D1のヘッドカバーを角から丸へ変更しました。
ヘッドカバーを取り外したついでにバルブクリアランスをチェックします。
ZⅠ ZⅡのバルブクリアランス 0.05〜0.10mm
OH時に整えてありますので大きなズレはありませんでしたが、一部0.12mmとなっていたのでタペットシムを交換しておきます。
タペットシム交換の際、私は単純な仕組みの社外工具を使用します。
社外工具の使用方法
- タペットホルダーの切り欠きを見える位置へ回す。オイルによって密着してしまっているシムを外す際にピンセットを入れるためです。
- クランクシャフトを回してカム山がバルブを押し込んでいる状態にする。
- カム山がタペットホルダーを押し込むことでカムシャフトとタペットホルダーに隙間ができている。その隙間へ社外工具を挿入する。※この時、タペットシムの上に工具を乗せないように注意。タペットホルダーの縁へ工具を乗せる。
- クランクシャフトを回してカム山を逃がす。うまく工具を使えているとカムシャフトとタペットホルダーの隙間に工具が収まりホルダーを押し下げてくれるので、タペットシムがフリーになる。ピンセットやマグネットを使いシムを取り外し適正サイズと交換する。
最終調整で、バルブクリアランスとタペットシムサイズは以下のような状況になりました。
まだまだ調子良く走れそうです。