最近、

「私はハロヲタです」

と、胸を張って言えなくなってきた。

 

それは

「いい年をしてアイドルなんて……」

という、世間的な理由ではない。

 

モーニング娘。の「お知らせ」が原因でもない。

 

ネット上の、ハロヲタを自称するアカウントの目に余る書き込みに、心を削られているからだ。

 

(あの人たちと同じだと思われたくない)

(ライブの隣の席がこの人だったら嫌だ)

 

そんな気持ちがわいてくる。

 

 

例えば、FNS歌謡祭の炎上騒動。

人気アイドルが松浦亜弥さんの「♡桃色片想い♡」を歌って炎上した。

 

意味がわからない。

 

“ハロプロが出ていないのに”FNS歌謡祭を見て、フジテレビの「♡桃色片想い♡」をハロプロ以外のアイドルに歌わせる企画にいら立って、あくまでも仕事で“歌わされている”アイドルに文句を言う。そんな、クレーマーのようなやり口は、ハロプロの音楽に触れてきたファンのやることだろうか?

 

ハロヲタなら松浦さんの歌唱力の高さは知っているだろうし、普段から16ビートを刻むレッスンをしているハロプロ以外のアイドルがこの曲を歌う難しさも理解していたはず。分かっていてネガティブな言葉を投げつけるのは、残酷だ。

 

彼女たちに非があるとすれば、それはFNSのパフォーマンスではなく、曲名を間違えたことぐらい。

 

間違えたまま、SNSを放置している(10日たった今も訂正していない)と知り、原曲へのリスペクトのなさに淋しくはなりました。しかし、この曲が発売されたのは23年前。今時の売れっ子アイドルが知らなくても驚きはありません。

 

こんなことに過剰反応しても、ハロプロのファンは怖い。面倒といった悪評が生まれるだけ。テレビやフェスの企画会議で、アイドルではなく、ファンが嫌がられてリストから外されてしまう危険性を想像すべきです。

 

 

先日発表されたモーニング娘。メンバーの卒業のお知らせや、新体制の発表に際して、本人の目の届く場所――例えば公式のSNSにネガティブなコメントを書き込む娘。ヲタにも辟易としました。

 

「2023年頃から卒業の時期も含めて話し合い」という部分に(聞きたくなかったと)引っかかるのは理解できます。

 

今秋卒業される羽賀さんと横山さんより先に小田さんの卒業(2026年)を発表し、それぞれの卒業にむけた話し合いの時期についても言及する。一連の発表の流れは、事務所が「後輩が先に卒業したことで先輩を非難する」娘。ヲタの書き込みを恐れ、予防線を張ったのではないでしょうか?

 

 

現在のハロプロの最大の問題は、ファンの総数やコンサート会場の規模が(他の大手・人気アイドルグループと比べて)小さく、メディアの露出も少ないのに、ネガティブコメントばかり吐くネットのアカウントだけ増えた点にあります。

 

先輩や現役メンバーが叩かれているのを見た後輩メンバーやハロプロ研修生、オーディション参加者が恐怖を感じ、未来の自分と重ね合わせて、卒業を早めたり、研修終了したり、オーディションを辞退する可能性を考えませんか?

 

日々の不満やストレスをアイドルにぶつけるのは論外だし、ストレスの原因がアイドルにあるなら、ヲタ卒すればいい。

 

四半世紀の長い歴史や、生歌で踊りながら歌うパフォーマンスといったハロプロの強みが、悪い意味でのヲタ意識の高さ(ハロプロは他とは違うんだ。私には見る目があるんだといった妄執)を生み、現状に満足できない不満もあいまって、ハロプロ研修生をオーディション番組の審査員のようにこき下ろしたり、メンバーや他アイドルを叩く「評論家ぶった怪物」を生み出してしまったのではないかと感じています。

 

ここまで一気に書いて、悲しくなってきました。

ハロプロのライブは、あんなに楽しいのにね。

 

私がアップフロント(ハロプロの事務所)に何かお願いするとしたら、アイドルを夢見て、ハロプロで頑張ることを選んだメンバーの皆さんを、大切な娘をあずけてくれた親御さんのためにも、全力で守ってほしいということだけです。

 

いつか、今日のタイトルに一筆たせますように。