10月23日 運動会 | まなか日記

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今日、まなかの通う施設で運動会があった。

普段施設で訓練してきたリハビリの成果を現す催しでもある大会だ。

 

会場は施設の隣にある保育園の体育館だ。

私のような施設に通う子供たちのご父兄もこの大会を見に来たため、会場はかなりの人数となった。

 

まなかの同じクラスの子供たちに会ってみたが、みんな体が少し大きくなったように見えた。

みんな少しずつ成長しているのが目に見えた気がした。

 

私は、このような施設の催しに参加するたびに、つい重症の子どもたちの親を見ていしまう癖がある。

 

校長先生が挨拶している間、私はふと重症の子どもの方をみると、1人の母親がチューブをとりだし、気管切開している穴にそのチューブを入れ、痰を吸引していた。

 

まなかも障害としてこの施設に通っているが、重症の子どもを世話している親を見ると、なんだか泣けてくる。

 

障害といってもまなかのようにゆっくりと確実に成長がみられるような子もいれば、寝たきりの子どももいる。

 

そんな子供たちでさえ、この運動会にコロのついた小さな担架のようなものに乗り、競技に参加している。

 

ここで療育をされているリハビリの先生達には、いつも頭が下がる思いだ。

 

なかなか思うように動かない子供たちの動きを優先させながら体をサポートしている姿はやはり日頃から子どもたちの動きを観察しているのだろう。見ていてさすがにプロだなぁ、と感心した。

 

まなかは台を登り、網をくぐる競技に参加した。まなかにとってもうそんな競技は朝飯前と言わんばかりに簡単にこなしていた。

 

四つ這いで子どもたちが隠れている場所に行きその中から自分の子供をみつけ、連れて帰る親子で行うリレー競技に私は妻の代わりに参加した。

 

四つ這いで子どもの隠れている場所にたどり着き、早速まなかを探したが、みんな同じような格好をしているのですぐに見つけることができず、一瞬焦ったがなんとかまなかをみつけ、ゴールすることができた。

 

午前中で運動会は終了したがまた、ひとつ思い出ができた気がした。

 

「まなちゃん、運動会ご苦労様。日頃のリハビリの成果が十分にみられた動きだったね。来年は保育園で頑張ろうね!」