久しぶりに伊勢シーパラダイスへ行って来ました。
調べてみるとよく行くスマスイとか神戸どうぶつ王国とかの神戸方面と、自宅からの所要時間がさほど変わらないので日帰りで行けるなあと気付いたんですよね。
ただし近鉄特急のせいで運賃が倍かかるけど(>_<)
特急料金がタダだったら通うのにな~
ま、しょうがないとして今回のお目当ては前からずぅ~っと気になっていたツメナシカワウソの赤ちゃんに会うため。
それがこの子たち
見た目はもう大人とあまり変わらないですが、生まれたてのときは毛の色が真っ白だったみたいですね
指をくわえてるところが赤ちゃんぽいです。
そして、ただ今全国のウソラーから大注目を集めている
「注文の多いツメナシカワウソの赤ちゃん育児体験」
イベントが始まりました。
1日2回開催、1回につき2名限り!と競争率がものすごく高くなっています。
体験中は当然、外野から羨望の眼差しとカメラの集中を受けることになりますが(;^_^A
もちろんレンズの先は参加者でなくカワウソに向いてます(自分も含めて)。
最初はまあ見てるだけでも面白いだろうと軽い気持ちで写真撮ってたのですが・・・
こんなふうにタオルで体を拭いてあげたり、
見ているうちに自分の中にある感情が・・・
いつもだったら「よし、動物のカワイイ、いい画を撮ってやろう!」となるのですが、これはだんだんと「何で自分は写真なんか撮ってるんだろう」って気がして来たんです。
それはもう遠い昔の話、自分が中学1年生のとき・・・
あるよそのおじさんが道端に捨てられていた段ボール箱(それもガムテープでフタが閉じられていた)を見つけ、中を見るとまだ目も開いていない仔犬が!
そのおじさんはそういうのは見てしまうと放っておくことが出来ないと思ったので家に連れ帰ったものの、すでに自分の家には犬を1匹飼っていたので誰か他に飼ってくれる人がいないだろうかと困っていたのでぼくのうちで飼うことになりました。
本来ならば母犬から十分に母乳をもらい、兄弟たちといっぱい遊んで、犬として必要なことをある程度学んだ上で新しい飼い主にもらわれていくのが理想的なところを、そんな状態からもらって来て、しかも犬を飼うこと自体が初めてだったので訳も分からず無我夢中で世話をして育てました。
そんな経験があったもので、今回のカワウソ育児体験をみていると過去の記憶が全部一気に蘇ってきて、ああ自分もあんなふうにミルクをあげたりタオルで拭いてあげたりしてたなあ、そして最後にお別れのときまで見届けたなあって・・・
そういう思いが込み上げて来て、胸が締め付けられる感じがして泣きそうになってしまいました。
これはきっと経験がある人にしか分からないでしょうね
まさかこんな気持ちになるとは思いもよらないことでした。