「Fukushima 50」レビュー | せんのブログ

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徒らな報告・連絡・相談・ぼやき・愚痴り・啓蒙・布教などを目的とする、甚だチンケな駄文を綴る程度の自己満足ブログに過ぎないわけなのです。

開始5分の時点で、1人の恩師の言葉がよぎった。「この災害ってのは、天罰であり、仏罰であり、神罰なんだ。」

そして、映画の最後に出てきた言葉。「俺たちは自然の力をなめていたんだ。自然を支配したつもりになっていた。慢心だ。」
学生時代、富岡の海岸で歯を食いしばり、血反吐を吐きながらも目に入ってきたローソク岩。最後の方で現在のその景色が映ったけれども、もう、あの頃の面影は残っていない。景観をすっかり変えてしまうほどの、それだけ予想だにしない大津波だったのだ。
 
未曾有の大災害と言われたあの時あの場所で、何とか最悪の事態を回避しようと奮励した人々がいた。
不測の脅威に敢然と立ち向かうその姿には、信念が貫かれ、使命感がたぎっていた。それは東電本店・官邸とて同じ思いだったはずだ。
人類の底力だって(それは良し悪しに関わらず)およそ想定不可能だ。
今だってきっと、新型コロナウイルスと戦っている人々がいるのだろう。
 
人間は時に至らなかったり、過ちを犯したりもするのかもしれない。それでも、置かれた環境で、立場で、一生懸命になって、やれること・やるべきことに命を燃やすひたむきさに心打たれた。
本作は私にとって、ただただ人間讃歌だった。
 
 
末筆ながら、東日本大震災において亡くなられた方に深く哀悼の意を表わすとともに、被災地の1日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。