中国の語学学校で日本語教師してた話

 

 


 

前回のつづきで〜サバンナ編2〜

 

 

そんなこんなで始まった、

サバンナとのスクールライフ。

(約18年前。数字にすると急に重い)

 

 

出社、午後3時。

まずね、出社が午後3時。

 

 

世の中が「おはようございます」と言っている頃、私はまだ布団の中か、もしくはmixi

 

で、学校に着く。

 

授業は18時から。

 

つまり――

 

3時間、自由時間。

 

 

教師の部屋とは別に、

パソコンルームがあった。

 

そこが、私たちのアジト。

 

サバンナはだいたいそこにいる。

 

何をしているか?

 

アニメ。

 

注) 授業“以外”の時間です。強調しとく。

 

ヘッドホンして、

真顔でバトルシーン見てる。

 

英語教師。

発音ネイティブ。

 

でも視線の先は日本の少年漫画。

 

この人、やっぱサバンナ向かっているわ。

 

 

「これ面白いよ!」

「ここで泣けるんだ!」

 

とサバンナは布教してくる。

 

私は素直に視聴。

 

気づけば二人並んで、

パソコンに向かって無言でアニメ鑑賞。

 

中国の語学学校の夕方。

 

やってること、完全に部活っぽい。

 

 

 

 

そして腹が減る

 

 

17時前後になると、

どちらかが言う。

 

「お腹すいたね。」

 

自然な流れで外へ。

 

向かう先は――麻辣湯。

 

授業前に汗だく。

 口から火を吹きながら、

 

「今日の文法どうする?」

とか話してる。

 

説得力ゼロ。

 

 

 

 

なんつー働き方

 

 

3時間アニメ見て、

麻辣湯食べて、

夜に授業して帰る。

 

今思う。

 

あれは何だったのか。

 

いや、最高だったな?

 

今流行りの言葉で言うと――

 

クオリティ・オブ・ライフ1000%。

 

いや2000%でもいい。

 

 

 

 

遠い目。。。。キメてる

 

 

今の働き方を見て、つくづく思う。

 

あの頃が一番、

“いい感じ”だったなと。

 

責任はあった。

ちゃんと授業はしてた。

 

でもどこか、余白があった。

 

余白って大事。

 

アニメを語る余白。

麻辣湯でむせる余白。

 

草原の風がまだ吹いている気がする。

 

(いや実際は排気ガスだったかもしれないけど)

 

 

 

サバンナ、元気かな。

 

今もどこかで

真顔でバトルシーン見てるだろうか。



 

アフリカ サバンナストーリー 生きる強さ [ 金子裕昭 ]

 サバンナ…


 

サバンナ

 

サバンナー!