森駅

 北丸森駅は1986年7月1日に阿武隈急行が国鉄丸森線転換時に開業させたもので、当初から無人駅になっています。

 

北丸森駅の構内

 ホームは単式1面1線構造になっています。

 

 次は車で南角田駅へ

 

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南角田駅

 南角田駅は1986年7月1日に阿武隈急行が国鉄丸森線転換時に開業させたもので、当初から無人駅になっています。

 国鉄丸森線時代は丸森駅と角田駅の間には駅が設置されていませんでしたが、転換時に利便性向上のために北丸森駅と合わせて設置されました。

 

南角田駅の構内

 ホームは単式1面1線構造になっています。

 

 次は角田駅へ

 

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角田駅

 角田駅は1968年4月1日に国鉄丸森線の駅として開設したものです。

 現在の駅舎は1998年4月に改築されたもので、駅舎内には角田氏のコミュニティープラザ「オークプラザ」が併設されています。

 コミュニティープラザには飲食施設も併設されています。

 

角館駅の普通入場券(POS端末発行券)

角田駅No,06-3274

角田→南角田

 

角田駅の改札口

 当駅には自動券売機2台も設置されていますが、運休時間帯のため電源が切られていましたので購入しませんでした。

 

角田駅の構内

 ホームは相対式1面2線構造になっています。当駅では運休時間帯には運用車両の留置場所となっておりJR線直通用の4両編成1本と線内折り返し用2両編成1本の計6両が留め置かれています。

 

 次は車で道の駅「かくだ」に立ち寄ってから横倉駅へ(道の駅「かくだ」は別の記事で投稿します)

 

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横倉駅

 横倉駅は1986年7月1日に阿武隈急行が丸森線転換時に開業させたもので、当初から無人駅になっています。

 

横倉駅の構内

 ホームは単式1面1線構造になっています。

 

 次は車で岡駅へ

 

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岡駅

 岡駅は1968年4月1日に国鉄丸森線の駅として開設されたものです。当初から無人駅となっています。

 

岡駅のホーム

 ホームは単式1面1線構造になっています。東北本線のパイパス線として設計されたようで長いホーム有効長とホームが増設できるよう土地が確保されています。

 駅の槻木方には本線に繋がる側線を設置、駐車場内から資器材の積み込みができるようになっています。

 

 次は車で東船岡駅へ

 

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東船岡駅

 東船岡駅は1968年4月1日に国鉄丸森線の横橋駅として開設されましたが、1986年7月1日の阿武隈急行転換時に合わせて現在の東船岡駅に駅名を改称されました。

 

東船岡の駅構内

 ホームは相対式2面2線構造になっています。

 

 次は車で槻木駅へ

 

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槻木駅

 槻木駅は1891年1月12日に日本で最初の私鉄である日本鉄道が開設、1906年11月1日に国有化されて官設鉄道に編入された後に日本国有鉄道になりました。国鉄丸森線は1968年4月1日に乗り入れを開始、1986年4月1日に阿武隈急行が継承しました。

 

槻木駅のホーム

 ホームは単式1面1線と島式1面2線の計2面3線構造になっています。

 阿武隈急行は駅舎と反対側の3番線を使用して発着しています。

 

槻木駅の普通入場券

槻木駅101発行No,4561

普通入場券(小)

 槻木駅では出改札業務をJR東日本に委託しています。

 

槻木駅の普通乗車券(自動券売機発行券)

槻木駅101発行No,4563

槻木→阿武隈急行260円区間(小)

 普通乗車券はJR東日本のEV形自動券売機に阿武隈急行の口座を登録して対応しています。

 

 本日の撮影はここまで

【撮影日:2020年 3月21日/その2-1】

 

 この日は阿武隈急行の撮影途中に道の駅「かくだ」の道の駅記念きっぷを購入してきました。それでは当日の収穫を。。。

 

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道の駅「かくだ」

 道の駅「かくだ」は2019年4月19日に宮城県道272号角田山下線(宮城県角田市枝野字北島81-1)に開設されたものです。小規模ながら直売所とフードコートが併設されており特産品が充実した品ぞろえになっています。

 

道の駅「かくだ」の記念きっぷ

 

道の駅「かくだ」の記念きっぷ

No,000458

裏面には道の駅「かくだ」のロゴが印刷されています。

 

道の駅「かくだ」の味噌ラーメン

 ここで昼食を頂きました。この他に蕎麦やうどん、ピザなども販売しています。

 

 昼食を済ませた後は阿武隈急行線の撮影に戻ります。

【撮影日:2020年 3月21日/その2】

 

 この記事では富野~丸森駅間の災害不通区間の撮影を進めてまいります。

 

兜駅

 兜駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間の新線開業に伴い開設されたものです。当初から無人駅となっています。

 当駅は2019年10月12日の令和元年東日本台風(台風19号)の強風と豪雨により線路設備が被災した影響で現在も運転を見合わせています。

 

兜駅の構内

 ホームは単式1面1線構造になっています。当駅については大きな被災は無かったようです。

 

 次は車で、あぶくま駅へ

 

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兜駅前の道路

 駅前の道路は阿武隈川と並行しており、台風による豪雨で道路の高さを超える氾濫があったようです。

 

九龍神社付近

 この辺りも河川の氾濫により地形が大きく変わったようです。

 

あぶくま駅前

 あぶくま駅に到着しました。当駅は2019年10月12日の令和元年東日本台風(台風19号)による強風や豪雨により川や沢から大量の水が流れ出して駅を破壊しました。

 

あぶくま駅の福島方

 こちら側では道路と線路の下を流れる河川から水があふれだして線路の路盤が流出しましが、復旧工事が終わったようです。

 

あぶくま駅

 川からあふれ出した水は駅舎側にも流れてフェンスを破壊したようです。

 壊れたフェンスが水の勢いを物語っています。

 ホーム前後の線路上には山から流れ出した砂が堆積しています。今後はバラストの入れ替えなどの作業も必要になってくると思われます。

 駅の設備に被害は無そうな雰囲気でしたがホームの槻木方は悲惨な状況になっています。

 この辺りは沢から大量の土石流が流れてホームを破壊しました。

 ホームの一部がなくなっています。

 被災直後はがれきが堆積していたそうですが既にレール上のごみを撤去して新しいバラストが入れられました。

 土石流はこの沢を下ってきたようです。

 

あぶくま駅付近で行われている復旧作業

 軌道の整備を優先して行っているようです。

 

産業伝承館

 こちらは流れ込んだ水により浸水したようですが扉が壊されたり中の展示物等が流出する事はなかったようです。

 しかし、建物の裏側は阿武隈川の氾濫した水により護岸が削られて崩落してしまいました。

 伝承館前の広場は沢から流れてきた土石流で殆どの物が流されてしまいました。

 

あぶくま駅のねこ

 以前から駅や伝承館周辺に住み着いていた猫たちは無事で今でも元気に過ごしています。

 来駅される方の中には餌や猫の面倒を見てくれている方が多いようです。

 伝承館の復活を待っているようです。

 産業伝承館の方は全く復旧詐欺用が行われていない状況ですがまた、観光客が訪れるようになると良いですね。

 建物の入り口には応援メッセージなども張り付けられています。

 私も早期復旧を願っております。

 

 次は車で丸森駅へ

 

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対岸から見た、あぶくま駅と産業伝承館

 対岸から見ると崩落の規模が大きい事が分かります。

 

舘矢間山田付近

この辺りも土砂崩れや川の氾濫などにより大きな被害を受けました。

 

舘矢間山田付近を走行する軌陸トラック

 あぶくま駅の近くで土砂を積み込んでいた2tトラックのようです。

 これだけ離れていてもレールの継ぎ目を通る音が聞こえてきます。

 

【その3へ】

【撮影日:2020年 3月21日/その1】

 

 この日は阿武隈急行の前線全駅を撮影してきました。この記事では福島~富野間の撮影を進めてまいります。それでは当日の収穫を。。。

 

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【阿武隈急行線について】

 阿武隈急行は福島県の福島駅から保原、梁川、角田を経て同線の宮城県の槻木駅間を結ぶ路線延長59.6kmの第三セクター鉄道です。

 開業に際しては1986年4月1日に国鉄再建法の第1次特定地方交通線に指定された国鉄丸森線の丸森~槻木駅間17.4kmを同社に移管して運行を開始、合わせて同区間の交流電化工事と未成線のまま1981年に工事が凍結されていた福島~丸森駅間の工事を再開、1988年4月1日に福島~槻木駅間59.6km(東北本線の福島~矢野目信号所4.7kmを含む)の全区間で運転を開始しました。

 

■福島駅

|5.6km

■卸町

|0.9km

■福島学院前駅

|1.0km

■瀬上駅

|1.1km

■向瀬上駅

|1.5km

■高子駅

|1.4km

■上保原駅

|1.3km

■保原駅

|1.1km

■大泉駅

|1.5km

■二井田駅

|1.6km

■新田駅

|1.3km

■梁川駅

|1.7km

■やながわ希望の森公園前

|2.1km

■富野駅

|3.1km

■兜駅

|4.2km

■あぶくま駅

|8.1km

■丸森駅

|1.7km

■北丸森駅

|2.4km

■南角田駅

|1.7km

■角田駅

|1.9km

■横倉駅

|2.5km

■岡駅

|3.6km

■東船岡駅

|3.6km

■槻木駅

赤文字の区間(富野~丸森駅間)は2019年10月の豪雨により不通になっている区間です。

 

福島駅(阿武隈急行・福島交通)

 阿武隈急行と福島交通の福島駅はJR福島駅の東口から北へ約100mほどの場所に設置されています。

 阿武隈急行線の福島駅は1988年7月1日の丸森~福島駅間の新線開業の際に福島交通が使用していた駅設備の一部を使用して開業して乗り入れを開始しました。

 阿武隈急行と福島交通の出札窓口は個々に設置されていますが事務室は共用となっているようです。 阿武隈急行の発券業務は自動券売機2台とPOS端末1台で対応しています。

 改札口での入鋏は福島交通の駅員が担当、集札と清算は到着列車に合わせてそれぞれの駅員が担当しています。また、改札口にはJR線との連絡改札口も併設されています。

 

福島駅のPOS端末発行券

福島駅発行No,01-7220

福島→卸町

 福島駅で使用されている窓口端末(POS端末)は熱転写式プリンターが接続されています。

 

福島駅の自動券売機発行券

福島駅自(05)発行No,3411

福島→阿武隈急行260円区間(小)

 入場券は買い忘れました。

 

AB900系2号車運行開始記念フリー乗車券(表面)

No,0086

 このフリー切符は2020年3月14日から新型車両AB900系電車2号車(みどり)の運転開始を記念して発売されたものです。発売額は1枚900円、発売期間は2020年3月14日から売り切り次第発売終了、発売個所は福島駅の阿武隈急行窓口と保原駅、梁川駅、丸森駅、角田駅の出札窓口(窓口の営業時間が限られていますので注意が必要です)、発売限定数は900枚となっています。

 

AB900系2号車運行開始記念フリー乗車券(裏面)

 フリー乗車券は硬券と同じ素材で縦60mm×横124mm、表面にはAB900系電車2号車の写真をデザインしています。裏面には利用上の注意書きに加えて災害による不通区間がある事が記載されています。

 

福島駅の構内(阿武隈急行・福島交通)

 ホームは頭端式1面2線構造で西側(左側)を阿武隈急行、東側(右側)を福島交通が使用しています。

 

福島駅で購入したフリー乗車券

 本来であれば列車で移動しながらの撮影を原則としてきましたが、新型コロナウィルスの影響と豪雨災害による運転見合わせ区間内各駅を含めた撮影となる事から車を使用しての移動となります。せっかくなので各駅の入構票代わりに1日乗車券を購入しました。

 

 次は車で卸町駅へ

 

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卸町駅

 卸町駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたものです。

 2012年4月1日以降は無人駅として出改札機器を撤去、駅舎内の待合室は隣の蕎麦店の開店時に開かれるようになりました。

 

卸町駅の構内

 ホームは島式1面1線構造になっています。

 

 次は車で福島学院前駅へ

 

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福島学院前駅

 福島学院前駅は2000年3月15日に開設されたもので阿武隈急行線としては一番新しい駅となっています。

 当駅は開業当初から無人駅になっています。

 

福島学院前駅の構内

 ホームは単式1面1線構造になっています。一般道路への連絡口はビル3階分の階段のみとなっているため体か不自由な方の乗り降りは難しそうです。

 

福島学院前駅に到着する富野ゆき電車

 この編成が2020年3月14日から運行を開始した2号車(みどり)です。

 

福島学院前駅を発車した

 車両基地所属のAB-2編成です。槻木方からAB901-2号車(Mc)+AB900-2号車(Tc)の2両編成(新製2020年・J-TREC総合車両製作所)になっています。

 阿武隈急行AB900系電車は2019年に老朽化している8100系電車の置き換え用としてJR東日本のE721系電車をベースに導入、計画では2両編成10本20両が新製される事になっています。

 

 次は車で瀬上駅へ

 

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瀬上駅(北側)

 瀬上駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたもので、当初から無人駅となっています。

 

瀬上駅(南側)

 

瀬上駅の構内

 ホームは相対式2面2線構造になっています。ホーム間の連絡通路は無く、ホーム毎に出入り口が設置されています。

 

瀬上駅に到着する富野ゆき電車

 車両区所属のA-3編成です。槻木方からAT8106号車(Tc)+AM8105号車(Mc)の2両編成(新製1988年・日本車両製造)になっています。阿武隈急行8100系電車は1988年の福島~丸森間延伸開業及び全線電化の際に用意された交流用の近郊形電車で、同年中に2両編成9本18両が新製されました。

 

富野駅を発車した福島ゆき普通電車

 車両区所属のAB-1編成です。槻木方からAB901-1号車(Mc)+AB900-1号車(Tc)の2両編成(新製2019年・J-TREC総合車両製作所)になっています。

 

 次は向瀬上駅へ

 

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向瀬上駅

 向瀬上駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたもので、当初から無人駅になっています。

 

向瀬上駅の駅構内

 ホームは単式1面1線構造になっています。

 

向瀬上駅から見た阿武隈高地

 阿武隈急行線は2019年10月12日の令和元年東日本台風(台風19号)による強風や豪雨による災害で42か所に及ぶ被害が発生して運休、福島~富野駅間は同年10月23日に通常運転を再開、富野~丸森駅間は軌道に大きな被害を受けた事から復旧工事中、丸森~槻木駅間は同年11月6日に運転を開始しましたが日中の運転を取りやめる暫定ダイヤが組まれています。

 現在、不通となっている区間については宮城県知事から「交通手段の早期確保のために鉄道以外の方法も検討する」との発言がありましたが、国からの支援決定により鉄道の復旧が進められる事になりました。

 

 次は車で高子駅へ

 

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高子駅

 高子駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたもので、開業当初から無人駅になっています。

 駅前には高子駅開業の記念碑が設置されています。

 

高子駅の駅構内

 ホームは相対式2面2線構造になっています。ホーム間の連絡通路は無く、ホーム毎に出入り口が設けられています。

 

 次は車で上保原駅へ

 

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上保原駅

 上保原駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたもので、開業当初から無人駅になっています。

 

上保原駅の駅構内

 ホームは単式1面1線構造になっています。

 

上保原駅を発車した梁川ゆき電車

 車両区所属のAB-1編成です。

 

 次は車で保原駅へ

 

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保原駅

 保原駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたものです。駅舎は伊達市観光物産協会と保原駅コミュニティーセンターが併設されています。

 当初から駅員が配置されている有人駅となっており自動券売機とPOS端末が設置されています。

 

保原駅の普通乗車券(POS端末発行券)

保原駅発行No,03-2717

保原→上保原

端末番号のNo,02は卸町駅が割り振られていますが現在は使用されていません。

 

保原駅の普通入場券(自動券売機発行券)

自(01)No,3663

普通入場券(小)

 様式はJR東日本とほぼ同じです。

 

保原駅の普通乗車券(自動券売機発行券)

自(01)No,3664

保原→阿武隈急行180円区間(小)

 乗車券もJR東日本洋式になっています。

 

保原駅で購入したAB900系2号車運行開始記念フリーきっぷ

 未使用券の有効期限は2021年3月31日までとの事なので復旧支援を兼ねて次回の撮影旅行用に1枚追加購入。新型コロナウィルスが落ち着いたら次は電車で移動しながら撮影したいと思っています。早く新型コロナウィルスが消滅しますように・・・

 

保原駅の構内

 ホームは島式1面2線構造になっています。

 

 次は車で大泉駅へ

 

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大泉駅

 大泉駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたもので、開業当初から無人駅になっています。

 

大泉駅の構内

 ホームは単式1面1線構造になっています。

 

 次は車で仁井田駅へ

 

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仁井田駅(南側)

 仁井田駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたもので、当初から無人駅になっています。

 

仁井田駅(北側)

 北側には公園が設置されています。

 

仁井田駅の構内

 ホームは相対式2面2線構造になっています。ホーム間の連絡通路が設置されている他、両ホームに出入り口が設置されています。

 

仁井田駅を発車した富野ゆき電車

 車両基地所属のAB-2編成です。

 

 次は車で新田駅へ

 

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新田駅

 新田駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたもので、当初から無人駅になっています。

 駅の東側には住宅団地があり、地下通路により連絡されています。

 

新田駅の構内

 ホームは単式1面1線構造になっています。

 

 次は車で梁川駅へ

 

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梁川駅

 柳川駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたもので、当初から駅員が配置された有人駅になっています。

 駅の窓口にはPOS端末1台と自動券売機2台が設置されています。

 

梁川駅の普通乗車券(POS端末発行券)

梁川駅No,04-2990

梁川→やながわ希望の森公園前

阿武隈急行のPOS端末には普通入場券の口座がなく発券不可のようです。

 

梁川駅の普通入場券(自動券売機発行券)

(自)01No,2529

普通入場券(小)

 

梁川駅の普通乗車券(自動券売機発行券)

(自)01No,2530

梁川→阿武隈急行180円区間(小)

 

梁川駅の構内

 ホームは島式1面2線構造になっています。

 

梁川駅の南側にある車両区

 駅の南側には阿武隈急行の車両基地が設置されており、当駅を始発又は終着となる列車が設定されている他、ラッシュ時の前後には増解結作業も行われています。

 

梁川駅に停車中の福島ゆき電車

 車両基地所属のAB-2編成です。

 運行開始記念のヘッドマークが装着されています。

 

 次は車で、やながわ希望の森公園前駅へ

 

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やながわ希望の森公園前駅

 やながわ希望の森公園前駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたもので、当初から駅員が配置された有人駅になっています。

 現在の駅舎は開業した翌年の1989年7月1日から使用を開始したもので、当初は駅員が配置されていましたが、2011年3月11日に発生した東日本大震災で営業を休止しました。

 震災復旧後は駅員が配置される事はなく2011年4月1日に無人化されました。

 無人化後も駅舎内で営業していた味処「八幡」も営業を終了して駅舎内への立入ができなくなりました。

 

やながわ希望の森公園前駅の構内

 ホームは単式1面1線構造になっています。駅の東側へ徒歩約3分ほどの場所には、やながわ希望の森公園内を走るミニSL鉄道の西口駅が設置されており、毎年4月上旬から11月中旬頃まで運行されています。

 

やながわ希望の森公園前駅の駅名標

 当駅はひらがな読みで16文字となっており、南阿蘇鉄道の阿蘇下田城ふれあい温泉駅と並んで日本で5番目に長い駅名になっています。開業当初は日本一長い駅名を売り出してきましたが現在は他の駅に首位をとられてしまいました。

 

駅ネコ

 駅周辺には何匹か住み着いているようです。

 

 次は車で富野駅へ

 

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富野駅(東側)

 富野駅は1988年7月1日の福島~丸森駅間新線開業の際に設置されたもので、当初から無人駅になっています。

 

富野駅(西側)

 2019年10月12日の令和元年度東日本台風の強風と豪雨の影響で富野~丸森間で被災したため、現在も不通となっています。福島~富野駅間は通常運転を開始しましたが不通区間の復旧には時間がかかるようです。

 

富野駅の構内

 ホームは相対式2面2線構造になっています。ホーム間の連絡通路が設置されている他、両ホームに駅の出入り口が設置されています。

 

富野駅の槻木方

 富野~丸森駅間は復旧作業工事のため、不通となっています。槻木方は保守用車両以外の走行が無くレールが錆び付いています。

 ここから丸森駅の間は架線の送電と信号の機能は停止しているようです。

 架線には接地棒が接続されて送電できないようになっています。

 

梁川駅に到着した折り返し電車

 車両区所属のA-3編成です。

 現在、福島からの列車は出発信号機がある東側のホームを使用して折り返しています。列車によっては交換列車のダイヤで折り返す事から1分程度の停車で発車する行路が組まれているようです。

 

 次は車で兜駅へ

 

【その2へ】

【撮影日:2020年 3月15日/その1】

 

 この日は2020年3月14日から運転を再開したJR常磐線の夜ノ森駅、大野駅、双葉駅の各駅を撮影してきました。それでは当日の収穫を。。。

 

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夜ノ森駅(東口)

 当駅は1921年3月15日に国鉄の前身である鉄道省が開設したものです。

 2011年3月11日に発生した東日本大震災により災害と福島第一原子力発電所の人災により営業を休止しましたが、除染作業の進捗により2020年3月14日から運転を再開しました。

 運転再開に際しては放射能による汚染と老朽化が進んでいた木造駅舎を解体して駅の東西を結ぶ東西自由通路上に駅舎が開設されました。

 震災前はPOS端末を設置した簡易委託駅として営業を続けていましたが、運転再開後は乗車駅証明書発行機とICカード簡易改札機を設置して無人駅化されました。

 新駅舎ではバリアフリー化が図られておりエレベーターなども設置されています。

 当駅周辺は数日前まで高濃度の放射能で汚染されていた地域という事もあり空間線量計が設置されています。事故発生前の福浜県内における放射線量は0.035μSv/h~0.046μSv/h程度でしたので現在でも約4~5倍程度の数値が出ています。

 

夜ノ森駅の乗車駅証明書

夜ノ森駅No,0494

当駅は無人駅のため常時発行が可能になっています。

 

夜ノ森駅構内

 ホームは島式1面2線構造で、事故以前のホームをE531系電車の床に合わせて嵩上げしています。

 ホーム上屋も新たに建造されています。

 夜ノ森駅構内の躑躅は2016年11月に全て伐採されたようですが、新たな芽が出てきたようです。数年後には災害発生以前のように花を咲かせてくれると思います。

 ホームには常磐線全線運転再開の記念ボードも設置されました。

 駅の西側では人々の生活が時待っていますが東側でも人が住めるようになるには暫く時間がかかりそうです。 

 

夜ノ森駅に到着する原ノ町ゆき普通電車

 勝田車両センター所属のK455編成です。

 

夜ノ森駅を発車した原ノ町ゆき電車

 勝田車両センター所属のK455編成

 

駅前の花壇に咲くスイセン

 事故以前から花を咲かせていたようです。

 

駅の東側

 東側は依然として帰還困難地域に設定されているため一般の人の立入は厳しく制限されています。

 このフェンスの中は除染工事や帰還困難地域解除後に備えてインフラの整備が進められています。

 地震で壊れた蔵もそのままになっています。

 

東口のアクセス道路

 駅前のアクセス道路も商店や家に繋がる道は全てフェンスで仕切られています。

 商店の前にある自動販売機も震災直後の時間で止まっています。

 

駅前の桜

 桜などは伐採される事なく残されたようです。

 

アクセス道路にある商業施設

 現在も壊れたままになっています。

 フェンスの中は高線量となっており立ち入りが厳しく制限されています。

 

夜ノ森の桜並木

 桜並木周辺は帰還困難地域の指定が解除されたようです。

 

 次は大野駅へ

 

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大野駅(東口)

 当駅は1904年11月22日に日本で初めて誕生した私鉄である日本鉄道が開設したものです。

 現在の駅舎は1987年に改築されたものを使用しています。

 

大野駅(西口)

 当駅は2011年3月11日に発生した東日本大震災による災害と福島第一原子力発電所の人災で営業を休止しましたが、除染作業の進捗により2020年3月14日から運転を再開しました。

 運転再開に際しては駅舎内外をリニューアルしています。

 震災前までは駅員が配置されていましたが、運転再開時に無人化されました。

 新しい無人駅システム「SMART Station for EXPRESS」を採用、必要に応じてオペレーターによる発券操作が行える対話型アシスト機能を付加したMV50形顧客操作型マルス端末やICカード対応のEV型自動券売機、自動精算機、Suica改札機、列車の位置がモニターに表示される「どこトレ」が設置されています。

 

大野駅の乗車駅証明書

大野駅No,0271

当駅も無人駅のため常時発行が可能になっています。

 

大野駅の普通入場券(多機能自動券売機券)

大野駅101号機No,0244

普通入場券(小)

普通入場券は多機能自動券売機のみで発行しています。

 

大野駅の普通乗車券(多機能自動券売機券)

大野駅101号機No,0245

大野→東日本会社線190円区間(小)

無人駅ですがアシスト機能付きの顧客操作型マルス端末が設置されている事から有人駅と同じ扱いとなっているようです。

 

大野駅の領収証(多機能自動券売機券)

大野駅101号機

伝票番号No,00064

 

大野駅の普通乗車券(顧客操作型マルス端末券)

大野駅VA1発行No,50103-01

大野→夜ノ森

当駅ではMV50形顧客操作型マルス端末にオペレーターによる遠隔操作機能を付加して各券種の発行に備えています。通常の顧客操作型マルス端末では普通列車用グリーン券などの発券はできませんが、オペレーターを呼び出して発券してもらう事ができるようになっています。

 

大野駅の普通乗車券(顧客操作型マルス端末券)

大野駅VA1発行No,00105-01

大野→双葉

オペレーター呼び出しボタンを押さなければMV50端末と同じ操作で乗車券等を発行する事ができます。

 

大野駅の領収証(顧客操作型マルス端末券)

大野駅VA1発行No,10106-01

 

大野駅構内

 震災前は島式1面2線構造でしたが、運転再開に際しては単式1面1線化されました。

 

大野駅に到着する仙台ゆき特急ひたち3号

 勝田車両センター所属のK13編成です。

 

大野駅を発車した仙台ゆき特急ひたち3号

 勝田車両センター所属のK13編成

 

大野駅の旧ホーム

 東側には旧ホームが顔を出しています。

 

西口の駅前

 西口は被災した建物がそのまま残されています。

 

西口のホテル(ステーションプラザおおくま)

 ホテルも被災した時間で止まっています。

 

駅の西側(東京電力の独身寮)

 こちらも被災時から時が止まっています。

 

警察官に呼び止められる不審者

 列車から降りた数人がサングラスや覆面を被り帰還困難地域に入っていきましたが、巡回中の警察官が見ていて直ぐに職質をかけていました。

 

 次は双葉駅へ

 

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双葉駅(東口)

 当駅は1898年8月23日に日本で最初の私鉄である日本鉄道が長塚駅として開設したものです。

 現在の双葉駅は1959年10月1日に改称されました。

 当駅は2011年3月11日に発生した東日本大震災の再開と福島第一原子力発電所の人災により運転を休止、高線量地域となり復帰ができない状態が続いてきましたが除染工事の進捗により復旧工事を開始、2020年の運転再開に際しては東西自由通路をもつ橋上駅舎が新設されました。

 

双葉駅(西口)

 新駅舎では西口も開設されました。こちら側は今後、開発が進められるものと思われます。

 

双葉駅の自由通路

 自由通路の壁はガラス張りで開放感があります。

 

双葉駅の改札口

 大野駅と同じく新しい無人駅システム「SMART Station for EXPRESS」を採用、必要に応じてオペレーターによる発券操作が行える対話型アシスト機能を付加したMV50形顧客操作型マルス端末やICカード対応のEV型自動券売機、自動精算機、Suica改札機、列車の位置がモニターに表示される「どこトレ」が設置されています。こちらは今後の復興状況に応じて駅員が配置できるような構造になっています。

 

双葉駅の乗車駅証明書

双葉駅No,0468

 

双葉駅の普通入場券(多機能自動券売機券)

双葉駅101発行No,0396

普通入場券(小)

こちらも無人駅ですがオペレーター操作が可能な指定席券売機が設置されている事から有人駅扱いになっています。

 

双葉駅の普通乗車券(多機能自動券売機券)

双葉駅101発行No,0397

双葉→東日本会社線190円区間(小)

こちらも「入鋏省略」の文字は追加されていません。

 

双葉駅の領収証(多機能自動券売機券)

双葉駅101号機

伝票番号00087

 

双葉駅の普通乗車券(顧客操作型マルス端末券)

双葉駅VA1発行No,00105-01

双葉→浪江

双葉駅では両隣の駅に加えて夜ノ森駅までとJヴィレッジ駅までの乗車券も発行します。

 

双葉駅の普通乗車券(顧客操作型マルス端末券)

双葉駅VA1発行No,20100-01

双葉→大野

 

双葉駅の普通乗車券(顧客操作型マルス端末券)

双葉駅VA1発行No,50103-01

双葉→夜ノ森

 

双葉駅の普通乗車券(顧客操作型マルス端末券)

双葉駅VA1発行No,20107-01

双葉→Jヴィレッジ(小)

Jヴィレッジ駅は2020年3月14日から常設駅に格上げされた事から常時発行が可能になりました。

 

双葉駅の領収証(顧客操作型マルス端末券)

双葉駅VA1発行No,30101-01

 

双葉駅の線量計

 双葉駅周辺は事故前の2倍程度の数字が出ています。

 

双葉駅の駅構内

 休止前のホームは相対式2面2線構造でしたが、運転再開に際して単式1面1線構造に改められました。

 

双葉駅の旧駅舎

 震災前まで使用されてきた駅舎です。


 この駅舎は1998年10月に隣のコミュニティーセンターと一緒に新築されたものです。

 震災前は出札窓口と改札口が設置されていました。

 

双葉駅に隣接するコミュニティーセンター

 今のところ人の姿はまばらですが復興が進むにつれて増えてくると思われます。

 

 次は常設駅に格上げされたJヴィレッジ駅へ

 

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帰還困難地域を通る国道6号線

 この辺りの規制解除はしばらく先になりそうです。

 

Jヴィレッジ駅

 当駅は2019年4月20日に臨時駅として開業しましたが、2020年3月14日のダイヤ改正時から常設駅に格上げされて列車が止まりようになりました。

 常設駅格上げ後も無人駅のままですが、2020年3月14日からICカード簡易改札機の運用が開始されました(改札機のみでチャージは不可)

 

Jヴィレッジ駅の乗車駅証明書

Jヴィレッジ駅発行No,5433

 

Jヴィレッジ駅の駅構内

 ホームは相対式1面2線構造になっています。ホームの有効長は10両編成の特急列車にも対応できるよう200m以上となっています。

 

 本日の撮影はここまで

【撮影日:2020年 3月10日】

 

 この日は2020年3月13日の営業をもって無人化される羽黒駅を撮影してきました。それでは当日の収穫を。。。

 

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羽黒駅

 当駅は1905年4月1日に日本で最初の私鉄ある日本鉄道が開設したものです。当初は貨物駅でしたが1910年7月20日に旅客営業を開始しました。

 現在の駅舎は2014年2月25日から供用を開始したものです。羽黒駅は以前から業務委託駅として営業してきましたが2020年3月13日15時30分をもってPOS端末の機能を停止、翌日から無人駅化される予定になっています。

 

は黒駅で発券してもらったきっぷ類

 今回は普通入場券と隣駅までの乗車券を発行して頂きました。

 

羽黒駅の普通入場券

羽黒401発行No,I0002-01

 

羽黒駅の乗車券

羽黒→岩瀬

羽黒401発行No,A0008-01

 

羽黒駅の普通乗車券

羽黒→福原

羽黒401発行No,A0009-01

 

羽黒駅の普通入場券

羽黒401発行No,I003-01

乗車記念印があるとの事なので別に入場券を発行してもらって無効印と共に押して頂きました。

 

羽黒駅構内

 ホームは島式2面2線構造になっています。

 

羽黒駅の駅名板

 5年前に立派な駅舎を作ってもらったのに無人化とは少し寂しい感じがします。本日の撮影はここまでです。