増える空き家問題~政治に期待したい問題です。 | 不動産の悩み。よろずお任せ!

不動産の悩み。よろずお任せ!

一生に一度の自分の城である自宅orマンションの購入!初めての場所で就職するときに賃貸物件を選びたい!でも、分からないことがいっぱい。このブログではそうした疑問をかつて不動産業界で長年籍を置いた私が全てお答え致します!

総務省と統計によれば、2018年の空き家率は13.6%と過去最高を記録しているとのことです。

少子高齢化や地方の過疎化が叫ばれた昨今、残念ながら起きるべくして起きた問題、というべきでしょうか。

 


特に長引く不況で仕事が少ない、あったとしても賃金の低い地方よりも、都会へ仕事を求めて若者が出てくる、ということは必然です。

今でこそリモートワークで、会社に出社することなく仕事をする、ということも可能ではありますが

一部の業界を除いて、完全なリモートワークは困難であり。
結局のところ、職を求めて再度都心へ出てくる、ということになってしまいます。

そもそも、一度都心の便利さや、仕事に慣れてしまうと・・・
それが地方に戻ったとして、再現できないケースが残念ながら多い為やはり、もう一度働きに都心へ戻る人が多い、というのが現実でしょうか。

(高すぎる固定資産税に、修理費)
これに加えて問題なのは、冒頭でも述べた通り。
不動産を所有しているだけで支払い義務が生じる固定資産税や。
修繕しなければ住むことが困難になるような住宅やアパート、マンションなどですね。

所有しているだけで資産が減ってしまうことから。
俗に「負動産」という、残念なネーミングさえあります。




就職といった経済対策に加えて。固定資産税といった問題がある以上、これらの問題が解決されない限り。空き家問題は今後も改善しないでしょう。むしろ将来が心配です。

(民間で出来る対応策は?)
国が固定資産税の減額や、要修理の住居系の不動産問題解決の提案がない限り、民間レベルで解決する必要がありますね。

不動産で言えば、リノベーション事業でしょうか。
古民家カフェや、周囲に人が少ないことを逆に利用して。
音楽好きやキャンプ好きな人が多く利用するようなマンションや住宅にリノベーションしてみるのも、一つの方法ですね。


都心回帰、とでもいうべき現象を書いてきましたが。
それと同時に。地方へ回帰したい、そういう人もいるというのもまた事実です。

 



帰りたい、帰るべき地方が廃れていく現状が増えていることは。
やっぱり。悲しいものですね。なんとかならないものでしょうか・・・