私は幼い頃から、どうにもスカートに馴染めなかった。
あの、布がふわっとして、脚にまとわりつく感じ。
どう考えても戦闘向きじゃない。
それなのに大人たちは言う。
「女の子なんだから」
「女の子らしくしなさい」
女の子らしいって何だ?!
可愛い💕女性らしい💜キラキラ✨
どうやら私はその三拍子が苦手らしい。
というか、たぶん全部「装備品として不適切」
ある日、ふと決めた。
もう二度とスカートは履かない
たぶん一年前くらい。
正確な日付は覚えていないが、心の中でファンファーレは鳴っていた。
それ以降、私は自分のファッションを真剣に考え始めた。
「女性らしく」ではなく
「自分らしく」
しかし世の中は容赦がない。
イベント、式典、ちょっとした場。
「キラキラした格好をしてください」と言われる。
……キラキラ?
無理だ。
私はトナカイでもイルミネーションでもない。
だがある時、気づいた。
キラキラを避けられないなら、方向を変えればいい。
フランス革命前夜。
ベルサイユ宮殿。
剣。
軍服。
中性的な美。
そう、
オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェである。
ドレスは無理だが、
フランス貴族男子の軍服ならいける。
「女性らしい」を求められるなら、
「性別どっち?」くらいまで振り切ればいい。
結果どうなったか。
・スカートを履かない
・可愛いを目指さない
・でもなぜか「かっこいいですね」と言われる
・時々「宝塚ですか?」と聞かれる
気づけば私は、
「女の子らしく」から逃げたつもりが、
脳内で常にフランス革命を起こしている人になっていた。
でもいい。
スカートを履かない人生も、全部まとめて私のファッション![]()
革命は、小さな違和感から始まるのだから。