つづきです
翌朝
オットと娘に
縁起悪いからキャンセルなどせず
予定通りのGWを過ごして欲しい
とお願いして…
複雑な顔をした2人に見送られ出発
そうだよ
お父さんはきっと大丈夫!
いつも通りでいよう
と自分にも言い聞かせ
着いた新大阪駅で
父が帰ってきたら喜ぶだろうと
大好物の551の豚まんを買い
実家に向かいました
わたしが新幹線で移動中も
警察の連絡先に登録してくれた
義妹は
確認の電話を入れたり
早くからまた探し回ってくれたり
そして
母の側に付き添ってくれていました
4月27日土曜
11:20 警察が父の自転車をパチンコ店の駐輪場で発見(昨日家族は探し切れなかったらしい)
(13:10 わたし実家に到着)
13:30 警察 パチンコ店とその近くのスーパーの防犯カメラにうつる父 確認
前日 11時頃入店して13時頃退店
自転車に乗らずスーパー方面へ向かい
スーパーの角を曲がって 河川敷方面へ
パチンコ店は河川敷沿いにある
ヨタヨタと歩く姿が映っていたらしい
防犯カメラに映ったのはそこまでで
その先
河川敷に行ったかは不明だけど
はじめての手掛かり!
義妹は自転車で
わたしは徒歩で すぐ現場に向かいました
徒歩で10分くらい
14:30 河川敷を歩く人たちに片っ端から声かけてみたところ 父らしい人を見たという目撃者発見!
勘違いの可能性もあるけど
藁にもすがる思いだったので
父は河川敷までは来た
と信じることに…
しかし
都会の大きな川の河川敷は
すっきり整備されていて…
誰かが倒れていたら
すぐに発見される筈
高さのある茂みでも
中程までダイブしない限り
すっぽり埋まりそうもない
もうここには絶対いないよな…
人に声を掛けながら
茂みを確認しながら
ひたすら歩き回る
涙が出てくる
17:00 河川敷で目撃情報あったことを収穫として
義妹と別れ 母が泣きながら待つ実家に戻る
(警察にもその旨連絡 探してくれることに)
19:00 仕事が終わった長弟と懐中電灯を手に 昼間に散々みて回ったので無駄だとわかりながらもまた河川敷に戻る
真っ暗な川沿いを嫌な予感を打ち消しながら歩き回る
甥と姪はそれぞれ原付で別の場所を
末弟は橋を渡って隣の市を探す
21:00 なんの収穫もなく全員実家に戻る
身元不明者が
保護されたり
救急搬送されたりしたら
警察から連絡があるはずなのに
それもなし
いなくなって
とうとう2回目の夜
父はほんとうに
忽然と消えてしまいました
つづく