負圧式コックを自然落下式へ


CRキャブへ変更するなどして、キャブからエンジン負圧を取れなくなったり、インシュレーターに負圧取り出し口がない車両では負圧式のガソリンコックは利用できなくなってしまいます。


D1へFXタンクを使用したためコックが負圧式コックへ変更となってしまいました。私のD1には負圧取り出し口がないため自然落下式へ加工したいと思います。


定番のGSX1100S カタナのガソリンコックを流用したいと思います。確かGT380のガソリンコックも同じタイプでしたのでご参考ください。


負圧ダイヤフラム側のネジを4本緩め分解したのち、下の写真のようにダイヤフラムを切り取ります。これで負圧の有無に関わらずガソリンが垂れ流される状態となりました。



次にコック側の固定ピンを取り外しコックを引き抜きます。ノブとコック部の間にはバネがあるので無くさないよう気をつけます。



この白いプラスチックコックをノブで回すことででON、RES、PRIを切り替えています。

このPRIの穴を塞いでしまうことでON、RES、OFFのガソリンコックへ加工します。


コックのPRI穴を塞ぐためにこちらのGM-8300を使用しました。


中にウェスなどを詰めて小さい方の穴を塞ぎます。

反対側の穴からの流入経路を塞がないようにしましょう。


固まったところで元のように組み直して完成です。

ノブとコックについては向きがありますが上の写真のようにポッチの大小によって元のようにしか組めないようになっているので安心です。