そうだ、漫画描こう。8(終) | 漫画を描いて載せるブログ

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ある日、出会ってしまったあるモノ・・・それは、とあるYouTuberの方の動画であった。

どんな動画かというと、お菓子や食べ物のレポートと実験(調理?)なのだか、淡々とした語り口と奇想天外な発想、このギャップにグイグイと引き込ませられた。

なによりも、本当に自由にご本人が楽しんでおられるのが伝わった。

そういえば、小学4年の時の担任の先生が子供の心を持ったまま大人になったような、そんな遊び心のある先生だったなぁと思い出し、そのYouTuberの方と重なって見えた。



そして、またもや閃いた。

「そうだ、ブログやろう」と。

私はまた新たなスタートを切る決意をした。

 

出版社に投稿することをやめ、誰かからの合格点や評価を得るためではなく、純粋に自分が描きたいと思う漫画を自由に描いてブログに載せる方向に切り替えたのだ。

 

漫画を始めてからすでに5年以上が経過していたが、とても新鮮な気持ちだったことを憶えている。(ちなみに最初は別のブログで、途中からアメブロに移ってきた)



・・・


実はその5年の間に一度だけ、漫画を描くのを本気でやめようか迷っていた時があった。

 

「自惚れ」という魔法が解けてしまったからだ。


でも、その時には漫画家を目指して投稿を初めてからすでに3年以上は経っていたので、辞めようにも辞められなくなっていた。

暇さえあれば漫画に関する事ばかり考えていたのに、ある日突然「何も考えなくてよし」という日常に戻るのは、かなり難しい。

そういう心理もあって、辞めるという決断がなかなかできなくて、ありとあらゆる人に相談をした。

どうやったら辞められるか?と。



結果、辞めるには至らなかった。

単純な話、別に私が描こうが描くまいが誰かに迷惑かけてるワケでもないし、これといって辞める理由もないなら別に無理に辞めなくても良いんじゃないの?って事でまとまった。

あと、さらに一番の決め手として、「" 自分には、もうこれ以上のモノは描けない "という作品が描けるようになったら辞める」という目標を新たに自分の中で設定できたので、気持ちが落ち着いた。



このブログは私の漫画の練習場かつ発表の場だ。

いつか「もうこれ以上のものは描けない」と思えるものが完成するまで続けられたら良いなと思っている。

 

できれば、この生を全うするその日まで。

 

伝光

(終わり)