Z1000に取り付けているZ1000Jのキャブレターを整備しています。


今回はダイヤフラムを張り替えます。

純正ゴムがカピカピになってしまい動作を阻害しています。


純正のダイヤフラムなどはあるわけもなく、バキュームピストンもすでに廃番で手に入るダイヤフラムは社外品しかありません。

今回購入したものについては、質感がしっかりしておりゼファー系の純正ダイヤフラムと遜色ないように感じました。


取り外す前にダイヤフラムの突起位置をマークしておきます。

マークに合わせて新しいダイヤフラムを取り付け、バキュームピストンの負圧穴がエンジン側へ真っ直ぐ向くようにするためです。





既存のダイヤフラムの取り外しについて説明ではヒートガンで温めながらとありますが純正のものでしたら作りがしっかりしていますのでそのまま引っ張っても取り外すことが出来ると思います。


新しいダイヤフラムにシリコンオイルを塗り付け滑りを良くしておきます。


バキュームピストンの溝の上へダイヤフラムを優しく乗せます。

そして、お菓子用のヘラなどを使いダイヤフラムを溝へ圧入していきます。

ダイヤフラムを傷つけないプラスチックやゴム製のヘラであれば、圧入は特に難しくはないと思います。


4気筒分全て張り替えて今日の作業は終了です。

ゴムが柔軟になったので乗りやすくなると思います。