バルブタイミングを勉強しています。

セッティングが出ずに悩んでいたマシンがどうもバルブタイミングのズレが原因だったという話を聞きました。

面研やカムチェーンの伸びでバルタイがズレるということは知っていましたが、そのようなわずかなズレでも走行に支障が出てしまう可能性があるということでバルブタイミングは重要なんだなと思い勉強することにしました。


(グーネットマガジン 2019.09.27掲載より



自分のエンジンは面研などされていないノーマルエンジンですがST1のハイカムが装着されています。
ST1のハイカムはノーマル準拠でポン付けでOKということで購入していますが、説明書規定値だと純正よりクランクで3°進角させるようです。


ヨシムラの説明書を頼りに勉強しています。

タイミングホイールを買ってST1のハイカムの底力を見たいと思います。


面研なし、ノーマルカムであればTマーク合わせの切り欠き水平で済む話なのですが、、、

勉強だと思って頑張ってみます。





その前にバルブタイミングのズレによる影響がどのくらいあるのか実感してみたくカムスプロケット穴を拡大して回してみました。


約2mmほど進めてみました。


GS400の450カムスプロケットはカムチェーン1コマで24°のズレです。

1リンク間(半コマ)が約7mmなので 12°:7mm

カムスプロケットの先端が2mm動くとカムシャフト角xはどのくらい進むのか考えると、

12°:7mm

x:2mm 


12:x=7:2

x=3.4° 


くらいかなと適当に考えて進めて見ました。

※絶対に合っていない計算方法ですので参考にしないようお願いします。タイミングホイールを使って上死点からロブセンターを出して計算しましょう。


それでも、バルブとピストンがヒットするのだけは勘弁してもらいたいのでピストンのリセスへ粘土を乗せてシリンダーヘッドを仮組、クランキングさせ、粘土の断面にクリアランスがあるのを確認してから走ることにしました。


粘土の断面は数ミリだったので、その数ミリ分バルブタイミングを進めただけでバルブヒットするということでしょうか?

これはタイミングホイール必須だなと思いました。


試走してみましたが、中速が軽く回るように感じました。(薄くなった?)レッドゾーン付近まではバルブヒットが怖くて回せなかったのでなんとも言えませんが若干のズレでも走りに影響が出るということをなんとなく感じることができました。


ヨシムラのタイミングホイールとアダプターを買おうと決意した1日です。