先日私が拝見した患者さんのお話です!!
私は週一回、別の病院にお手伝いに行っています。
そこで新患としていらっしゃったのですが、
まだ20歳前半のとても若い方でした。
しかし、お口の中は虫歯も多く、
奥歯はもう根っこしかないような状態でした。

問診表には、小さいときの歯科治療がとても怖く、
それが以後トラウマになってしまったということでしたダウン
そうなんです、そのトラウマのせいで、今の状態になってしまったんでしょう。
他に原因はあると思いますが、
このトラウマは歯医者に行けないというかなり大きなリスクだと思います目

その日は前歯が欠けたというのが一番の症状です。
きっとものすごい勇気のもといらっしゃったんだと思います。
何をされるのか、痛いんじゃないだろうか・・・
とても不安だったと思います。

私はそれを考慮し、
少しでも安心して治療を受けていただけたらと思いました。
何をするにも全てこれから◯◯をしますと声をかけました。
痛みが少ないように努めました。

その日は無事終わりましたニコニコ
しかし、その方が終わってどう感じられたかは分かりません。
欠けた前歯も一時的には元の形に戻しました。
一番途中で終わってしまう可能性がある状態です。
患者さんにとってはそのときの悩みは改善されたかもしれません。
しかし、奥歯はない、虫歯は多い、
やらなければならないことはたくさんあります。
もう少し長い時間説明が出来れば良かったんですが、
このまま治療を続けられるかどうかは実際のところ分かりません。
たった一回の治療、短い時間でしたが、
その方が歯科治療に少しでも、一歩でも前進できたなら、
それは歯科医師冥利につきます。
次回その方と笑顔でまたお目にかかれればと思います。

結局、歯医者は誰もが嫌で怖くて痛いところです。
歯科医師としてはこの方のように、
本当に困ってしょうがないけど行けない、行くことが出来ない、
そんな状況を作ってはダメだと思います。
患者さんが少しでも安心して治療を受けられ、
どんなときでも気楽に歯医者に行けるようなそんな治療を心掛けたいと思います。
歯だけを見るのでなく、
患者さんの気持ちや状況やいろんなことも診て行かなければならないと
今回痛感いたしました。
がんばりますチョキ