Z1000のブレーキキャリパーを軽整備します。

まず、ピストンを清掃し揉み出しを行いました。


最初は固く動きが鈍いのですが、清掃注油&揉み出しを繰り返すことで指でも軽く押し戻せるようになります。

何度も繰り返しニュルっとピストンを押し戻せるようにやるまで繰り返します。

殻割りしてシール類の交換も行おうかと思いましたがピストン、内部の状態が良さそうなので今回は揉み出しだけ行いました。


ピストンの動きはスムーズになりましたが今度はキャリパー本体の汚れが目立ちます。


ブラシを使い汚れを出来るだけ落としましたが力を入れすぎると本体のゴールドが色落ちしてしまうので難しいです。

また、ブレンボロゴの色落ちが激しいです。


ダブルディスクですので反対側も同じように作業しました。

ブレーキパッドはまだ使えそうでしたが余裕を持って新品に交換しました。



ついでにフルードの交換も行っておきます。


マスターの底には若干の汚れがありました。


新しいフルードへ入れ替えます。


リヤ側も同じように整備しました。


ピストンの揉み出しを行うだけでも車体の取り回しが軽くなりますね。走行時の抵抗が少なくなりスピードアップも望めますので、旧車におすすめのお金がかからないメンテナンスです。