前回のスピンオフ「リさん編」

間が空いたが、今回は

 

 〜サバンナ編〜

 

 

 

中国の先生はだいたいイングリッシュネイムを持っていた。

 

大学の英語の授業で先生に

「あなた今日からジェニファーね」

みたいな感じで授けられるらしい。

 

なんか急に前世感ある。

 

そんな中、私が出会ったのが、、

 

「サバンナ」

 

つ、強いキメてる

名前がもう強い。草原が見える。

 

 

最初の出会いはいまだに覚えている。

 

どっかの会社に出張授業の営業へ行くことになり、

先生たちと向かったその日。

 

遠くから歩いてくる、赤いワンピースがよく似合う

ロン毛の黒髪が話しかけてきた。

 

 

 

「あなた日本語の先生ですね。私は英語の先生です、サバンナだよ、よろしく!」

 

流暢、イントネーション完璧。

 

なのに、なんか不思議な感じがした。

 

 

 

「私は日本のアニメを見て日本語勉強したんだよ。」

 

なるほど。だからか。

 

語尾が、少年。

 

「〜だよ!」

「すごいね!」

「やるじゃないか!」

 

完全に男子アニメ経由の日本語だった。

 

でもそれがまた良い。

 

だって私も、

キラキラ女子アニメよりも

 

キャプテン翼

キン肉マン

聖闘士星矢

 

 

を浴びて育った世代。

 

「燃えろ俺のコスモ!」だっけ?

コスモスだった?

いや違うな、でもとにかく、燃えてた。

 

 

初対面なのに、なぜか

 

「あ、仲間だ」と分かった。

 

赤ワンピの草原女と、

元・少年漫画女。

 

営業の話よりも、その時は

クレしん(クレヨンしんちゃん)の話で盛り上がる。

 

「屁が出る5秒前」とか「尻丸出し」とか、、、キメてる

最高だった。

 

そして私は確信した。

 

これから、

おもろいスクールライフが始まる。

 

中国の語学学校で、

赤ワンピのサバンナと共に。

 

何が起こるかは知らない。

 

でも絶対、普通では終わらない。

 

草原の風が、そう言っていた。

 

つづく