デクリネゾンという本を聴いた。読んだわけではない。
オーディオブックだから。かなり面白かった。
コロナの時のことが克明に描かれていて、今だと、「えー!」という衝撃がかなりある。
こんな時代もあったね~と、思う反面、自分たち大人はまあ良いとして、子どもたちは一方的にマスコミや大人たちに悪者にされ、ひどい目にあったなあと思いだした。
この小説は、私小説という分類に入るのか?分からないが、入るとしたら、面白かった。
ちなみに、デクリネゾンというのはフランス語で料理という意味らしい。
たしかに、やけに小説の中に飲み食いする場面が出てくる。
そして、酒とたばこの肯定の仕方がよい!
「空気のように必要としている」と。
それじゃ、批判しようはないな。
酒も、飲みも、空気のように欲している人たちにとって、コロナ過は地獄だっただろうな。
たぶん、この小説のすごさは、あと何十年も経てば、もっと分かってくると思う。
コロナ過ちょっとでこれだから。